2021年1月10日 メッセージ要旨
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                     神を恐れる知恵の道

                                              箴言 9章10節
                                                                                                                                   
     
   主を恐れることは知恵の初め、聖なる方を知ることは悟ることである。

                                          箴言 9章10節
 
 自分の都合のいいように物事を考えがちなのは、すべての人が生まれながらに持つているのです。人間が主観的である以上、物事を正しく見極める知恵者ではありえ得ないのです(箴言3章7節)。

 この世界を創造された神は、すべてのことを知り、正しく見極める真の知恵者です。その神を主権者として恐れ、神との正しい関係を持つことが、知恵の初め、出発点なのです(箴言9章10節)。

 自分が尊敬している人の意見に耳を傾けるように、神を恐れ敬う人は、神のことばに耳を傾け聴き従います。そうすることで、人は神の真理を知り、物事を正しく見極める知恵を得るのです。

 ラジオは放送局の発信する周波数にピッタリと合っていないと、音がかすれたりして受信できなかったりします。私たちは神との関係がピッタリと合っているでしょうか。御声を聞くために神をますぐに仰いでいるでしょうか。神に聞き従わない人は、実は神を軽んじているのです。神の知恵を得、物事悟るには、神を恐れ聞き従う、神との正しい関係を築くことが大切なのです。

 神に聞き従う道は、険しさの方が目に付きます。しかし、神を恐れる知恵の道は、楽しい道であると約束されているのです(箴言3章17節)。

会食や、旅行など世の楽しみは、コロナ禍にあって自粛が呼びかけられれば、簡単に取りされれてしまいます。

 しかし、神との親しい関係は、何によっても取り去られることはありません。神が私たちとともにおられ、日々お救いくださり、そのみわざを私たちは仰ぎ見、そこにこそ本当の楽しさがあるのです。

 コロナ禍にあって、世の人が先行に不安を覚える中、私たちの日々の生活は、神の御手に守られて平安なのです(3章17節)。恐れるべきなのは、困難な現状ではなく、すべてを支配しておられる神なのです。

 私たちが罪赦され、神との親しい関係を得るために、キリストは十字架の上で私たちの罪を負われました。キリストが私たちを救うためにいのちを捨ててくださった、その愛に応えて、神を恐れ、神に聞き従って、みこころをしっかりと見分ける知恵の道を歩んでまいりましょう。