「むくみ」が起こる原因は
1つは、不要になった血液中の水分「間質液」が増加し、細胞と細胞の間にたまるため。「間質液」が増加するのは、血行不良が原因です。
もう1つは、血管のそばにある「リンパ管」の中の「リンパ液」の流れが滞るためです。体内の老廃物を回収・排出する液体の流れが滞ると、行き場のなくなった水分がむくみとして現れます。
血液は心臓から動脈を通って脚まで送られ、静脈を通って再び心臓に戻ります。心臓に血液を戻す力が不足していると、血液や血液中の水分が適切に循環しなくなります。すると、血液中の水分が皮膚と皮下脂肪にたまり、むくみが起こるという仕組みです。
また、筋ポンプ作用(筋肉が収縮して筋肉内の血液を押し出す働きのこと)が弱い場合は、血液が滞りがちになり、むくみが起きやすくなります。むくむ場所でも特に脚がむくみやすいのは、心臓から遠いことと、重力に逆らって心臓に血液を戻す必要があるためです。
皮下脂肪が多い人
筋肉量が少ない人
立ち仕事や長時間同じ姿勢を続けている人
水分や塩分、アルコールを摂る機会が多い人
水分不足の人
ストレスが多い人
病気では
下肢静脈瘤(かしじょうみゃくりゅう)・甲状腺機能低下症・腎臓や心臓が悪い人もむくみます。
そういう方は医師を受診してください。
リンパの流れ
上のリンパに流れに沿ってリンパマッサージを行うとむくみに効果があります。