暮らしの歳時記(61

季節の移ろいと日照時間。

 我が家の庭の草花、強風で倒されてもすぐにまっすぐに天に向かって伸び始めます。植物には脳がないのになぜ太陽に向かって伸びるんでしょうね。昔なら子供電話相談室で人気者だった、ズウズウ弁の無着成恭先生に電話して聞いてみたいところです。あのね、植物の目である光受容体が青色光に反応して動くんだって、との回答がでてきそうなのですが 実際のところ、なぜかはまだよく分かってないみたいなんですね。光合成するのに最も効率的になるようにだろうと、勝手に思っております。なぜ、を機会に季節の移ろいについて調べてみました。我々日本人には当たり前の日本の四季、季節の移ろいには日照時間が関係しています。太陽、そう、植物が生長をしていくためには日照時間がとても大切なことは誰でも分りますが日照時間は地域によって異なります。地域ごとに植生が違うのもそのためです。日本を含む中緯度から高緯度の地域ではほとんどの植物が季節の変化に合わせたライフサイクルを持っています。植物のライフサイクルは日照時間に依存しています。冬から次第に日照時間が長くなり気温が上がり、春が訪れ、夏から次第に日照時間が短くなり気温が下がり、秋になり、やがて冬になります。植物はこの自然のサイクルを利用して花を咲かせ、種子などで子孫を残すための生殖活動を行っています。我々が実感する四季ですね。このシステムを日長反応と呼び、日照時間が13時間以上で開花する植物を長日植物と呼び、9〜13時間で開花する植物を短日植物と呼んでいます。今、秋です。秋には短日植物の菊や皇帝ダリアが咲くんですね。日本の緯度は多くの種類の植物が育つ環境にあり、さまざまな種類の花を四季折々に楽しむことができると言うわけです。我々はとても恵まれた環境で生活していることに今更ながら感謝です。さあ、強風でまた支柱が傾いてしまった短日植物の皇帝ダリアの面倒をみなくっちゃ、と思う伊豆高原での四季折々の日々です。


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