津軽海峡の帰路は"青函フェリー"に行ってみると、「本日は波が高いので、二輪車は倒れる恐れがある為にお受けできません」との事、「流石だ!」。しかし、午後の出港判断まで待ちたくない。後の情報では青函フェリーは二輪を乗せないとのウワサがあった。なるほど、窓口ではだめなんだ。そこまで知ってたら、ネット予約するべきだった。ライダー仲間で情報収集してなかったもんなぁ〜。(青函フェリーさん間違ってたらごめんなさい) "津軽海峡フェリー"の方に聞くとOK。良いような悪いような・・。急いでそっちのフェリーターミナルへ行き乗船。 帰路の船は新造船で、記念品まで貰った。来る時にもらった2割引券はネットの長〜いアンケートに答える必要があり、「今は間に合わない」と言われた。(エーッ2割損した) 今回のバイクへのロープ掛けは2本となった。足りないでしょ!また倒れたらどうすんのぉ(怒る)。「後のロープは出航後に・・」と言うので、ネバって、「今掛けてくれ!」と無理矢理頼んだ。掛けるポイントを決めて、4本掛けてもらう事にした。 この船は昨日から就航で、二輪の固定用ロープは初おろしだそうだ。 ロープはこれだけ??、前の高級バイクなんて大丈夫?? 写真は2本かけた所。このあと4本掛けたかは定かでない。何せ到着時に「バイクの方は最後ですのでロビーでお待ち下さい」との事、「エエッツ!」イヤな予感。OKが出て降りて行くと、既にロープは外してある。「だからー、支えてないと平坦なところでも倒れるんだよー!何べん説明すりゃ分かってくれるんだよー!」・・と言う相手も誰も居なかった。 新造船なので、船内はペイントの匂いがあり、寒いのをガマンしてデッキで過ごす。乗れて良かった。 名前は「ブルードルフィン」この写真で何か気づきませんか? 「サヨナラ北海道!良かった事も悪かった事も有ったけど、何とか走破出来て満足だー」 今日の外洋は白波はあるものの、来る時よりも穏やかだ。前回バイクが倒れたのは、やっぱり函館港に入る時の急旋回だナ。今日の船も航跡を見ると「くの字」に急旋回しているが、立っていても気付かない傾きだった。新造船だから? 沖に下北半島が見える。雨の様子も一部で見える。今日の午後はあそこを制覇するのか・・凄く距離がありそうでで気が重い。更にその先には陸奥湾が大きく口を開いていた。鹿児島の錦江湾を回るのに1日掛かった事が思い出される。「無理だな・・!」ここはもう北海道ではない。クマは出ない。野宿が基本に戻る。その日は行けた所までだ。道の駅で泊まれそうな所を確認しておく。今日は上手く行ったら本州最北端の大間崎だ。そこには無料キャンプ場があるハズ。 ★大まかな計画上では今日は全工程の中で日程・距離の中間点となる。距離で約7500km。掛かった費用は約30万円だ。 下北半島でに給油は最後に陸奥の町でしようと思った。たどり着いてみればスタンドは休業中。この先岬までは無理だが、JAFという手も有るし、「行くか!」。16:30には大間岬のキャンプ場の横の公園に着くはずだ。 ・・と思いきや大失敗。陸奥市から先は山頂まで登る峠道だ。一つ越えてもまた先に峠がある。岬の道はナンデいちいち山頂を通るのかね? とうとう本州最北端の大間崎まで峠が続き、スピードは20-30k/hにダウン。到着は1時間オーバーになる。地図は詳しいのを見ないと、峠道かどうか気付かず、時間設定に失敗するね。 時々ヘッドライトが消えるのを気にしながら峠道を走行中していたら、突然「ガキン!」と音がした。「あぁー、チェーンが切れたか外れたか。ここでおしまいか・・携帯も通じない所なのでJAFも呼べない・・」と思いながら降りてみると、単に外れただけだった。リヤタイヤのシャフトを緩めないと元に戻らないよなー、そこまでの工具は無いしなーと思いつつ、前進でチェーンが戻る様に引っ掛けてみると、意外と簡単に戻った。緩み過ぎで意外に簡単に直せた訳だ。昨日グリスを塗った時にはそんなに伸びていなかったのに????。 が、しかし、その後は超低速で走行。ギヤチェンジや加減速も直線の時にしないとカーブではまた外れるので、神経を使いながらトロトロと走った。ガマンガマン。 17:30 大間崎キャンプ場に到着。全く期待はしていなかったが、町中の公園の様なキャンプ場で立派である。既に1人テントを張っていたので、安心して泊まる事にする。 18:45 設営完了。隣のトイレに行くとソコはキャンプ場の炊事場で、トイレは公園の反対側だった。「エッ!しまった・・」。夜中に走るのには遠いが、今更移れない。トイレは15m以内に有って欲しい。訳は言わないが・・。 |