5:55 起床。昨夜は20時に寝たので、睡眠はタップリ出来た。自分のイビキが分かったくらいだ。 テントは公園のフカフカの芝生だったので、雨水の浸み込みが心配だったが問題なく、寝心地が良くて寝返りも僅かだった。ただ、夜露でテントはビッショリ。ここは細い南向きの半島だが、高さ500m位の山に隠れて、朝日は8時過ぎに出たので、テントを乾かすには間に合わない。今夜も雨だし・・。 8:10 出発。途中の道沿いにある”空の公園”の眺めは格別。 以前、この奥にある公園に野宿した時に、17時少し前にテントを張ったので、17時に公園管理の軽トラの人が帰宅する際にコッチを見ていた。しばらくするとパトカーがわざわざ公園の中に来た。あゝ、通報したんだな・と分かったので免許証を見せて終わった事がある。その後もまた使わせて頂きました。もちろん17時以降に。(管理の方々には申し訳ありませんでした。ここは今日で最後にします。) 延岡市に”土々呂(トトロ)”という町がある。駅とバス停の写真を撮った。この場所から数十キロ大分寄りの山の中にも”トトロのバス停”がある。こちらの方は観光マップにも載っており、行ってみるとアニメのと似たバス停があり、人形も置いてある。 一方、”土々呂町”の方は全くPRは無い。せいぜい店や病院にカタカナ名で”トトロ”を使っている位である。 今回の旅では、他の地方でも”トトロのバス停”が有ったなぁ・・。 (土々呂の駅) (土々呂のバス停) 宮崎県で目に付いたものは「てげてげ運転追放」のPRである。この言葉が随分と気に入ってしまって、その後も使っている。「てげてげ」は宮崎では「適当=いいかげん」を意味し、かごんま(鹿児島)では(適当=適切な)を意味するらしい。 自分の運転は”宮崎のてげてげ”の方である。 都井岬に来た。ここは海岸線では九州で2番目に良い景色と思う。(1番目は天草西海岸の北側)。 更に南下していると海上に5隻の大きな船が見えた。海自の船である。海保ではない。きっと何か有ったな・・。 ”日本最南端のコンビニ”(?)というカンバンが出ている。何年間か見ていると、”でした”という訂正シールが追加された。このシールは新しい感じがするゾ。それ以上ツッコミません。
今日の宿地の予定は、自分が西日本で2番目に好きな宿地の”幸島”である。砂浜にテントを張ると、目の前にある幸島から野生猿の鳴き声が聞こえる。島と浜は今にもつながりそうな位に潮が引く。のどかで、色々な事をボンヤリと考えながら過ごすのが至福の時だ。冬の海霧も美しい。ともかくお勧めである。 ところが、一昨年にガケ崩れで迂回しないと行けなくなった。今日も開通していなかった。そこには東屋は無い。仕方なく、近くのキャンプ場を探すと1ヶ所有ったので行ってみる。 15:00 「栄松ビーチ・キャンプ場」に到着。\1060。雨の予報なので施設の軒先にテントを張る。ココは上に書いた”幸島”よりも景色が美しい。目の前に小島が有り、幸島とロケーションが似ているが、更に彼方にも島が点在している。新しいキャンプ場で明るい雰囲気である。 唯一難点は携帯が通じない事。浜ではアンテナが1本で、写真の転送は出来ない。50m入ったテントエリアは圏外である。今日は17時からお客も管理人も居ないので一人きりである。今日の問題は野生動物・・かな?。 日本一周も、最初の頃は自分の好きな所を観光しながらの走行だった。そのうち「何か有っても中止する訳にはいかないので、日本一周の条件を決めて、それ以外は切ってしまおう・・と考えた。分かり易く言えば、将来女房と来たら見るであろう観光スポットは寄らない事にした。今ではもうゴールが見えてきたし、既に何度も来た自分の庭のような場所ばかりなので観光は全部切り捨てて、日本一周で後で悔やまないルートを走り抜ける事に徹する・・という気持ちだけである。 正直に言って、野宿は今回のツーリングで最後になると思う。もうどこかに行くにしても車だ。出発時にも書いたが、もう日本で野宿は難しい時代になってきたと思う。いろんな意味で・・。 |