暮らしの歳時記(99)

寒い春です。

今年の春、異常な寒さが続きます。4月も中旬というのに1月の気温、イヤー参ったね、と言っているのは人間だけで植物はしっかり春の装いを始めています。伊豆高原の我が家の花木たちも新芽を伸ばし始めました。桜が散るともみじの新芽が芽吹きます。我が家の5本のもみじ、葉の形も色もそれぞれですがいずれのモミジもしっかり春を感じさせてくれます。ああ、春なんだなーと思わず見とれます。気温がちょっと平年と違っても植物たちの花が咲く順番も新芽が開く時期もいつもの年とさほどの違いはありません。彼ら植物たちからすれば季節への順応性に欠けた人間の行動がおかしくて仕方ないのかもしれません。ちょっと寒いくらいでさ、大騒ぎするんじゃないよ、無理筋なことをしてるからじゃないの、と植物たちに笑われているかもしれません。でもね、農業を生業としている人は大変な苦労をしているんだよ、と私、ちょっと言い訳をはさみます。植物たちは反論します。あのさー、季節はずれの農産物を作ろうとしているからだよ、ちっとも分かっていないねと。春には春の作物を、そう、旬のものを作っていれば大変な思いなんぞしなくていいのに、と至極当然のことを言います。農作物を例にしましたが我々人間は自然との共生よりもいつの間にか自然と対峙するような行動が目立ってきています。植物たちの言う通りなんですよね。無駄なエネルギーを使って季節はずれの作物を作る農作業者たち、大変ですね。無理してるよね、と思います。自分で家庭菜園で野菜を育ててみてしみじみ、そう思います。我が家の家庭菜園の野菜、市場から消えたころに収穫です。野菜の旬が分かる、それだけでもガーデニングの成果と言えるかもしれませんね。ちょっと話が飛んでしまいましたが季節と折り合いをつけながら旬の野菜を育てるガーデニング、まあ、いいか、を地で行く伊豆高原での四季折々の日々です。

2010/4/18記

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