ついに来た、猪! それもなんと!
12月3日 天気 晴れ
本日は、私、延さん、始さんの3人で出猟です。
3人でやるため、鹿の出るところが絞れるところということを第一条件に近場をやることにしました。
この場所は昨年、大きな猪を起こしたが獲ることができなかったところで
鹿がいる場合、比較的登らなくてもすぐ掛かる場所でした。
猪も寝る場所ですが、長くはとどまらず、比較的通過する場所です。
今回はどちらかというと鹿狙い。
犬も、ガーディー、フライ、もんたの3匹で登ることにしました。
ガーディー、フライは鹿が大好きな犬で、もんたは何でも追うタイプです。
登る場所に到着。
3匹を一斉に放し、上り始めると動物のうつりがあり鹿かカモシカがいる形跡がありました。
いくらなんでも登りはじめてすぐに掛かるということはなく、
左手に見える尾根に向かい歩き、尾根を登ることにしました。
登りはじめは比較的緩やかですがすぐに急になり
この急な場所をすぎると鹿がよくいる場所になります。
最初のダンコウに着きいつもはもう一段登るところでしたが、
今回はそこを奥手にとり、雑木林の低いところを渡り、もうひとつ奥の尾根を登り
また今いる尾根に戻ろうと考え雑木林を通るこにしました。
ちょっと悪い場所を抜けるといい窪に出て、いかにも何かいそうな雰囲気の雑木林です。
いつもはもっと上を渡っていたので
「こんな下までいい場所なんだなあ」
と思いつつ進んでいきました。
そうすると、猪の吹いたあとがあります。
そんなに古くなく、もしかしたら近くにいるかもしれないと思い
その場所の上下を見てみると私の感じでは下のほうが新しく感じられます。
しかし穴の大きさは深く、大きく、範囲も広く吹いてあります。
この感じだと井川では大型だということが解ります。
「70kgか80kgはありそうだな」
すぐにしたの二人に連絡を入れます。
「比較的新しい猪のあとがあったよ」
寝ている可能性が高いのは上。
あとが新しいのは下。
時間も早く、昨年下にいたこともあり、いったん奥に道をとりながら下にむかって行きました。
しかし犬はあまり反応しません。
延さんも
「下にはいないよ」
とのことだったので奥の尾根に取り付いたところで下は諦め、上に行くことにしました。
松林に入り、しばらく登ると犬がさらに奥に向かって急いで走っていきます。
「何かいるな!」
と思い銃に弾をいれその場で待ちます。
しばらく待つと犬が鳴き、何かに掛かったことが解ります。
「掛かったよ」
と連絡をいれ比較的見とうしの利く尾根に移ります。
「何に掛かった?猪か?」始さん。
「解りません!」
「ただ起こし鳴きじゃあなかったと思うので猪ではなさそうですよ」私
しばらく鳴きは聞こえて、私のちょっと上を通り、窪に行き私の下を通り、
松林を通りそのまま奥に行ってしまったようです。
鳴き生で聞こえなくなってからも、しばらく待ちましたが戻ってこないので
奥手に道をとりながら登りはじめました。
しばらくすると立て込んだような声に変わってしまいました。
少し追いまわして立て込む時のほとんどはカモシカです。
始さんに確認を取ると奥手の悪場当たりで声が聞こえるとのこと。
がっかりしながら奥手に進み悪場の見える位置まで進むと確かに立て込んでます。
場所的には悪く、いけなくもありませんがかなり低いところだったので
いまさら降りて迎えに行くのは大変だと思いその場で犬を呼んでみます。
ガーディー、フライの2匹は比較的カモシカを立て込んでも、ほえ込んでいる事は少なく
しばらくすると戻ってくるため呼びながら待っているとガーディーが1匹見えました。
吼えるのをやめて戻ってきたようです。
「ガーディーだけでも戻ってくればなぁ」と思っていると
尻尾を振り、下のほうから登ってきます。
「ガーディーが戻ってきそうだから後は置いてくよ。」
「そのうち戻ってきて追いつくよ。」と延さんに言うと
延さんも「まあ、追いつくでしょ」
というので登ることに。
悪場の脇を下手に登ったので、しばらくは何も掛かりそうにありません。
そのことを始さんと延さんに連絡をし昼食をとってもらうことに。
私はもう少しで猪の寝る可能性の高い場所につくのでそこまで行き、
そこにいなかったらさっきの窪を上から降りて鹿を探そうと考え昼食はあとにすることに。
木が大きく、日陰で暗い林を登っていくと、だんこうに着き、
落ち葉が一面に積もったいい場所に着きました。
この場所に猪が寝るとのことでしたが、
今まで吹いた跡すら見たことがありませんでした。
ところが今年、着いてみると猪の吹いたあとが全面にあるではないですか。
先ほど抜いた弾を2発、再び銃にいれ尾根を上へと進んでいきました。
犬はガーディーの1匹。
いつくるか解らない犬を待っていてもしょうがないので
猪の吹いたあとをそのまま進んでいくことにしました。
200m位は進んだでしょうか
ガーディーの姿が見えなくなったので、
そのだんこうの右端を確認しながら上に進み始めたそのとき
「ウー、ワン、ワワワン。ワワワン。」
起こし鳴きです。
無線から起こし鳴きが聞こえ、
なんとなくちょっと奥から生の声が聞こえた気がしたので
銃を肩からはずし手に持ち、奥に走ります。
ちょっと奥に行くと右手の小さな尾根からガーディーの声が聞こえます。
注意してその尾根を見ると、しろっぽい猪がいます。
さらによく見るとその後ろにも同じような大きさの黒い猪が!
なんと!なんと2匹!
それも同じ大きさの猪です。
犬は鳴いているのですが猪は犬が1匹からかのんびりその尾根を上がってきます。
ガーディーも1匹で猪は大きいのが2匹なので噛みにはいけず
距離をとって鳴いています。
私は木の陰に隠れその様子を確認。
しかしこの状況は私にとってはとてもいい条件です。
猪は歩いて私のほうに向かってきます。
歩いてです。
距離的には20m〜30m。
弾を弾倉から薬室に上げ、狙います。
しかし、狙っていると木の陰で猪が見えなくなりました。
狙うのをやめ、猪を確認すると、登ってきた尾根から私の尾根の下のほうへ歩いていました。
このままでは距離が遠くなり、狙えなくなりそうです。
頭を下げ、私も静かに下ります。
猪は犬が気になるのか私には気付きません。
猪を確認しながら下ること20m。
距離的にも位置的にも、犬の場所もよく、
「ここしかない!」
狙いを定め、1発!
「あれ?、倒れない?」
音に驚き、猪が下に走り出しました。
犬もあとにつづきます。
もう1発
「当たれ!」
願いを込め、狙いを定め引き金を引くと
「ドン!」
「ドサッ」
1匹、倒れました。
1匹になった時点でガーディーは猪の近くに行き吼えこみ、立て込みました。
噛みに行き、イノシシに追われこの繰り返しをしながら若干、下に移動しました。
私はイノシシとガーディーの後を追いながら急いで弾を薬室に1発いれ、
構えて、犬が離れた瞬間、1発!
「よし!」
もう1匹も倒れました。
1匹目は動きません。
2匹目はまだ動くので止め刺しをしてから
待っている2人に連絡。
「イノシシを獲ったから。」
「2匹獲ったから一人では下ろせないから迎えに来て」 私。
「なに?イノシシ?2匹?」 延さん。
「そう、2匹。2匹も居たよ。50,60kgくらいかな」 私。
「じゃあ、はじさんと登って行くから。」
昼食をとっているとフライが到着。
何をやってたのか・・・
イノシシを1匹づつ30mくらい下げたら、もう1匹。
そのあと犬を60m下げるを繰り返しているともんたが到着。
もんたも何をしていたのか・・・
40分もすると始さんが到着。
そのあと延さん到着。
3人でイノシシ2匹、犬3匹を連れて車まで行き
腹をかえし、今日の猟は終了。
私は今年初めてのイノシシ。
それも2匹。
犬が1匹だったので2匹同時に獲れたんだろうなと話しつつ帰宅。
皮をむき終わったころにはあたりは真っ暗になっていました。