自分は自転車が好きだ。自転車は自分が強くこげばこぐほど早く走ってくれる。まるで、自転車が応答してくれているようでもある。
別に目的地もなく、理由も無く自転車をこいでいることが楽しいときもある。そんなときに、「あぁやっぱり自転車っていいなぁ。」としみじみと思う。
個人的な前置きはさておき、自転車は一般的に見ても素晴らしいものだと思います。
まずは日常的な用途から見て、近所へ移動するには自転車がいちばん便利だと思います。普段のお買い物でもおばちゃん方がたくさん利用しておられますね。荷台さえあれば、人間が持つよりも多くの荷物を積むことができます。自転車ならばあまり疲れることなく軽快に移動できると思います。
また、実際に電車を利用するよりも短時間で移動できる場合が多くあります。電車での移動の場合、徒歩の移動も同時に必要になるため、直接的に移動できる自転車のほうが時間がかからないという経験は、結構よくあるのではないでしょうか?
原動機付き自転車・バイク・車は必ず燃料を必要とします。特に、最近ガソリンの値段も高くなっています。環境に対する配慮も様々な所で騒がれています。それらのことを踏まえると自転車はやっぱり素晴らしい!自転車はこれらの移動媒体に比べて格段に燃費がよいことがわかっています。まぁ、人間のエネルギー変換効率が高めであることを考えれば簡単に想像できることですが・・・。
日常生活の延長線、たとえば通勤にも自転車で使ってる方もいらっしゃります。これを読んだ方々も、少しの移動ならば自動車の類ではなく、自転車に切り替えてみてはいかがでしょうか?意外とお金と時間の両方が浮くと思うのですが・・・。
しかし、日本では自転車での中距離移動はあまり定着していないと思います。本当は自転車は軽車両扱いなので車道の端を通ることになっているのですが、相当車からは嫌がられます。自転車専用の道がある道路もまだまだ少ないのが現状です。
ところで欧米のほうでは、自転車で移動することを念頭において、街づくりをした都市があるそうです。自転車が生活のちゅうしんとして動いている町・・・。一度そんなところで生活をしてみたいと思います。
このように日常的な利用を増やせば、エクササイズにもなってよいかもしれませんね。
さて、ここからは少し趣向を変えて、まだまだチャリ旅経験の浅い私なりのチャリ旅の魅力を伝えようかなと思います。
やっぱり、比較的に安いことが、挙げられると思います。自転車は燃料要りませんし、食べ物は自炊のような形式なので、食料大目に買うと安いです。また、野宿するのでホテル代は当然かかりません。大学生に入って貧乏旅行するのは一種の憧れでしたので、自分にマッチしているとも思います。
おそらく、自転車で行く旅は鮮明に記憶に残ると思います。自転車で行くには当然、山道を登ったり、長い道を走ったりと自動車や電車で行くよりも多くの苦労を伴います。しかし、そのことによってただ目的地の景色だけではなく、そこまでのプロセスが重要な導きとなって多くの記憶を呼び覚ましてくれると思います。
また、疲れた脳は物事を考えません。だから見た景色をそのまま感覚だけで捉えることができ、素直な感動に浸れるのではないかと思います。
たぶん先輩たちが見たら、「青くさい!」とか言われそうですが今のところ、所詮この程度しかかけない若造だと自分でも認識している次第です。