2021年2月7日 メッセージ要旨
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                     見えるものによらず

                                          ヨハネの福音書 4章43~54節
                                                                                                                                   
     
     私たちは見えるものによらず、信仰によって歩んでいます。
                                  
                                     コリント人への手紙第二 5章7節
 
 この個所は、病気で死にかかっている息子を癒してもらうために訪れた王室の役人に対し、イエス様は、「あなたがたは、しるしと不思議を見ないかぎり、決して信じません」(48節)と仰せになります。

 過越の祭りの間、多くの人々がイエス様を信じましたが、それは、イエス様が行われた奇蹟を見たからにすぎず、苦難が来ると離れてしまう人々であることをイエス様は見抜いておられました(2章23~24節)

王室の役人がいたカペナウムは、ガリラヤにありました(46節)。ガリラヤの人たちがイエス様を歓迎したのも、過越の祭りの間に行われたイエス様の奇蹟を見たからにすぎなかったのです(45節)

繰り返しあわれみを求める王室の役人に対し(49節)、イエス様は、見ないで信じる信仰を呼び起こされます。イエス様は、「行きなさい。あなたの息子は治ります」と仰せになります(50節)。王室の役人は、何も見ていませんが、「あなたの息子は治る」という主のことばだけを信じて帰って行きました。すると、そのことばのとおり、彼の息子は治ったのです。

 目に見える状況が良い時は信頼し、悪い時は大丈夫だろうかと疑う。そのように、見えるものに左右され、囚われていては、困難な時信仰に歩むことができません。見えるものによらず、神の約束のことばに立つことで、信仰に歩むことができるのです(コリント人への手紙第二5章7節)

 見えるところがどんなに困難で、望み得ず、何のしるしも見えなくても、神の約束のことばは必ず成就します。ですから、見えるものによらず、神の約束のことばに立って、信仰によって歩んでまいりましょう。