暮らしの歳時記(39

仰ぎ見る皇帝ダリアの顛末。

 皇帝ダリア(または木立ダリア)、メキシコが原産地の草丈が4m以上にもなるキク科の短日植物です。と知った風ですが、実は昨年の秋、皇帝ダリアを育てた友人から教えてもらい、今年の春、挿し芽用の茎を三本もらい、4月に伊豆高原の庭に三角形を形作るように埋め込みました。4m以上にもなる皇帝ダリアです。支柱をどう立てるかを考え、そうだ、毛利元就の三本の矢構想でやろうと決めた結果です。4月の下旬には芽が出てゆっくりと、しかし確実に太くなりながら伸びました。7月下旬には2mを超える高さになり、そろそろ三本の支柱を立てなきゃと考えていた矢先、台風襲来で一本が上部30cmのところで折れてしまい、当初の毛利元就構想はボツになり、仕方なく、三本の茎に園芸用の鉄パイプを2本継いで4mの支柱を立て、8の字結びで止めました。その後、台風で折れた茎も脇目が伸び始め、生育が思わしくない他の一本と同じくらいの高さ、3mになりました。残りの一本は竹のようにすくすくと伸び、4.5m。3mの高さのところで支柱に8の字結びで茎を支えましたが、あまりの高さに強風と戦いながらの皇帝ダリアですが11月8日、最初の開花に続き、次週、かなりの数の花が咲き、うわー、綺麗なもんだねと友人達と談笑しながら眺めました。ところがです。横浜に戻る日の朝、台風のような強風が吹き、皇帝ダリアが支柱ごと、渓流釣りの竿のようにしなっているんですよね。もう見てられません。横浜に戻り、4日後に伊豆高原にやってきました。すごいですね、皇帝ダリア、一本も折れてなかったんですよね。だいぶ蕾が傷みましたがしっかりと咲いているじゃないですか。支柱が柳に風のように適度にしなり、折れずに済んだようです。よく頑張ったねと声をかけずにはいられませんでした。ここまで来たらなんとか霜が降りるまでに無事、咲ききってほしいなと願う伊豆高原での四季折々の日々です。

2007/11/25記

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