5:15 起床。御来光時間に目覚ましで起きた。テントの前の"橋杭岩"にはカメラを持った人達が既に居た。多少雲間に隠れて出るのが遅れ、朝食を作る途中に御来光が目の前に上がった。 撮影が終わって、朝食も済んだ頃に2人目の来客。40代の人で、熊本・佐渡・北海道などのツーリング話に夢中になった。ソロソロ撤収を・・と別れた途端に車がやって来た。この場所は道の駅従業員の駐車場だそうだ。大慌てで撤収した。「ゴメンナサイ」。 最初のシルバーマークの従業員の方の車がテントのペグを踏んでいて、撤収できない。困った。車を移動して貰うのは忙しい中申し訳ない。ペグの周囲の硬い砂利を掘ってなんとか取り出した。 9:00 店が開いた。一宿のお礼にサザエを食べた。\600/個を「小さいので」と\500にしてくれた。もちろんニガテなワタの部分も食べ、汁まですすった。「あー満足」。 9:30 大島に渡る。ここで”トルコ軍艦遭難慰霊碑”と”樫野埼灯台”に寄る。トルコ軍艦の遭難救助の話はトルコでは教科書に書かれているくらいで知らない人は居ない。日本ではココに来て知る人も多い事だろう。トルコ人の土産屋で”伸びるアイス”を食べた。ユリ科植物の根が含まれていて伸びるそうである。実演でも良く伸びていた。店主は商売っ気が無いと言うか、「学生価格でイイョ」と言うが、つい気持ち良く一般価格\400で食べた。 10:30 昨日は既に閉館していた潮岬灯台を見学。ここが凄いのはイギリスのロイド社が作った世界の船舶名簿である。1930年当時の物が置いてあった。 ここからはひたすら和歌山市を目指す。計算通りの時間であるが、峠も信号渋滞もあるかも知れないので、少し諦めがちに出発。 42号線の広川町辺りから特産のミカン園が見え始めた。そこら中の山々がミカン園である。NHKの”あさが来た”の場面を思い出す。 15:30 定刻見事に和歌山市に到着。砂州にある”片男波海水浴場”に行く。バツグンのロケーションだ。ところが、トイレが17時に閉まるそうで、残念。そこに居た2人の地元の人のアドバイスで”田ノ浦漁港”に移動。 16:30 田ノ浦漁港に到着。駐車場の人に聞くと、「縁の芝生にテントを張れば良いよ。バイクは駐車料は要らない。」と優しいお言葉。明日の朝からは雨。隣の海水浴場も見たが、雨宿りの場所は無い。駐車場のどの辺にするか迷ったりで、決まらない。結局条件の悪い所にテントを張った。今日は思考能力ゼロだ。 この時期でも蚊が飛んでいる。ずいぶん刺された。蚊取り線香とムヒで応戦! 夕方に大勢の釣り人が来て、岸壁で釣っている。夫婦や子供連れも多い。電気ウキの明かりだけが暗闇に沢山並んでいる。朝まで居る訳ではないのだろう。結局自分は雨を避けられそうにないな。 明日は大阪越えだ。予定では大阪市内で先祖調査だったが、お寺に直接訪問して聞くのは無理との情報で、今回は諦める事にした。そうなると最短コースで高速を使ってでも、より遠くへ超える必要がある。今から寝所の候補を探す。 寝床は漁港の駐車場の分離帯の上。 |