(第一次?)剣山スーパー林道ポタ

 

日程・コース概要
日程天気気温経路
9月16日
(土)
曇り
涼しい
自宅→二色ノ浜→和歌山港→
→徳島港→M先輩旧宅
9月17日
(日)
晴れ→曇り→雨
寒い
→剣山スーパー林道→M先輩旧宅→
→徳島港→和歌山港→自宅
9月18日
(月)
雨天中止

 

 9月某日、T先輩からの『ポタのお誘い』というメールが届きました。以下引用

9月16日〜18日に四国の剣山スーパー林道という

日本一長いダート

を走破しに行 きます。
全長87.7kmの未舗装路という言葉に惹かれるアホな子はメール下さい。 いまのところ参加メンバーはM、T、S、( I )です。
交通費は自走+フェリーなら往復5,000円でいけます。この夏ツアーに行かない 人、行くけどまだまだ走り足りない人、合宿なんかじゃまだまだつぼリ足りない 人はすぐ返信して下さい。質問でもいいです。
ちなみに雨天中止です。
 自分は9月中は総合演習のおかげで、平日にまとめて休みが取れませんでした。しかし、打って変わって9月の3連休は暇で、『なんて俺向きなポタ!』と思い。日程内容を確認した後で参加の旨を連絡しました。

 

前日までの準備

 自分の自転車はブロックタイヤではなくスリックタイヤだったので、このままではダートに入ったとたんにパンクしてしまいます。そこで、先輩たちと一緒にブロックタイヤを買いに行くことに。

 この時に一番困ったのが、タイヤのサイズ。自分の自転車はクロスバイクに分類される、街乗り用の自転車なので使えるタイヤの幅がMTBよりも狭いという欠点があったので、普通のサイズのブロックタイヤがはまらなかったのです。そのせいもあり、長々と店でタイヤを探しまくり、ついに購入商品が決定。
 後輪が余裕がないため、1本3千円ちょっとの高いものを買う羽目に orz 。幅の狭いブロックタイヤは少ないのでこのねだんのものしかありませんでした。その反面、前輪は安いものを選びました。前輪は幅に多少の余裕があったため、選択肢も広かったので、店の奥に眠っていた1本980円の物を購入。おそらくこの安さの原因は、タイヤに入った薄緑のラインがダサいからだと推測されます。ただ、財布の中身を考えるとこれ以外の選択肢はありえなかったんですが・・・。

 ただ、実際のダートを走ったときにはなんら問題は無かったので、いい買い物をしたと思います!こうやって、自分を納得させないとやってられません。後輪は実際にいいものですし。

 

9月16日

 この日の集合が和歌山港に9月17日・0時5分 だったので、早く着きすぎることは明白でしたが暇でやることが無かったのと、ナイトランを避けるために昼から出発。

 どうも、早く着きすぎそうだったので、二色の浜に途中寄って行きました。マップルに『白砂青松100選』とか書かれてあったらそりゃ行っちゃいますよ。

 ただ、地図に府道40号線が2本あり、しかも位置が少し紛らわしく間違えてしまいました。おかげで岸和田だんじり祭りとモロに衝突。勢いのある神輿が見れたのは良かったけど、寝袋をつんだ自転車では人ごみは精神的にも物理的にも通りにくかったです。

 

二色の浜

 5時過ぎに到着。迷ってなけりゃあ、4時半ごろのはずだったのに・・・。海のほうを見ると景色がいいのですが、浜のすぐ横を高速道路が通っていて感動半減。すこしがっかりです。
青松1
松だけを取ってみました。
海のほうの景色はいい感じ。
青松と高速道
反対方向を見てみると・・・。
高速道
堂々とした高速道。
かなり景観上邪魔です。

 

 その後、孝子峠を通り和歌山に到着。市内の和歌山城付近の街路樹を見て周り、和歌山ラーメンを食べて、港に到着。この時8時半ごろで後は、睡眠・音楽・読書のローテーション。10時半ごろにT先輩が着くまで暇・暇・暇。助かりました。

 11時ごろにS先輩がつき、輪行して徳島へ。輪行のおかげで往復1200円浮いてます。やったね。

 その後、M先輩の旧宅へ。徳島港から3分ほど。近い!事情を説明しますと、今は引っ越して徳島にあるこちらの家は使っていないとのことで、荷物を置かせていただいたりとベースキャンプのように使わしてもらいました。寝床も確保できましたし、これは本当に助かりました。

 

9月17日

 2時間ほど寝てから出発。寝る前に振っていた雨も止み、晴れ。

入り口

 剣山の入り口までが結構遠く、40km弱は走りました。しかも、600mぐらいのアップがありなかなかにしんどかったです。しかも、入り口に着いたときには雨も少しづつ降り出していました。ここから5kmほどはまだまだ舗装路が続きました。

 そして、ついにダート突入!雨+長いアプローチで下がっていたテンションが、走りにくいダートに入ったらさらに下がってしまうものかと思ってたのですが、実際は真逆も真逆。全員テンションあがりまくり!この時のためにいろいろ準備して、長い道走ってきたんだから、今考えれば当然のこと。

 ただ、テンションが保てたのも10kmほど。登り道が延々につづき、走りにくい道に、強くなっていく雨、高度が上がるにつれて下がっていく温度、などもあり徐々にノーマルテンション→ローテンションへと変化。そして、何よりもやばかったのが昼飯。自分とS先輩のたっての願いで昼飯となったのですが、屋根も無く、雨も強い上に体を動かしていないのでどんどんと体温が低下していく一方。風が吹けば雨脚も強くなるわでもう大変でした。3回生曰く、「一度も経験したことの無いほどのツボリ具合」だとか・・・。そんな状況を体験できただけでも、ある意味いいポタ?かな。

 飯を食べて、体力は回復。さらに動き出すと体温もあがってきて、さぁ走ろうという気もおきましたが、のこり60km分岐がなく、逃げ道もなくなってしまうので3回生が総合的に相談したところここで積極的撤退をすることに。ここまで3時間で約20kmというペースだったので、制覇するころには夜中の10時ごろになってしまっちゃうし、雨が強くなるだろうことも予想できたので妥当な判断だったと思います。

 この後、上った分を下るのも大変でした。800mぐらい下りっぱなし?しかも、グネグネ道!完全にブレーキシューがなくなってしまいました。道の駅で1時間近く休憩して、体力・気力は回復。さらに、山を降りていくのですがこの時の雨が一番激しかったです。スーパー林道にいたらそのころどうなってたんだろう?

 M先輩の旧宅に4時過ぎに到着。念のためにとフェリーに運行状況を聞いたところ、なんと最終便が6時25分!!!ここでも、台風の影響が・・・。いそがにゃやばいということで、荷造りして港へ。あとは、船→電車と乗り継いで帰宅。

 

 

 今回、やはり台風の影響は大きかったと思います。スーパー林道での雨に、さらには帰りのフェリーとずっと台風に振り回されっぱなしでした。メンバー全員が悔しい思いで帰ってくることになってしまいましたが、あそこでダートに挑み続けるのは本当に命の危険もあったので仕方なかったと思います。ただ、道としばらく並走している川はとても綺麗だったし、マップルによると晴れた日の景色は最高らしいので、第二次があることが十分に考えられます。そのときは、天候なだおも調整して制覇に向けて頑張りたいと思います。今回はあくまでも積極的撤退ですw

 

 

 

 

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

チャリ部のカメラ小僧とも呼ばれる、T先輩から写真を頂きましたのでその一部を載せさしてもらいます。

 T先輩に感謝です。

スーパー林道入りたての道です。
この時はテンションがめちゃくちゃ高かったですw。
雨も降ってなかったし、まさかああなるとは・・・。
kkk
kkkこういう、歴史的な名所が意外に多くありました。
林道は隣を綺麗な川が流れています。
真夏に入るととても気持ちよさそうです。
kkk
kkkかなり山の上のほうでの写真。
おそらく、高度1000mは超えてます。
寒すぎますし。
霧も深すぎますし。
そろそろ、やばい?
ここでしぶしぶ引き返しました。
今度来た時には、絶対に走りきってやる!
kkk