暮らしの歳時記(10)

パンジーを種から育てる。

 夏の終わりから初秋にかけて我が家ではパンジー、ブロッコリー、タマネギの種蒔きをします。どれも伊豆高原のホームセンターで花壇や畑への植え付け用の苗を販売しているものですが今日は横浜の家で育苗中のパンジーの模様をちょっと。パンジーは種蒔き前に発芽を促すための前準備として種を約二週間ほど冷蔵庫に保管します。出番だよ、と教えてあげるわけです。そして培養土を入れた素焼きの鉢に種蒔き後、発芽率アップのため鉢を室内に持ち込み部屋の温度を22から24度に8時間ほど保ちます。夏の終わりや初秋はパンジーの発芽にはまだ気温が高すぎる(発芽適温(15〜20℃))のですが年内の開花のためにはこの時期になります。それでもやるべきことをやれば家庭でもパンジーを種から育てることができます。発芽した苗が出揃うまで約10日程かかります。苗が出揃ったら苗を一本ずつビニールポットに植え付けます。我が家では3種類のパンジーを約100ポット育てます(写真)。種蒔きから花壇への植え付けまで約3ヶ月、たっぷり手間がかかります。順調に育って12月初旬に花壇に植え付ければ年内にようやく花が咲き始めます。温度管理はできませんので仕方ないですね。ホームセンターで苗を購入すれば年内から花壇をきれいにできるんですが本気で花を育てている人々の気持ちを味わいたいということで挑戦しているような気がします。でも種から育てると植物の生命力というか凄さというか、花が咲くまでの一部始終を見届けてみて自然の何たるかをちょっと知った気分に浸れますね。そして花が好きになります。うまく表現できませんが多分、この気持ちを味わいたくて今年も種からということにしたんですね。そんな大変なことをしなくともいいんじゃないの、他にやることがあるだろうに、と言われそうですが本当に一株一株頑張って育ってほしいと思います。野菜のブロッコリー、タマネギも同じ気持ちで種から育てています。野菜はパンジーほどの大変さはないのですが一株一株に対する気持ちは同じですね。花壇や畑に無事植え付けが終わるまで横浜と伊豆高原との二地域居住者の我が家、苗の生育状況に一喜一憂している四季折々の日々です。

2006/10/8記              Copyright(C) 2006 Kunisan All Rights Reserved.


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