2021年1月3日 メッセージ要旨
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                     将来と希望を与えるための計画

                                              エステル記 3章1~15節
                                                                                                                                   
     
 わたし自身、あなたがたのために立てている計画をよく知っている──主のことば──。それはわざわいではなく平安を与える計画であり、あなたがたに将来と希望を与えるためのものだ。
                                      
エレミヤ書 29章11節
 
 バビロン捕囚の背景に、将来と希望を与える神のご計画がありました(エレミヤ書29章11節)。エステル記3章でも、ユダヤ人に根絶の危機が迫りますが、その背景に、エステルを用いて彼らを救う神のご計画がありました。

 今世界はコロナ禍にあり、教会もその影響を受けています。しかし、このような状況の背景に、私たちに将来と希望を与える神のご計画があるのです。

 ですから、そのことを信じてまいりましょう。アブラハムは望み得ない時に望みを抱いて信じたのです(ローマ人への手紙4章18節)。彼は妻のサラが赴任のため、自分の家のしもべが跡取りになると考えていた時に、星の数ほどの子孫を約束なさった神を信じました(創世記15章1~6節)。
 
 私たちも望み得ない時に、将来と希望を与える神のご計画に望みを抱いて信じてまいりましょう。神には約束されたことを実行する力があるのです(ローマ人への手紙4章21節)。

 ハマンの謀略は直ぐに実行に移されず、約一年の期間が与えられます。神は執行の月を決めるくじが投げられたとき、そこに介入なさったのです(エレミヤ書29章7節、箴言16章33節)。

 私たちにも様々な困難あるのですが、神に守られている私たちは窮することがないのです(コリント人への手紙第二4章8~9節)。神を恐れれる知恵の道は、御手によって守られる平安の道です(箴言3章17節)。神が私たちのために立てられている計画は、まさに平安を与えられる計画なのです。

 主の民である私たちは、主イエスの十字架の死を身に帯びて苦難にあいますが、それは、その弱さに、キリストの復活のいのちが、苦難を打ち破る神の計り知れない御力が現されるためなのです(コリント人への手紙第二4章10節)。

 神が民に捕囚という苦難を与えになったのは、ご自分を呼び求めさせるためでした(エレミヤ書29章12~13節)。エステル記3章で苦難に立たされてた民も、神を呼び求め祈りました。私たちも苦難の日に神を呼び求め、祈ってまいりましょう(詩篇50篇15節)。

 ユダヤ人を滅ぼすために設けられた第12の月の13日は、神の配剤により、ユダヤ人が勝利する日となりました(エステル記9章)。十字架の向こうには復活があるのです。神の救いのご計画の中にいる私たちは、様々な苦難の中にあっても、圧倒的な勝利者となるのです。

神が私たちのために立てておられる計画は、わざわいではなく平安を与える計画であり、将来と希望を与えるためのためのものです。そのことを信じて、歩んでまいりましょう。