暮らしの歳時記(86)

土寄せをする。

伊豆高原での我が家の家庭菜園、秋は初秋から苗を育てたり種を直蒔きしたりと四季の中でも色々な作業をする季節です。今年はどんな野菜を育てようとああでもない、こうでもないと思いを巡らせ、さあ、種蒔きです。ブロッコリーは横浜で苗を育て、昨年よりちょっと早めに畑に植え付けました。今秋は野菜は全て直蒔き、水菜、チンゲン菜、ほうれん草、ターツァイ、春菊を栽培することに決めました。畑を耕し肥料を入れ畝を作ってマルチングをしました。最初に水菜とチンゲン菜の種蒔きをしました。一週間後、芽が出ましたので二本ずつ残して間引きしました。一週間ごとにほうれん草、ターツァイ、春菊の種を蒔き、それぞれ芽が出たところで間引きしました。本葉が出揃ったところで一株ずつにするのですが葉が伸び始めると風の影響で葉が揺れてか細い茎が折れ、萎れてしまうことがあります。間引いて一本仕立てにする時に丁寧に土寄せをしてあげます。先日、チンゲン菜、水菜、ターツァイの間引きをしようとしたのですがチンゲン菜、水菜、ターツァイの何本かの茎が萎れていました。チンゲン菜:ふうー、助かった、と。俺ももう少しで萎れるところだったよ、ありがとうと。別畝の水菜とターツァイたちからも声がかかりこれだよこれ、助かったな、俺たち、と嬉しそうでした。海から吹き上げる風なんでしょうか、ちょっと風が吹くと強風ということがあります。芽が出たばかりの野菜の茎は弱く、彼らが無事成長して我が家のご馳走となるためには彼らの思いを慮って手入れする必要があります。口が利けない野菜たち、人間が面倒みてやらねばなりません。風よけのための一株ずつの土寄せ、大変な作業なのですが大事です。口が利けない野菜という生物と共に生きる我々、土寄せ後の見違えるほどの彼らの成長を見ると、よかったなと心底思い、これでおいしい野菜が食べれるなとほっとする伊豆高原での四季折々の日々です


2009/9/20記

トップページへ戻る           Copyright(C) 2006-2009 Kunisan All Rights Reserved.