暮らしの歳時記(43

季節の移ろいにつき合う。

 本格的に二地域居住を始めて6年目に入りました。振り返ってみると長いような、短いような5年間でした。右往左往しながらガーデニング、家庭菜園を始め、少しずつ頭で描いたことをやってきましたが達成できたことはほんの少しですね。日本の季節は四季がはっきりしており、ああ、春だな、そろそろ夏だなと頭で理解できても、肌で感じていても、目の前で繰り広げられる自然の変化の早さについていけていない自分を知り、そのたびに自然ってすごいなと思ってきました。最初の2,3年の友人、知人との挨拶でどうですかと聞かれ、「まだ季節に追われて忙しい」と答えたものです。ん?!。皆さんにはこの話をなかなか理解してもらえませんでした。実際に我が家の狭いながらのガーデニング、家庭菜園を見てもらってようやく納得してもらったものです。ガーデニングにしても家庭菜園にしても一つひとつの作業は年に一度しかできないんですよね。ですから少しずつしかレベルアップできません。先日のTV放送の中で米作りの名人が「まだ三十数回しか挑戦できていないんだよね」と言ったのを見て自分の作業を振り返って納得したものです。ガーデニング、家庭菜園を通して季節の移ろいとつき合う生活は都会での生活とは全くの別物です。環境破壊とは対極にある植物、その植物と共に暮らす昆虫、野鳥の営み、よく見れば見るほど不思議に満ち溢れています。姿、形、色等々、少なくとも人間という生物が絶対に作り出すことができない世界がそこにはあります。そんなすばらしい世界を垣間見るとこの地球上で人間という生物が我が物顔に振舞う様は異常です。横浜ではどっぷりと世俗に暮らし、伊豆高原の生活で我に返る(?)横浜と伊豆高原との二地域居住者ですが、我々人間はもっと謙虚に自然と共に生きなければと思う伊豆高原での四季折々の日々です。

2008/1/20記

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