暮らしの歳時記(19

スクーバ・ダイビングの後日談。

 スクーバ・ダイビングをギブアップして数日後、6kmのジョギングも楽しみましたし、どうにも腑に落ちません。なぜ駄目だったんだろうと考えました。はっと気づいたのが車(船)酔いです。実のところ、私は子供の頃、車酔いがひどく、遠足のバス旅行が大の苦手でした。何百人かの同級生のなかでも五本の指に入るくらいのひどさでした。大人になってからは毎日、通勤で電車を利用するようになり、人並みとは言えませんが飛行機、電車、船等を利用しても大事に至るようなことはなくなりました。それでも乗り物で移動中の読書、ビデオ等は控えます。今回のスクーバ・ダイビングの講習でもメディカルチェックがあり、チェックリストの中に「短時間で、または極端に乗り物酔いをする」という項目がありましたが、日常生活では克服しているつもりでおりましたので「No」にしてしまっていたんですね(「Yes」の場合は医師に相談する必要があります)。そんな私がいきなり宇宙空間ならぬ水中での無重力体験をしたものですから、私の三半規管と脳の中枢とのコミュニケーション系統がパニックに陥ってしまったというわけです。重力下(地上での生活)ではなんとか適合できるようになったものが、上下左右、どうにでも体が動く浮遊感は完全に私の三半規管に地上と違った未体験の不適合反応を起こさせ車(船)酔い状態になり嘔吐したんですね。慣れれば大丈夫と言われても普通の人のような適合状態になるまでかなりの日数を要するでしょうし、ライセンスを取得しても、水上で休息中、波に揺られて波酔いしそうですし、潜水中にいつバディ(一緒にダイビングする人)に迷惑を掛けることになるかも知れず、危険極まりないですね。極端に乗り物酔いをするという大きなハンデを背負っての私のスクーバ・ダイビング、車酔いと違って潜水前に酔い止めを服用できませんので予防の手立てがありません。ということで私はスクーバ・ダイビング不適格者であることがはっきりしたわけですが他に異常があると言う訳でもなさそうなので日ごと変わる海の風景(写真)を眺めながらほっとしている伊豆高原での四季折々の日々です。

2007/2/11記              
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