エビネの作り方
エビネの基本種 エビネは日本各地に自生するラン科植物です。
種類としてはジエビネ(日本各地)、キエビネ、キリシマエビネ(紀伊半島
四国、九州)、サルメンエビネ(東北、北海道及び各地の山地)
ニオイエビネ(伊豆諸島)の5種類が基本です。
その他に、トクノシマエビネ、アマミエビネ、キソエビネ、スズフリエビネ等が
日本の原種と言われています。
自然交雑種 5種類の基本種が混生する自生地において、昆虫が仲介して自然交雑
した中間種に観賞価値の高いものが生まれました。
タカネ =ジエビネ × キエビネ
ヒゼン =ジエビネ × キリシマエビネ
ヒゴ =キリシバエビネ × キエビネ
コオズ =ニオイエビネ × ジエビネ
イシズチ=サルメンエビネ× ジエビネ
サツマ =ジエビネ × キリシマエビネ × キエビネ
サルメンエビネ
ニオイエビネ
ジエビネ
ヒゼン
サツマ
タカネ
キエビネ
ヒゴ
キリシマエビネ
コオズ
イシズチ
人工交雑種 上記の基本種や自然交雑種を基にして、いろいろ組み合わせた交配を
人の手で行い、無菌培養により作出されたものです。
最近命名される優品のほとんどは、人工交配によって作り出された花です。