暮らしの歳時記(50

新緑に思う。

 待ちに待った桜も散り、桜並木も新緑のトンネルです。そして落葉樹の木々たちが次々と芽吹き、それぞれの新緑を見せてくれます。秋の紅葉も日本の秋そのものと言う感じがしますが、春の新緑も日本そのものです。というのも新緑で目に鮮やかなのはやはりカエデなんですね。もみじという科、属はなくカエデのある種のものをもみじと呼んで親しんでいるのですが紅葉の名所は実は新緑でも名所なんですよね。日本にはカエデの種類がことのほか多く、里山、森をひときわ鮮やかにしてくれています。春の風を感じ、穏やかな陽気とともに新緑の美しい季節を満喫できる我々は他国民では味わえない幸せ者です。この季節、素人画家も素人写真家もそれぞれの思いを抱き、無我夢中で絵筆を振るい、またシャッターを押したりしているんでしょうね。新緑の種類は何種類とは言えないアナログの世界です。黄色系から青みがかった緑まで、まあ、自然界の色の多様性は人知を超えてますね。画家、写真家たちを多いに悩ませる素材です。人それぞれ、好みの新緑があると思いますが私の一番のお気に入りは我が家の庭のハウチワカエデです。カエデ科の植物は約400種類もあるそうですが我が家のカエデ、鮮やかです。明るい黄緑で日差しに透かしてみると透明感がありなんともいえない瑞々しさです(写真)。みなさんも晩秋の紅葉の思いを胸に、同じコースで新緑を楽しむハイキングに出かけてはいかがでしょうか。春の陽気に包まれて秋とは違う雰囲気を満喫できると思います。私はこの新緑の時期に渓流釣りに出かけます。釣果がなくとも目に鮮やかな新緑の下で渓流に釣り糸を流し、これが健康の秘訣なんだよなと思う伊豆高原での四季折々の日々です。

2008/4/27記

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