暮らしの歳時記(148)

ひと月遅れの大室山の山焼き

 伊豆高原での早春のメイン行事である大室山の山焼きがようやく実施できました。当初の予定では29日でした。山焼き予定日の前日に大雪が降り、延期。次週も大雪で延期。その後も延期でひと月後れの39日の山焼きとなってしまいました。伊豆高原の桜の里や大室山、観光地ですので何とか日曜日に山焼きをとの関係者の願いが叶ったのでしょうか、山焼き当日は晴れ、風も穏やかで絶好の山焼き日和でした。山焼き前日には駐車スペースの整備で忙しそうでした。当日はどの駐車場も満車で駐車できない車が道路にあふれる活況でした。地元民(?)の私は徒歩で山焼き見物に出かけました。山焼き前の祭事が終わり、花火の合図でいよいよ12時に山焼き開始です。茅の燃える音が遠くから聞こえて間もなく、たいまつで茅に火をつけて回る山焼きの関係者が通り過ぎるとアッという間に頂上に向かって火が走ります。めらめらと燃える茅の熱風が山焼きの見物客のほおまで届き、煤が舞い、体全体で感じることの出来る山焼き、なかなかの迫力でした。山の麓から駆け上がった火が頂上付近に近づくと竜巻が起こり、見ごたえありました。山の麓でたいまつの火を茅に点火してから山焼き終了まで約15分、茅の燃える音と匂い、熱風、駆け上がる火、関係者の経験、努力もあるのでしょうが危険を感じさせない完璧な見事な山焼きでした。山焼き見物の皆さんも皆、満足そうでしたね。思っていた以上に迫力あるねー、なんてね。何とか芽吹き前に山焼きが終わり一気に春が来たという感じがします。鶯も鳴き始め、もうすぐ桜も咲き始める大室高原、大室山の麓のさくらの里、真っ黒な大室山を背景に桜色が映える花見での春の賑やかさが楽しみな伊豆高原での四季折々の日々です。

2014/3/9記

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