暮らしの歳時記(35

カッコウ時計を掛けました。

 カッコウ時計、日本では鳩時計と呼ぶそうですがカッコウの鳴き声で時刻を報せるのですからやはり欧米流のカッコウ時計がぴったりです。実は、今まで別荘には掛け時計がありませんでした。時間に追われる生活をしている訳ではありませんので誰でも持ってる腹時計があれば別に不自由なことはないんですね。それでもいい時計があったらというのが心の片隅にあったんでしょうね。実は8月末から9月上旬の10日間、モンブラン(シャモニー)、マッターホルン(ツェルマト)をぶらぶら歩くトレッキングの旅に行ってきました。一箇所に3泊か4泊するというゆったり計画でしたので参加したのですが幸いなことに天候にも恵まれ滅多に日本人が歩かないルートをのんびりとトレッキングできました。最後の宿がチューリッヒに近いルツェルンという旧市街のあるきれいな街で、ぶらぶらと散歩がてらウインドーショッピングをしていたところカッコウ時計が目に止まりました。おみやげなど買わない私ですがあっ、そうか、これだと衝動買いしてしまいました。大きな梱包箱、買って後悔です。宿に戻り、箱から中身だけを取り出し、布に包んでなんとかパッキングできましたが一汗掻きました。別荘に持って来て説明書を読み、2.1m以上の高さに掛けなさいとのこと、松毬をデザインした重さ1260gの錘でゼンマイを解き8日間動きます。カッコウの鳴き声も同じ1260gの錘で動かします。一時には一回、二時には二回と時刻分だけ本当に素敵な鳴き声で時刻を報せてくれます。二つのフイゴを使ったカッコーの鳴き声、ドイツ職人の技が偲ばれます。伊豆高原にはカッコウはおリませんが別荘でのカッコウ時計、ぴったりです。横浜から別荘に到着してカッコウ時計の鎖を引いて錘を上端まで引き上げるのが最初の仕事になりました。時計ごときのこのひと手間がいいんだよなーと思う伊豆高原での四季折々の日々です。

2007/9/30記

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