3月5日

 この日は朝から輪行の日。CLのI君は既に実家に帰っているので、集合地岡山までの輪行です。僕は実家の最寄り駅から出発。住道→尼崎→姫路→相生→岡山の順序です。
 しかし、いきなりトラブルが発生しました。雨が降っていて、めちゃくちゃテンションが下がった・・・↓。
 そのせいかどうかは知りませんが、大学の最寄り駅から出発する予定だった二人が遅刻。輪行スケジュールに1時間のずれが出てしまいました。さてさて、この先どうなることやら?

 遅刻以外は当然何事もなく3人で移動。岡山で輪行を解除しつつ、I君と合流。めちゃくちゃ少ない荷物ですずしげに、I君がやってきたときはうらやましかったです。
 さて、その後は岡山を観光。あまり時間もなかったので、岡山城と後楽園だけでしたが・・・。
 まずは岡山城へ。城の前に立っただけでわかる、異常なまでの新しさ。なんていうか・・・、新築ですか? まぁ、きれいなこと。ただ、きれいな城って全然厳かさとか、壮大さが感じられないんです。一応城壁の中も見に行きましたが、昔の資料といえばちょこっとだけある昔の石段のみ。「天守閣はもういいでしょ?」ってことで、終了。  次に後楽園へ。日本三名園の一つであるこの後楽園はなかなか良かったです。ただ、梅とか桜とか蓮とか、花が満開である時期とはずれていて残念でした。前に行った兼六園もそんな感じだったので、こんどはこういう場所にちょうどいい時期に出向きたいと思います。
 ただ、花の他にも池や小川、茶屋がありとても和める雰囲気だったことに変わりはありません。やっぱり三名園です。 最後の方は時間に押されていたこともあり、従業員さんに「早く帰れ!」オーラの出た一言をかけられてしまいました。
 外に出て、期間限定の桜ソフトを食べました。桜の香りはしましたが、ランク的には普通でした。

 さて、遂にI君の実家へ。京都の方の家には以前泊めてもらったので、今回で2度お世話になっていることになります。
 感想としては、大きい。そして、きれい。変な言い方かも知れませんが、いい家です。
 さらに、晩飯も朝飯も作ってもらいました。美味しかったです。本当にお世話になりました。

3月6日

 朝ご飯を作ってもらい、さらに早朝の寒い中、出発まで見送ってもらいました。しかも、妹さんまで。本当にI君の家族はやさしいなぁ、と思いましたね。
 で、集合写真を撮って出発。若干家族写真な気もしましたが(笑)。

 この日通る街は 〔 岡山→福山(広島県)→尾道 〕の予定でした。
 朝から風邪が強かったです。この日ずっと、先頭を走っていたのは僕なんですが体で直に感じました。かんりしんどかったですよ。
 岡山の近くは見所が多いので、道中立ち寄った場所がありました。
 まずは、吉備津神社。なんか良かったです。古さとか、大きさとか、広さとか。相変わらず下手な説明ですね。で、ここの神様に旅の安全を願いお賽銭を入れました。その後一人一人が何故かおみくじを引きました。僕は、7福神御籤を引いて、結果が末吉(微妙)。確か内容は「ちゃんと見通したてて、回り見ろよ」みたいな感じでした。
 他にも面白い御籤があり、その一つがファンタスティック・イエローことH君(以下ファンタスティック・イエローで通します)の引いた『英語御籤』なるもの。何が英語かというと、裏面に英語が書いてあるだけなんですが・・・。ちなみに大吉。
 さらに奥に行くと学問の神様が祭っている社があったので、単位を落とした方はお祈りさせられることに(笑)
 こんなことをしていると、めちゃくちゃ時間が経ってましたが、それでも造山(つくりやま)古墳に上りました。この古墳は日本で4番目の大きさで、かつ上ってもいい古墳では日本一だとか。うるさい案内板が教えてくれました。
 せっかくなので、全員で登ってみましたが何があるわけでもなく、草木が生えた場所でした。やっぱり、ヘリとかから見ないと古墳っていう実感が得られません。

 本当に時間が押してきていましたので、ずっと尾道までは走っただけでした。途中へんなおじさんに遭遇。真っ白のスーツに身を包んだ人で、介護センターの車に乗っていました。
 何が変な人かというと、僕たちにひたすら「右斜線を走れ」と呼びかけてきました。わざわざ自転車を止められてお説教みたく言われたときもありました。何で右斜線を走れって言うかの理由が、「真正面から自転車が来れば見えるから」らしいんですが、色々間違っていた気がします。まぁ最終的には無視しましたが・・・。ファンタスティック・イエローはなんかメッチャ怒ってた気がします。

 福山に到着。2号線沿いにめちゃくちゃでっかいショッピングセンターがあったので、その中のマクドで昼食をとりました。そこで僕は、「ハンバーガー×4と水」を頼んだのですが、このことでプレツアー中延々といじられ続けました。実はいつもやってることです。ていうか、金のない人は結構やってると思うのですがそんなにおもろいかなぁ?

 今度は2号線を通って尾道まで移動。この区間は車線数も多かったのでまだそれほど危険ではなかったです。
 尾道では僕のリサーチしたラーメン屋「朱華園」でおやつ(?)としてラーメンを食べました。まぁ10段階で6or7ぐらいの味。おいしいけど、よくあるって感じでした。
 そのまま、マップルにのっているダイエーで晩・朝飯の準備を買い出ししました。さらに、そこの警備員のおじさんに風呂屋の場所を尋ねました。全然業務と関係ないにもかかわらずおじさんは快く答えてくれました。さらに、おちていた財布をそのダイエーに届けました。もう、色々間違えているかと(笑)。

 このあたりで宿泊していれば後の一苦労がなかったのですが、わざわざしまなみ海道へと出発。次の日の行程も長いのでできるだけ進もうという意図はあったんすが、やっぱり大変でした。
 で、ついに一つ目の島向島への新尾道大橋を渡ります。通行料が10円。皆珍しがって写真取ったり、おもしろがって10円を徴収箱に入れたりしました。「わざわざ10円かよ・・・」
 ちなみに、橋の上でJAMprojectのBREAK OUT!の歌詞をぱくって「超えるぜ!」とか言っていたのは別の話(そこ、引かないで〜)。
 橋の上は強風がビュンビュン吹いてました。しかし、打って変わって島の中は穏やか。本州に近いこともあり向島はそれなりに民家や買い物のできる場所も多かったです。何も買い物をせずにスルーでしたが・・・。
 そのまま、まだ明るかったので因島への因島大橋も渡りました。この橋まで上がる道と、橋が長かったせいもあり橋を渡りきったころには真っ暗。「ツボった・・・」全員がそう感じた瞬間でした。とりあえずマップルには少し行けば公園があると表記されているのでそれを目指すことに。宿の条件としては「水場がある・光がある」ことのふたつが最低条件です。
 その二つの条件を満たす場所がかろうじてありました。それは・・・トイレ。悲しいですがこれだけが頼りでした。満場一致で宿に決定されてしまいました。まぁ、回りも真っ暗で主要道路からは離れていたので人(車)が立ち寄ることはないだろうと判断できましたし、実際そうだったのでいいでしょう。
 ここで晩御飯の炊き出しをして就寝。トイレの中にロールマットを敷き、その上で寝袋を使い寝ました。めちゃくちゃ汚いトイレではなかったので良かったです。風を防御できることが利点でした。



 人として大事なものを捨てた瞬間。

3月7日

 朝起きたときに寒かったです。トイレ(泣)の入り口の通気口の先にはちょうど足先があって、足元が異常なくらい冷えていました。
 で、早々とポンピング開始。早く火をつけて温まりたい気持ちや出発を早くしないといけないとか色々考えてささっとこなしました。当然僕が動き出したので他の人たちも起きてきました。
 約一名を除いてはでしたが・・・。黄色い人です。まぁ、ほっといて調理にかかります。朝飯は飯8合(1人2合!)と「うちのご飯〜豚ごぼうのすき煮〜」。これがめちゃくちゃ早く出来上がりました。何か嬉しかったです。温かいうちに食べるため寝てる子を起こして早々と食べました。準じているI君はそれほど食べる量の多い人ではないのでしんどそうでした。後から考えれば炊きすぎた気がしますね。

 朝の海は穏やかで非常にきれいな景色が見れました。灯台とかが良く見えました。朝のうちは風も弱く、きれいな晴れ空。走る風景は海景色、とかなりさわやかサイクリングができました。なんと珍しい!美しいしまなみ海道景色がしっかりと目に焼き付けられました。ちなみに、美しいしまなみ海道にはインラインスケーターもいました。
 伯方島についたのが9時40分ぐらいだったので、まだ道の駅が開いていませんでした。ここでの目的は「伯方の塩ソフトクリーム」だったので休憩を取ることに。ただ、休んでいる間に体が冷えてしまいました。ここからはあまり気温も上がらなかったので結構寒く感じました。
 さて、お目当ての「伯方の塩ソフトクリーム」を買ったのですが、なんと自分が食べる前に落としてしまいました。しかし、なんてやさしい販売員さんが僕を見かねて、タダでもう一ついただきました。本当に優しい方で、さらに伯方島の観光場所である「赤灯台」を教えてもらいました。瀬の流れが速く(最高9ノットだそうです)とてもおもしろかったです。小さい渦潮みたいなものも見られましたよ。

 このあたりから、準じているI君がばててきました。彼はインフルエンザからの病み上がりで頑張ってたので当然といえば当然です。しかも、格好の休憩場所・昼飯場所と思われた、「道の駅よしうみいきいき館」が定休日でしたorz。道の駅は常々空けといてください!本当に!
 仕方がないのでそのまま来島海峡大橋をわたってしまうことに。全長が4kmもあるこの橋はめちゃくちゃ見ごたえ・走りごたえがありました。しかも結構な高さもあり、下を見るのが少し怖かったです。
 そして、恐怖感をさらに煽っていたのが、風の強さ。海の上で高いところなのでそりゃ結構な風が吹いていました。I君がとてもつらそうでした。頑張って風よけになってたんですが、意味あったのかな?
 そんなこんなで、長かったしまなみ海道とその島々を突破し四国側に上陸。休憩もそこそこに、準備のいいS君と合流する予定の今治まで走ることに。まぁ、遠くないですが・・・。
 で、到着してみるとなにやら向こう側に輪行解除をしている方が。ドンピシャのタイミングだったようです、S君と労せずして合流できました。そのまま駅構内にあったちょっとお値段の高いパン屋さんでお昼ご飯を取りました。

 さて、後は松山まで走るのみ。ただ、ここからまた風が強くなり始めました。しかも僕が引っ張っているときに限って強く吹いていました(気のせい?!)。おかげで、称号「風のCL」をいただくことができました。結構格好いい称号ですが、中身がいやですね。たぶん海沿いを走っていたせいだと思います。
 途中の道の駅で「田舎ぼっかけ丼」という物を食べました。無駄に道の駅でご飯を食べることにあこがれていたせいです。わざわざ、時間をとらせてしまった感がありますが、まぁ過ぎたことは気にしません。味が美味しかったのでOKですよね?
 松山市内についたころにはあたりが暗くなり始めていました。そのせいもあり、今日のお宿である「I君のばぁちゃん家」を唯一知っているI君が道に自信がないって言い出しました。正直ヒヤッとしましたが、ちゃんと道を覚えていたようです。ツボらずに済みました。
 I君のおばぁちゃんはやさしい人で初対面の僕達4人に普通に話しかけてくれました。が・・・若干僕が人見知りしました。周りから「そういうキャラじゃないと思ってた」とか言われましたが、ごめんなさいそういう性格です。人付き合いってとても難しいんですね、僕にとって。頑張って改善します。
 美味しいご飯が大量に用意されてたので本当に助かりました。さらにはおじさんにビールまで差し入れしてもらいました。ただ、皆疲れていて飲む気にはならなかったようです。
 何故か、セブンブリッジをしてから寝ました。わざわざ遅くまですることじゃないですorz。

3月8日

 朝起きたのは温かい布団の中でした。睡眠時間もたっぷり確保です。頃合のいいことに朝ごはんを作ってもらいました。こんな穏やかな朝はこの先10日ほどは訪れません。あまりにも悲しい未来ですね。
 この日の予定は松山市内見学で出発予定時刻は10:00.ご飯を食べ終わったのが確か9:30だったので余裕。特に準備する荷物もなく、全て放置させてもらえることになってました。が・・・コタツがあまりにも気持ちよすぎたのでしょうか?たった3日ですが結構過酷だったので皆快適空間から出ることができなくなっていました(笑)。結局何をするでもなく、出発した時刻は11時でした。

 最初の目標は松山城。市内のどこからでも見えるような高い位置にある松山城にはロープウェイで登ることにしました。というか、徒歩で登れることに誰も気づかなかっただけなんですが・・・。そんなことはさておき、駐輪場がいい値段とられてしまうので、回避のために愛媛大学に駐輪!看守さんがいたのでヒヤッとさせられましたが何も言われずに通ることができました。おそらく同業者がこの大学にもいるんでしょうね。ロープウェイ乗り場までは徒歩10分ぐらい。
 ロープウェイ乗り場までの道は何かおしゃれな感じがしました。乗り場の建物も結構きれいで立派でした。その前にあった。『坊ちゃん』をモチーフにした写真用の板(顔を出して写るやつです)に黄色い人が顔を出して写真撮影されました。ぼっちゃん、まどんな、赤シャツ、うらなり君、ヤマアラシ、狸とあった全部に写りました。すごい根性だと正直に思いました。 見てるほうが・・・(ry
 ロープウェイに乗っている時間は実はたかだか3分ほど窓の外には松山市内と咲き始めた桜が見えました。
 さて、松山城の門の前に到着。岡山城とは違い荘厳な感じが出ています。ただ、実は両方とも戦火にはみまわれてるらしく、岡山上の場合はそれがひどかったということです。松山城も被害は少なかったものの、雷が落ちたことがあるそうです。そのせいで一部は補修されたのだとか。歴史ですね。
   城の天守閣の前にある広場は何でか知りませんが小学生であふれかえっていました。子供が嫌いなK君(僕じゃないよ)がけっこういやそうな顔をしてました。
 いよいよ、天守閣に向かいます。松山城は難攻不落の城らしく、天守閣に入るまででも相当曲がり角があります。その角ごとに攻撃できるポイントが用意されていて、そのおかげで堅固な守りを誇ったそうです。どこにいても攻撃されそうな威圧感が感じられました。自分の立っているところの壁に絶対小窓があることがそれを証明してました。
 天守閣内も同じように攻めにくい形になっています。階段が急だったりするのは定番ですね。あまり関係ないですが、結構寒かったです。床は冷たいし、高い位置ってこともあって風がビュンビュン入ってきました。市内一望の景色は最高でしたが、寒かったので長時間見る気にはなれませんでした。
 見学時間が長い組と短い組にいつの間にか分かれてしまっていたので、先に見学が終わった3人(僕はこっち側の人間)は上映されていたドキュメントを見てました。天守閣の飾りをつけるのには苦労したんだとか。
 その後とてもおなかがすいていた僕達は途中にあったお土産やさんで「伊予柑ソフト」を頼んで食べてました。そこに、店のおばちゃんが「このポスター貼るのを手伝って〜」と頼んできたので、一番背の高い準備のいいS君がお手伝いしました。すると、坊ちゃん団子やら、伊予柑の饅頭やら、タルトやら、お茶やらと何故か色々振舞われてしまいました。次から次に何故か出してもらえました。タルトにはなんか3/1(このとき3/8)って書いてましたが気にしません。せっかく色々もらったのでここで坊ちゃん団子×3を購入しました。これ以降の旅で、僕のサイドバッグには常にこいつが入っていました。こっちは賞味期限は問題無しです。チェックしました。

 ロープウェイを降りると全員おなかがすいて仕方がなかったみたいで、早く食べたいんですが全然意見がまとまりません。僕の横暴気味に「なか卯」に決定して。ご飯食べました。
 その後大学の駐輪場に戻ると、黄色のH君の鍵が見当たらないという事態に!大変だと大騒動して、各方面探してみると、以外にもフロントバッグから発見されました。普段とは違うところに入れていて気が付かなかったみたいです。おっちょこちょいですね。まぁ、鍵が見つかって何よりでした。
 時間に余裕のあるはずだったのに、気が付けばあまりなく道後温泉にすぐさま出発。ぼっちゃんの舞台の一つですね。でかい銭湯でした。どっちかというと温泉旅館のような構えでした。2階や3階には休憩室がありお金を払えばそちらでとてもいい雰囲気が楽しめるそうですが、今回は風呂のみ。今度ゆっくりと上で休んでみたいです。
 温泉には「坊ちゃん泳ぐべからず」という作中に使われた言葉が張られていました。なんとも面白い演出ですね。湯からあがってからはぼーっとしてました。さすがに温泉でゆったりするのは何も問題無いですよね?
 その後は道後温泉街を観光。有名なカラクリ時計も見てきました。ちょうど6時のカラクリ発動を見ることができまして、ぞろぞろと人が集まってきました。僕は集団の輪からは一つ距離を置いて見ていたんですが、時計の周りの人の集まりっぷりがすごかったです。群がってました。

 帰りには色々と不足品や翌日の朝飯、補給食を買い出して再度I君のおばあちゃんの家へ。やっぱりたくさんのご飯が用意されていました。結構多かったみたいで、相変わらず小食のI君はおかわりできませんでした。
 さて、翌日がまた結構な距離を走るということでこの日は早めの就寝でした。

3月9日

 この日が最も走行距離が長い日。朝は4時に起きて昨日買い出しておいた朝食をとり準備をして出発。出発の前にI君のおばぁちゃんが見送りに外へ出てくれました。「何もできなくてゴメンね〜」とか言われましたが、全然そんなことありません。本当にいろんなことをしてもらいました。ありがとうございました。
 出発前には恒例の出発写真を撮りました。

 さて、6時ちょっとすぎに出発。朝が早いこともあり市内の交通量が少なく、ペーランで走りやすかったです。気候も穏やかで朝は問題なかったです。
 途中で「松山坊ちゃんスタジアム」という野球場があるんですが、僕は以前からここを見たいといっていたのを皆が汲んでくれたみたいでした。皆が近くで待機していて、僕は一人で球場前まで行き写真を撮りに行きました。その際に、球場前まで自転車で行く道が見つからなかったので、皆も待たせていることもあり仕方なくDASH!急いでいって撮影して帰ってきました。
 帰ってきたときに「お前が行った方は坊ちゃんスタジアムじゃないで。」と、ヒヤッとするようなことが言われましたがこんな写真を撮ったので間違えるはずがありません。どういうことなんでしょうか?
 約10分の時間をとってもらったりして、わざわざとまってくれたりと本当に嬉しかったです。一応時間無いらいいよとは伝えていたんですがね〜。なんかめちゃくちゃ嬉しかったです。

 その後、市内域を抜けて海岸線沿いの道「夕焼け小焼けライン」に突入です。完全に朝焼けの中で走ってました。夕焼けが美しいそうですが、それ以外にも平たい道で広々と海が見える様子は美しかったです。
 「道の駅ふたみ」にはモアイがいました。ここできれいな朝焼けを見ながら休憩でした。
 さて、できるだけ体力のあるうちにガンガン進みましょう。朝のうちは体力の続く限り進みました。てか黄色の人H君が先頭で走ってるとかなりペースが速かったです。そのぐらいじゃないと困るんですが、やっぱり凄いと思いました。ガッーー、っと「夕焼け小焼けライン」の続きをずんずん進みます。途中に「菜の花ライン」とかかれた場所もありました。右を向けば海。左を向けば黄色い菜の花の花壇。かな〜り気持ちよく走れます。
 長浜大橋で休憩して再出発です。この先ちょっと走ったところに国道197号と県道255号の分岐があり、国道はトンネルが多いということで回避。県道側を走り始めた直後にアップ開始でした。しかも、結構登りました(200upくらい?)。その後はクネクネと曲がった道を細かくアップダウンする道がしばらく続きました。高い位置からなので眺めは抜群にいいんですが、いかんせんしんどかったです。このあたりから、体力が徐々に削られていくのを感じました。足が重い・・・orz。
 原子力発電所が見えて、その後「道の駅伊方きらら館」に到着。お昼ご飯♪・・・とはいきませんでした。食堂の無い小さな道の駅だったので、仕方なく栗ソフトクリームと名物のじゃこてんを食べました。他の人も同じく何か食ってました。
 お昼ご飯の取れない道の駅など用はありません。次の道の駅が近いことは地図を見れば分かるので早々に出発しました。基本的にはくだりの多い道だったので、7kmぐらいの道のりも短く感じました。・・・っていうか、こんなに距離が離れてない道の駅ならどっちか片方は全然いらないってことじゃないですか?
 「道の駅瀬戸町農業公園」は大きな道の駅だったので食事できました。子供嫌いなK君以外は、全員名物っぽい丼を食べました。美味で量もそれなりにあり好感をもてました。さらに、その後ソフトクリームを食っている人たちもいました。腹がいっぱいの僕は今回はやめときました。
 ここから三崎港まではもう一息です。が、なんか道の駅の情報によるとこのあたりは強風地帯として有名らしく、そのおかげで風力発電がしやすいんだとか。確かに常に横風は吹いていましたが、それほど強風といった感じは無かったので運がよかったです。基本的には下りの道(何故か登り返しもありましたがorz)だったので楽でした。三崎港に着いたのが2:40でした。
 さて、ここからの問題は佐多岬(四国最西端)をピストンするかということ。ただ、別府行きの船が4:30(誤差があるかも)発だということで、無理と判断されました(設けていた到着リミットは2時)。実はせっかくここまで来たのでぜひ行ってみたかったんです。ただ、フェリーに乗り遅れると10:00まで、完全なる暇になるというリスクもありやめておきました。近くの名物・アコウ樹で我慢しました。フェリーを待合室で待っているときは皆疲れた様子でした。結構スピード出してましたから当然といえば当然ですが・・・。
 そして、フェリー出発のときがやってきました。さらば四国よ。旅立つ船は、宇和島運輸!いけなかった佐多岬は遠くから眺めることにしました。しばらく角度を変えながら佐多岬を見送り、四国を見送り、遠くに見える。九州が!

 船内では寝てました。

 そして、あたりも暗くなり遠くにあった九州が夜景となり近づいてきました。はるばる来たぜ、別府!
 フェリーおりばからの行程では、何故か誰もあまり下調べをしていませんでした。準備のいいS君だけが地図上によく分からない点を打っていた程度。それを頼りに晩飯・朝飯の買いだしポイントを探します。そして、そのポイントはきっちりとsy区品スーパーでした。そして、このお店結構安い!ありがたかったです。
 買出しをして質素なご飯を調達したあとは、利便性がよさそうな別府駅へと向かいました。この後で、風呂とネカフェの位置を探さなければならないので当然の選択でしょう。このとき僕は少し胸騒ぎがしていました。「なにかが起こる・・・」と。
 そして予感は見事に的中。なにやら別府駅の奥の方に、怪しいロンゲの方が自転車を組み立てているではありませんか。そうN君でした。そして以外や以外。独りで別府に乗り込んだと思われたN君の横には、マヨネーズで有名なT君もいました。全員でN君に無視攻勢をかけ、T君にばかり話しかけました。
 この日の風呂は、何故か別府市内にあって「町立高等温泉」と名乗る銭湯。しかも、300円の割りに相当のしょぼさを誇るGKH(がっかり風呂)。何故か浴室に寒い風が吹き込む、洗い場が二つしかないほどのしょぼい風呂。完全にミスチョイスでした。後になって考えたんですが、湯の町別府なら、探せばいい風呂が見つかったはずです。完全に下調べしなかった僕達のミスです。
 コンビニの店員さんに別府のネカフェの場所を聞き、移動。
てか、ネカフェ体験談を別枠で書きたいと思います。こう御期待・・・。

ネカフェ体験談

とりあえずここまで。写真は後で追加する予定です。