暮らしの歳時記(78

皇帝ダリアの茎との会話。

昨春に隣人のために私が植え、見事に咲かせた皇帝ダリア、1月上旬、隣人と一緒に皇帝ダリアの茎を切り、保管の仕方を説明し保管してもらいました。3月下旬、隣人が保管していた皇帝ダリアの茎の植え方を私が説明しながら手本を示した後、残りの茎を隣人が数日かけて植えつけました。その隣人が植えた皇帝ダリアの芽が全て出揃いました。茎を植えつけて約5週間後です。嬉しそうに私に報告する隣人、まだかまだかと思っていたところでしたので嬉しかったのだと思います。私もほっとしましたね。ところがです、隣人より2週間も前に植えた我が家の皇帝ダリア、うっそー、芽が出ていません。前回、地中では芽が出始めたと報告しましたが、また掘り返して皇帝ダリアに尋ねました。今年はどうしちゃったの、芽が伸びないよね、と。皇帝ダリア:うん、もうとっくに芽が地上に出てないといけないんだけどね、ちょっと苦しんでる、と。俺はほんと、伸びたいと思ってるよ、でも芽が伸びるだけのパワーが出ない。俺も去年のことは知ってるけど、ほんのちょっとの差でダメみたい。お隣さんはどうなの、と皇帝ダリア。隣人のはしっかり芽が出たよと私。実はお隣さんは私の指導通りに保管したんだよ、と私。そうか、新聞紙で包んでレジ袋に入れて保管したんだね、と皇帝ダリア。俺たちは新聞紙に包まれてそのままだったものね、乾燥し過ぎたんじゃないかな、今年は諦めな、もう疲れたよ、来年はお隣さんから貰って育てればいいんじゃない、と皇帝ダリア。こんな事になるとは予想だにせず、今年、茎を配った友人、知人に私の不手際を話し、詫びを入れました。皇帝ダリアの茎の湿度管理を甘く見た私、簡単ですよと隣人に説明し、知ったかぶりをしての今回の失敗です。幸いにも隣人の皇帝ダリアの茎がしっかり芽が出たのが唯一の救いです。一年に一度の機会を逃し、生物を甘く見るなよと諭された伊豆高原での四季折々の日々です。


2009/5/24記

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