深夜0時。マフラーを外したバイクや四輪の仲間が集まり、公園内や周囲を爆走し始めた。テントの横に集まるので、喋りもウルサイ。これだけ騒いでも警察は来ない。音だけでは取り締まり様が無いのだろう。

自分のバイクには関心を示さなかったので、関わらない様にした。

5:50 起床。更に問題なのは朝方だ。テントを畳んでいると背後に人の気配。一度は去って行った。次に別の人物？が来た。またシカトしたのだが捕まった。「オレもバイクが好きで〜ホンダに乗ってた〜バイクは詳しいんだ〜」勝手に話し始めた。相槌を打つだけにして作業の手は止めなかった。バイクの反対側に回ると、そのジジイも横に張り付いて回ってくる。9歳年上で、「若い頃は〜」の若い頃の顔が想像出来ない位クシャクシャに老いている。口からポタポタ白い唾液を落としながら喋り続けた。

やっと全部積み終わったので、歯磨きで離れると居なくなっていた。トイレも行かず、慌てて撤収したので、ナント7:30 出発。途中、銚子のセブンで休憩し、やっと日記を書く。

9:30 犬吠埼灯台着。

\200で登れる。ここも灯台50選の一つ。99段を登ると270度の大海原が見える。但し、期待していた九十九里浜や北側の海岸線は隠れて見えなかった。

近くに公園があり、ロケーションが抜群で野宿には最高だ。

10:20 県道254を離れて”屏風岩”に行く。特に見る所は無かったので、Uターンして戻る。本道に出た時に一旦停止せず、たまたま通りかかったパトカーに捕まった。2点、\6000の青キップを切られた。

状況は・・T字路に出る時、ヨタヨタとスピードを落としたが、そこへ直進のパトカーがトロトロと来て殆ど停車しそうな状態で目が合った。譲ってくれたと思い、「パトカーの前を走りたくねえなぁ〜」と思いながら、先に行かせてもらった。そしたら「そこのオートバイ・・」・・ときた。「ハァ〜？？」と思ったが、完全に止まらなかったのは事実。笑って青キップを貰った。
（「先に行きなさい」って目が合ったのはドライバー席の若い警察官、マイクで止めたのは隣にドッカリ座った年寄りの警察官・・・・言い返す気にもならなかった。）

別れ際に「楽しい旅を・・」と言われてしまった。「アブナイですよー」と言うのが普通だろ！！。

16:00 南房総丸山にある道の駅”ローズマリー公園”に到着。付近に4つ並ぶ道の駅で一番大きく、安心出来る。

しかし、この付近を省略した近道があるので、交通量が少なく、閉店後は誰も居なくなった。最後に帰っていくベンツの人に「イノシシは大丈夫だと思うけど・・」と言われた。「ハイ、イノシシ位なら大丈夫です・・」。

やけに飛行機が真上を飛ぶ。考えてみると、羽田空港に行く西日本路線の飛行機は全部ココを通る。この先の”館山”に飛行機の灯台(ビーコン)がある。

ジェット音で渚の音がしばしかき乱される。

仙台で買った「牛タンジャーキー」がメチャ美味い。ココは不気味なので、グデングデンに酔って寝る。