
暮らしの歳時記(51)
野鳥の子育て。
春、伊豆高原では4月上旬から野鳥の子育てが始まります。我々はダーウインの進化論による昆虫も樹木も野鳥も、共に進化してきた、まさに共生の世界、自然界の感動のドラマを目にします。野山の木々が芽吹き、昆虫の卵が孵り青虫になります。同時期に野鳥たちもそろそろ餌の準備も出来たなと卵を産み、雛を孵します。この自然界の秩序、遥かなる時間をかけての進化によって、とは言うものの、まあ、私のような単純な人間には、神が創りたもうた世界ですな、
と勝手に決め付けてしまいます。我が家の庭に野鳥のための巣箱を掛けて3年目です。伊豆高原で巣箱を利用する野鳥はシジュウカラ、ヤマガラ、スズメです。巣箱を利用する野鳥、いつも不思議に思うことがあります。何だと思いますか?。我が家の庭には多くの野鳥がバードフィーダーの餌を摂りに訪れます。それらの野鳥の中でどんな選別を経て我が家の巣箱の住人(?)になるんだろう、ということです。どうやって決まるんでしょうね。不思議です。晴れて我が家の住人となった野鳥たちの子育ての奮闘ぶりは本当に感動ものです。巣作りと抱卵はメス、子育ては共同作業なのだそうですが、雛が孵り、雛の鳴き声が聞こえるようになると、もう、大忙しです。夫婦で早朝から夕方までひっきりなしの餌運びです。餌を与え、雛の糞を銜えて飛び立ちます。時にはオス(多分)がメスに餌を口移しにしてまた餌採りにと言う光景を目にします。ワシはもう疲れたとかワタシもうだめとかはないんですね。卵を産んでから約一ヶ月、無事、巣立ちです。雛が巣を出て近くの庭木に移り、親鳥のもっと強く羽ばたいてとの激励の鳴き声に応えて一所懸命、羽ばたきの練習をする雛鳥、見ている人間も思わず、頑張れと口に出ます。無事、成鳥に育って、また我が家の庭に戻ってきて欲しいなと思う伊豆高原での四季折々の日々です。
2008/5/11記
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