弘前リンゴ共同防除連絡協議会にて認定した物です 令和6年度 薬 剤 散 布 |
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散布 回数 |
散布時期 |
対象病害虫 | 基準薬剤と 調合順序 |
1000㍑当たり 薬量 |
散布時の留意点 リンゴ生産情報 |
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1 |
4月18日 天気晴れ 気温20度 |
モニリア病 腐乱病 リンゴハダニ ハマキムシ類 ギンモンハモグリガ キンモンホソガ |
べフラン (殺菌剤) 精製マシン油 (殺虫剤) アプロード (殺虫剤) |
1000CC 5㍑ 1000CC |
第一回目の薬剤散布。 生態が早まり例年より10日早い散布。 霜注意。 |
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2 |
4月28日 天気晴れ 気温18度 |
モニリア病 腐乱病 うどんこ病 キンモンホソガ |
カナメ (殺菌剤) カスケード (殺虫剤) 展着剤 |
250cc 250ミリグラム 100cc |
第二回目薬剤散布。 ふじの開花。昨年より12日例年より10日早い。 霜注意。 |
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3 |
5月6日 天気晴れ 気温18度 |
モニリア病 腐乱病 うどんこ病 キンモンホソガ |
ディラン (殺菌剤) ジマンダイセン (殺菌剤) カスケード (殺虫剤) 展着剤 |
250CC 1.67キロ 250CCグラム 100cc |
第3回目の薬剤散布。 |
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4 |
5月15日 天気晴れ 気温26度 |
モニリア病 腐乱病 うどんこ病 キンモンホソガ クロクワカイガラムシ ナシヒメシンクイ アブラムシ類 ハダニ類 |
ユニックス (殺菌剤) ジマンダイセン (殺菌剤) エルサン (殺虫剤) クレフミン (カルシウム剤) 展着剤 |
1キログラム 1、67キログラム 1キロ 4キロ 100CC |
第4回目の薬剤散布。 王林の結実は良好。 |
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5 |
5月26日 天気晴れ 気温22度 |
モニリア病 腐乱病 うどんこ病 キンモンホソガ クロクワカイガラムシ ナシヒメシンクイ アブラムシ類 ハダニ類 |
ディラン (殺菌剤) ダイアジノン (殺虫剤) ネオミックス (カルシウム剤) 展着剤 |
500CC 1キロ 4キロ 100CC |
第5回目の薬剤散布 ふじの不正結実が多い。 |
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6 |
6月5日 天気晴れ 気温24度 |
モニリア病 腐乱病 うどんこ病 キンモンホソガ クロクワカイガラムシ ナシヒメシンクイ アブラムシ類 ハダニ類 |
ラビラナイト (殺菌剤) サイアノックス (殺虫剤) ネオミックス (カルシウム剤) 展着剤 |
2キロ 1キロ 4キロ 100CC |
第6回目の薬剤散布 ふじの不生結実が目立つ。 その他は順調に進行。 県リンゴ生産発表ではりんごの結実は多い場所で82%少ないところで18%としています。特にふじの不正結実が目立つ。 |
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7 |
6月17日 気温28度 天気晴れ |
モニリア病 腐乱病 うどんこ病 キンモンホソガ クロクワカイガラムシ ナシヒメシンクイ アブラムシ類 ハダニ類 |
チオノックス (殺菌剤) モスピラン (殺虫剤) うらら (殺虫剤) ダニ王手 (ダニ剤) カルマッチ (カルシウム剤) 展着剤 |
2リットル 250グラム 250グラム 500cc 1.3キロ 100cc |
第7回目の薬剤散布。 今回は非常大事な薬剤散布で特にダニの発生前に散布する事とクヨ虫が発生しています。 その他は順調に進行しています。 |
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8 |
6月28日 気温30度 天気晴れ |
モニリア病 腐乱病 うどんこ病 キンモンホソガ クロクワカイガラムシ ナシヒメシンクイ アブラムシ類 ハダニ類 |
オキシンドー (殺菌剤) アーデントフロアビル (殺虫剤) カルマッチ (カルシウム剤) 展着剤 |
824グラム 500CC 1.3キロ 100cc |
第8回目の薬剤散布。 昨年多く見られた褐斑病対策。 他は順調 |
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9 |
7月12日 天気晴れ 気温31度 |
モニリア病 腐乱病 うどんこ病 キンモンホソガ クロクワカイガラムシ ナシヒメシンクイ アブラムシ類 ハダニ類 |
オキシンドー (殺菌剤) フェニックス (殺虫剤) 展着剤 |
824グラム 250CC 100CC |
第9回目薬剤散布。 | |
10 |
7月23日 天気晴れ 気温33度 |
モニリア病 腐乱病 うどんこ病 キンモンホソガ クロクワカイガラムシ ナシヒメシンクイ アブラムシ類 ハダニ類 |
ダイパワー (殺菌剤) オンりーワン (殺菌剤) ダントツ (殺虫剤) オーマイト (ダニ剤) 展着剤 |
1キロ 500CC 250グラム 1.34キログラム 100cc |
第10回目の薬剤散布 褐斑病対策、ダニ発生対策。 その他順調。 |
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11 |
8月6日 天気晴れ 気温32度 |
モニリア病 腐乱病 うどんこ病 キンモンホソガ クロクワカイガラムシ ナシヒメシンクイ アブラムシ類 ハダニ類 |
アリエッティシー (殺菌剤) オリオン (殺虫剤) 展着剤 |
1.25キログラム 1キロ 100cc |
第11回目の薬剤散布。 順調に生育しています |
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12 |
8月20日 天気晴れ 気温32度 |
モニリア病 腐乱病 うどんこ病 キンモンホソガ クロクワカイガラムシ ナシヒメシンクイ アブラムシ類 ハダニ類 |
ダイパワー (殺菌剤) イカヅチ (殺虫剤) コロマイト (ダニ剤) 展着剤 |
1キロ 666グラム 1リットル 100CC |
第12回目の薬剤散布 順調に生育しています |
炭そ病 | クワコナ カイガラムシ |
ナミハダニ |
黒点病 |
褐班病 |
ミダレカ クモンハマキ (幼虫) |
リンゴハダニ | モリニア病 (葉ぐされ) |
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病 名 腐らん病 人間の病気で言えば癌と同じ。見過ごすと段々樹全体に広がり、やがては伐採する事になる。 早めに見つけ処理する以外に方法はない。 |
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腐乱病 |
平成14年8月一連の無登録農薬騒動は、十月二十六日の青森りんごの安全宣言で一区切りがついた。重苦しい産地のムードが続いていた状況の中で、この宣言は正直言って全生産者をはじめとする関係機関の誰しもが少しばかりの安堵感をもったに違いない。 これに至っては無登録農薬を使用した生産者の非は率直に認めなければならないし、消費者なくしてりんご生産は成り立たないことも痛感したものと思われる。「安全でしかも安心して食べていただく」、これは生産する者にとっての原点であり当たり前のことである。決して他人事ではなく一人ひとりがその責務の重さをしっかり受け止め、次年度以降の生産に心機一転して臨みたい。 それにしても今回支払った本県りんご生産者の代償は大きかった。無登録農薬の散布園やそれに伴う隣接園などを含めると、およそ七十六ヘクタールほどの園地が廃棄対象園となり、約千八百三十トン余りのりんごが焼却処分されている。 県産りんごの生産量からすれば、ほんの一%にも満たない数量とはいえ、直接かかわった当事者の苦しみや様々なケースで及ぼした影響は計り知れないほどのものがあった。 これを契機に国では農薬取締法の改正案が国会で議論されているが、内容は非常に不透明である。全国的に問題となった無登録農薬問題だけに、もっと各県の生産者から改正に向けた現実の意見を国は吸い上げるべきである。ただ罰則や規制強化に終始し、生産者いじめをするだけの法改正では問題は決して解決しないだろう。 改正にあたっては、海外から持ち込まれる農薬や化学物質の水際対策はもちん登録失効農薬の速やかな公表とその情報伝達、さらに回収という一連の対策、そして、国をはじめとする行政の指導体制の強化が生産現場では極めて重要である。回収費用など使用する農薬の販売価格にスライドするような風潮も是正しなければならない。また、登録農薬の適用作物の拡大も必要不可欠であろう.支払った生産者の代償がこうした声として反映され、分かりやすい新農薬取締法でなければ意味がない。 以上新聞の社説 |