暮らしの歳時記(12

ちょっと不便なお風呂を楽しんでいます。

 秋も深まり、伊豆高原もぼちぼち紅葉の季節になってきました。冷え込む日が少しずつ多くなり、日の入りが早くなり、夜が長くなると温かいお風呂、そう、温泉の季節でもあります。我が家のお風呂は温泉(写真は温泉の元栓)ですのでこれからの季節、たっぷり楽しめます。贅沢を言ってはなんですが、それでも温泉ならではの不便さもちょっぴりあります。伊豆高原の温泉は単純泉で出湯口での湯温は45℃です。                      厳冬の時期でもちょっと水を差せば快適な入浴温度にすることができるのですが、それでも季節によって水の調節が難しいですね。まあ、ちょっと熱めにして入浴時に水を差し、風呂の蓋(檜の板)で湯もみをするのが一番です。今の世の中、ボタンひとつで済むことも田舎の風呂ではそうもいかず温泉旅館のようにいきなりザブンとはいかないんですよね。でもこのひと手間が非日常的で温泉気分を盛り上げ、ちょっとの不便さを楽しみながらの入浴ということになります。我が家では寒い時期、暑い時期共に夕方から就寝までに二度、入浴することが多いのですが就寝前の二度目の入浴は浴槽が伊豆石のせいもありこれからの時期の湯温はかなり下がっていますので否応無しの源泉掛け流しとなります。我が家は中古物件なのですが贅沢なことに浴室の南、北、東の三面に窓があります。窓を開ければ高原の風が吹き抜けてくれますので露天風呂のような気分を味わえます。吹き抜ける風を頬に受けながら湯船につかっていると庭いじりでちょっと疲れた体も息を吹き返します。前オーナーは風流な人ではなさそうでしたので温泉の浴室はこうするんだと業者の一存で気合で造ったのかもしれないなと思ったりしながら、うん、今日もいい湯だなと温泉を楽しんでいる伊豆高原での四季折々の日々です。

2006/11/5記           
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