濱松ゼミホームページ

濱松ゼミ ホームページ

アメリカのTV番組に現れる口語英語の分析

ゼミ風景

専修大学文学部英語英米文学科にて英語学を専門分野として扱う3・4年生対象のゼミナールは4つありますが、当ゼミはその一つです。
これからゼミを選ぶ本学科の1・2年生を主な対象として、多くの方々に関心を持っていただければという願いからゼミを紹介するのがこのホームページの目的です。
なお、当ホームページは学科公式サイトのゼミ紹介ページにリンクが貼られていますが、学科公式サイトとは別に指導教員が個人的に開設するものです。

更新記録

2021/10/7
英語英米文学科2年生を対象として、10月13日(水)昼休みにミニ説明会(オンライン)を開催します。参加方法等、詳しくは学科全体のゼミガイダンスでの配布物をご覧ください。

2021/10/7
英語英米文学科2年生を対象として、ゼミ説明会(オンライン)を開催しました。多くの方にご参加いただき、ありがとうございました。

2021/9/19
卒業研究トピックを更新しました。その他、ホームページ全般を改訂しました。。

2020/1/6
令和2年度ゼミ配属では本ゼミに多くの方々から志望していただき、誠にありがとうございました。引き続き、どうぞよろしくお願いたします。

2017/3/22
卒業式の後、日本武道館前で4年生が集合し、記念撮影をしました。

ゼミ風景

ホームページ目次

当ホームページの目次です。この下の表の下線部分をクリックしていただくと該当の項目(またはページ)に飛びます。どうぞお時間の許す限り、ゆっくりとご覧ください。

ご挨拶 ゼミ指導教員並びにゼミ長(ホームページ開設時)よりご挨拶いたします。
ゼミの内容 ゼミで毎週取り組んでいる内容を紹介します。
卒業研究紹介 毎年の卒業研究のトピック(タイトル)を紹介します。
ゼミ写真館 ゼミ室等より、ゼミ生たちの様子をお伝えします。
各年度のゼミ紹介 各年度(学年)毎にゼミの雰囲気をお伝えします。
ゼミ生から学科1・2年生へ 未来のゼミ生に現役ゼミ生からのメッセージです。
ゼミFAQ 一問一答形式でゼミに関する疑問にお答えします。
卒業生の進路 ゼミ卒業生の主な進路をご紹介します。
指導教員の研究紹介 指導教員の研究を紹介します。
リンク集 ゼミ・英語学・英語学習等に有益なウェッブサイトをご紹介します。
Privacy Policy ホームページをご覧いただくにあたりお願いしたい事柄です。

ご挨拶:濱松ゼミホームページへようこそ!

ゼミ指導教員よりご挨拶
お忙しい中、わざわざこのページを訪問してくださり、ありがとうございます。
指導教員である私がゼロから勉強して作成しました。文字を中心とした素朴なものですが、今後もより充実したものにするよう努めてゆきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

ゼミ長(2015・2016年度)S.A.君よりご挨拶【現在は東京都中学校教諭】
このホームページに目を通していただき、ありがとうございます。
ゼミで扱う内容だけでなく、写真館ではゼミの雰囲気や様子を見ることができますので、ぜひ最後までご覧ください。
私たちの活動に少しでも興味を持っていただけたら幸いです。

ゼミの内容

ゼミの簡単な紹介
このゼミでは米国内で実際に放送されたホームドラマを視聴し、口語英語(話し言葉)をゼミ生が分担して分析・発表する形式で進めます。
「ネイティブスピーカーがどうして自由に英語を使うことができるのか」を常に念頭に置き、英語学・言語学の観点から分析します。同時に、口語(会話)表現を収集し、場面毎の使い分けに注目して分析します。
ゼミでの発表を基に各自が研究トピックを持つことを重視し、英語における様々な現象を分析した成果を3年の内から発表し、卒業研究へと発展させます。

スクリプト分析の実例と面白さ
短いストーリーが毎回入れ替わる形式で、飽きずに楽しめ、かつ興味深い口語表現がたくさん詰まっています。英語学・言語学の知識を学ぶことで、スクリプト自体が格好の分析対象になり、卒業研究のトピックも豊富に提供してくれるのです。
このゼミでの内容にしっかり取り組むことにより、卒業後もずっと、英語を楽しみながら深く味わう為の視点と知識が身につきます。
<例1>
A: So you ate your way to it?
B: I made a judgment call. You weren’t there.
解説:これはAがBに向かって、冷蔵庫にあったパイを食べたのかを確かめ、それに対してBが答える、という場面です。
ここで"ate your way to it"という表現が目につきます。もちろん、食べたのはyour wayではありません。これは一体どういうことなのでしょうか。
judgment callという表現の表す意味は、judgmentとcallの意味を合成したものではありません。辞書には出てこないような鮮やかな表現(例:power-walk, caravanned that house)を含め、語が形成されるプロセスを探求します。
最後に、Aは疑問文でたずねているのに、BはYesであるともNoであるとも言っていません。それにも関わらず、コミュニケーションが瞬時に成立しています。この背後にある仕組みを考えます。
<例2>
A: What's up?
B: Uh, well, you know, uh, Mom's in town.
解説:What's up?はHow are you?の意味を表す口語表現、というだけでよいのでしょうか。Bのwell, you knowといった、あまり意味のないように見える表現はどんな気持ちを表すのでしょうか。場面に応じた口語表現の使われ方を理解すると共に、話し手の頭の中にあることが、感情も含め、どのように言語化されるのかを深く考えます。
<例3>
A: Wow. How about that?
B: Killed a bear once.
解説:英語の文では時制文には必ず主語が存在しますが、実際には会話文ではこのようによく主語が落ちます。これも例外と片付ける前に、どういう場合に省略が起きるのかを調べ、その性質を探ります。

卒業研究紹介

英語英米文学科の卒業研究は論文形式に限定されていませんが、本ゼミは論文作成にこだわります。論文を仕上げるプロセスを通じ、社会に出てからの仕事を含め、様々な知的活動において、必ず役立つ筈です。

各自がリサーチトピックを決め、スクリプトを分析した成果を卒業研究としてまとめます。形態論(単語の構造・意味)・語用論(言語によるコミュニケーション)・統語論(文の構造)の他、学校文法・英語語法等が指導可能な分野です。

リサーチの面白さ・楽しさ
ゼミ生は押しつけられるのではなく、自らトピックを選び、学期末の研究発表に向けて準備をする過程で、リサーチの面白さに気づきます。
ゼミ生は3年の内からリサーチトピックに取り組み、3年次の最後には研究発表をした上で、4年次の4月を迎えます。
こうしてゼミ生は早い段階から卒業研究の準備をしていることになります。早くから始めることで、就職活動にも十分に時間を割くことができ、満足のゆく卒業研究につながります。
以下、4年生の最新の卒業研究トピック(タイトル)及び3年生のリサーチトピックをご紹介します。

ゼミ写真館

ゼミの様子を写真でご紹介します。どれもよく雰囲気が伝わってくるものばかりです。

  1. 4年ゼミ長です。英米文学科2年生の皆さんに向けて、歓迎のポーズをとってくれました。
  2. ゼミ風景

  3. 研究発表の光景です。ゼミ長も真面目に発表を聴いています。出来る限りの感染対策を講じ、教室でゼミを開いています。
  4. ゼミ発表風景5

  5. これもゼミ室での発表風景です。ゼミ室には大画面テレビが設置され、DVDやPCの映像を流しながら進めます【追記:2021年度は教室でゼミを開講しています】。
  6. ゼミ発表風景6

  7. 懇親会の様子です。この日は3・4年ゼミ合同です【追記:昨今の社会情勢により、飲食を伴う課外活動は停止中です】。
  8. ゼミ懇親会

各年度のゼミ紹介

各年度(学年)毎のゼミの人数等をご紹介します。なお、令和3年度、3・4年は別の時限にゼミを開講しています。

ゼミ生から学科1・2年生の皆さんへ

現役ゼミ生並びに卒業生より、ゼミを志望・検討される皆さんへ、生のメッセージをお伝えします。どうぞ参考にしてください(学年はいずれも取材当時)。

  1. 3年生H.T.さん、M.T.さん、A.Y.さん
    雰囲気について
    ゼミ室に入ったらアットホームで、楽しく過ごしています。
    先生がフレンドリーで、よく話しかけてくださいます。また、ゼミ生個人個人を気にかけてくださります
    わからないことや質問があれば、先生がお時間をとって丁寧に教えてくださります。

  2. 同上
    内容について
    扱っているドラマ自体がとても面白いですし、英語学の面からネイティブスピーカーの会話文を理解すると、さらに楽しいです。
    私個人としては、ドラマや映画を見る時も、似た表現や言い回しがあると、今まで以上に内容がわかり、とても嬉しかったです。
    英語学初心者でも、先生がそれぞれの分野についてレクチャーしてくださります。わからないと不安にならなくても大丈夫です。
    英語力よりも、興味を持った会話文を掘り下げることが大事になると思うので、英語力に自信がなくても取り組めます。英語力のある方も、より話の内容や、表現が理解できて、楽しいと思います。

  3. 同上
    取り組みについて
    個人で取り組むよりも、みんなでゼミを行う雰囲気です。
    先生が、オススメの教材をそれぞれに教えてくださるので、やるべきことが明確で、計画が立てやすいですし、勉強の時間配分がしやすいです。
    英語学初心者でも取り組める本を紹介してくださるので、取り組みやすく、どう課題を進めるべきか、明確になります。
    先生が前もって、レクチャーをしてくださるので、答えるべきポイントや、どこに注目して取り組むべきか、わかりやすいです。

  4. 4年生Tさん
    発表後に先生からの手厚いフィードバックがあるので、楽しく、かつより深く専門的に学習ができます
    二人一組でペアを組むので自分の出来ないところと相手の出来ないところを補い合い、協調性が身につきました。

  5. 4年生Mさん
    卒業研究は自分の興味ある研究を先生のサポートをもらいながら自分主体で進めることができます

ゼミFAQ

Q1:負担はどの程度あるのでしょうか?
A1:他のゼミと比べて、極端に負担が多いということはありません。
毎回のゼミへの出席と発表準備にはしっかり取り組むことをお願いします。これは本ゼミが特に厳しいというのではなく、どのゼミでも同様だと思います。3年次では、発表は学期に1回で、他に研究発表が年に1回ありますが、後者は卒研準備を兼ねるので、その分、後になって負担が減ります。
もう一点、スクリプト分析及び卒業研究に必要な英語学の知識を身につけてもらいますが、これもゼミ及び講義科目を通して皆で一緒に学びます。

Q2:統語論は苦手なのですが大丈夫でしょうか?
A2:大丈夫です。英語学の他分野を勉強してもらえばよいです。逆に統語論が好きな人はその知識を思い存分生かすことができます。できれば好きになってほしいのですが(笑)

Q3:英語学はこれまで勉強したことがありません。ついてゆけるでしょうか?
A3:まったく心配いりません。例年、ゼミに入るまでに英語学を学んだことのない人が大多数を占めます。最初は発表に必要な知識だけを押さえ、徐々に専門知識を身につければよいのです。英語力に自信がなくても、英語学は誰でも勉強さえすれば身につけることができます

卒業生の進路

卒業生のほとんどが就職の道を選びます。公立中学・高校教員(東京都・千葉県・新潟県)、大手航空会社客室乗務員、大手証券会社、システムエンジニア、空港グランドスタッフなど、多彩な分野で活躍しています。
一方で、中学・高校の教職志望も一定数おり、英語学の専門知識を生かして大学院に進学する人もいます。大学院志望者はもちろんの事、教員志望の学生にも、このゼミでの学修内容は大いに役立ちます。本人の希望があれば、大学院・教職を意識した指導を早くからおこなうようにしています。

指導教員の研究紹介

学部卒業以来、英語学の中でも統語論と呼ばれる分野を中心にして研究してきましたが、近年は形態論を扱う機会も増えてきました。英語の名詞句を主な対象として、統語論・形態論の枠組みにより、他言語との比較、史的変化などにも取り組んできました。特に動詞からの名詞化について集中的に研究しています。
一方、ロンドンでの在外研究中に学んだ語用論、特に関連性理論の観点からスクリプトを分析する事にも近年、力を入れるようになりました。
より詳しい研究業績等はこちらをご覧下さい。→専修大学研究者情報データベース

指導教員のロンドン日記(2004年度の在外研究時のエッセイ)