◆災害時の支援体制◆
災害時!自分の支援者2人、知っていますか?
広島市の災害弱者の支援体制はどうなっているのか?
安佐北区アイアイカフェ/広島市役所の皿田泰弘氏の講演
広島市では、健康福祉局の中の部署で、平成17年に
「災害時要援護者支援制度」のガイドラインを策定し、平成19年から
実施段階に入っている。
適用される人々は、要介護3以上の高齢者や障害者で、
視覚障害者は1〜3級の人々が該当する。
(ただ支援できる家族が同居している場合は当てはまらない。)
地域の民生委員が訪問して対象者の調査を進めている。
各区役所と民生委員は対象者に対して2名ずつの支援者を決めておく。
しかし実際には援護するには、当事者の同意が必要である。
平成19年には1000人を超える不同意者がいたが、現在は300人
足らずになっている。
「障害者の皆さんにこの制度を理解してもらって、無事に逃げてもらいたい」
と取り組んできた成果であろう。
避難所では、たとえば車椅子用のトイレが必要だったり、トイレの位置等
配慮が必要の事柄が多く、一般の避難所では生活が難しい。
現在、特別養護老人ホームなどの既存の施設の共用や連携を考えている。
これは避難が長期にわたる場合でも対応できる。
※4月24日 安佐北区アイアイカフェには41名(うち障害者18名)
の参加があり、席上、東日本大震災への募金が6104円集まりました。
このお金は広島市視覚障害者福祉協会に預託いたしました。
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