テニス肘について|山形市の五日町鍼灸院

電話でのご予約・お問い合わせはTEL.023-645-9952

〒990-0829 山形県山形市五日町7-13

テニス肘(上腕骨外側上顆炎) Humeral extrascleralitis disease

症状

ものをつかんで持ち上げる動作やタオルをしぼる動作をすると、肘の外側から前腕にかけて痛みが出現します。多くの場合、安静時の痛みはありません。

原因と病態

中年以降のテニス愛好家に生じやすいのでテニス肘と呼ばれています。

一般的には、年齢とともに肘の腱がいたんで起こります。病態や原因については十分にはわかっていませんが、主に短橈側手根伸筋の起始部が肘外側で障害されて生じると考えられています。 この短橈側手根伸筋は手首(手関節)を伸ばす働きをしています。

@長橈側手根伸筋:手首(手関節)を伸ばす働きをします。
A短橈側手根伸筋:同様に手首を伸ばす働きをします。
B総指伸筋:指を伸ばす働きをします。

診断

外来で簡単に行える疼痛を誘発する試験で診断します。
以下の3つの検査が一般に用いられています。
いずれの検査でも肘外側から前腕にかけての痛みが誘発されたら、テニス肘と診断します。

1. Thomsenテスト

検者は手首(手関節)を曲げるようにして、患者さんには肘を伸ばしたまま検者の力に抵抗して手首(手関節)を伸ばしてもらう。

2. Chairテスト

患者さんに肘を伸ばしたまま手で椅子を持ち上げてもらう。

3. 中指伸展テスト

検者が中指を上から押さえるのに抵抗して、患者さんに肘を伸ばしたまま中指を伸ばしてもらう。

予防と治療

まずは保存療法を行います。

保存療法

1. 手首や指のストレッチをこまめに行います。
2. スポーツや手をよく使う作業をひかえて、湿布や外用薬を使用します。
3. 肘の外側に局所麻酔薬とステロイドの注射をします。
4. テニス肘用のバンドを装着します。





当院では上腕骨外顆炎は脈を診て、大腸の冷えと判断します。ジュースやビールなどの冷たいものを常飲していないかを問診します。大腸経上の痛みの出ているところに鍼をしたり電気温灸器で温めたり、お灸をしたりします。足の捻じれや骨盤の捻じれが首、肩を引っ張り肘に痛みが出ていることが多いので、身体全体のバランスを整えて、肘の痛みを緩めていきます。

ナビゲーション

五日町鍼灸院

〒990-0829
山形県山形市五日町7-13
TEL 023-645-9952
休診日:日曜・水曜
祝日は営業