平成15年11月23日 今年初めての猟
狩猟解禁から1週間。
紅葉マラソンの手伝いで39度の熱を出し丸々1週間休み。
本日が私にとっての狩猟解禁日になりました。
本日の山は愛猟会のホームグラウンド。
犬を連れ山に登ります。
目的地は沢沿いの植林地。
登り口から大きい植林地を登り、沢に向かって歩き
沢沿いに行けば若い植林地にいけます。
昨年はこの場所で猪を獲っています。
登り始めるとすぐに犬は鳴き始め私の左手から右手へ向かって鳴いて行きます。
「今回は早いな!」と思いつつ
「かかったよ」ととやまちの人に伝えます。
しばらくは様子を見ながら犬の鳴いていったほうに歩いていきます。
無線で犬の鳴きを取りながら犬の後を追いますが無線は遠くなるばかり。
何かを立て込んだような鳴きにも聞こえますが長くはつづきません。
予定していた方向とは反対にとり、尾根を登っていきます。
犬の鳴きの反応が悪く、無線もはっきりしません。
仕方ないので、昨年天然記念物を立て込んだ場所を確認しに行きました。
どうもここにもいません。
犬のいない犬掛けほどつまらなく、寂しいものはありません。
しばらく待ちますが犬は戻らずどうしたものかと思案していましたが、
対岸を登ったよしのほうで掛かったようでそちらを気にしていました。
よしの犬が谷さんのところに鹿を出し1匹はしとめたようでした。
しかし私の犬はどうも動いていそうにもないので
延さんに犬を入れたところを確認してもらうように頼むと道路にいるとのこと。
何かは最初に追ったようですが今回は諦め、よしにお任せ。
私の初猟はほろ苦いものになってしまいました。
11月24日
本日はとやまちです。
昨年、そこそこ出た場所で緊張してしまいます。
とやまちは止めるのが仕事。
止めるのが使命。
そう、止めなくてないけないんです。
待つ場所に行くとその場所にとやをきっていなかったので流木でとやを作りました。。
とやを作り終えると、まき集め。
寒くなったら火を燃して暖を取ります。
私の前の山にはまず武田さんと
「よし」30歳独身恋人募集中が登ってくれています。
まず、武田さんの犬が掛かりました。
左手から右手に向かって犬は鳴いて行きます。
暖をとる準備をやめ、鉄砲に弾を込め、予備の弾を出しておきます。
しばらくすると山で鉄砲の音が!
「山で止まったか?」
と考えていると
よし「下に行くぞ」
無線のボリュームを絞り、静かに、神経を集中して待ちます。
「ガラ、ガラ、ガラ。」
山の中を石の落ちるような音がします。
と!
「でた!」
鹿は正面のはやしから出てきて私に向かって走り、川につくと川に乗って右手へ行きます。
「1発、2発」
「よし、止まった!”」
止まった旨をみんなに連絡し犬を待ちます。
しばらくすると犬が鹿の後にでてきて捕まえ武田さんに犬が出たことを連絡。
鹿を解体して昼食。
出猟2回目で撃つとは今年はついていそうな予感がします。
まだ私の前の山には恋人募集中のよしが犬をつれて登っています。
またしばらくはとやでリラックスしながら犬が掛かるのを待ちます。
よしと徹さんの会話を楽しみながらひたすら待ちます。
よし「猪が吹いているな」
徹さん「犬はどうだ!」
よし「いなくなった」
よし「掛かったぞ!」
徹さん「どうも犬の鳴きがおかしい。猪だ!猪だ!猪だぞ!」
猪に掛かったらしい。
今年は一発弾をおおめに買っていたので3連発の1発目に一発弾を入れて待つことにした。
静かに!静かに待つ!
また正面から音が!
「来るぞ!来るぞ!」
「来た!」
「あれ?」
「鹿だ!鹿?」
「あれ?」
「猪は?」
「一発、二発、三発」
「よし!止まった!」
とどめをさすため近寄っていくと
鹿が!
「行っちゃった!」
鹿が起き上がって川くだりに行きます。
当たってないの?
私も追います
「谷さん!鹿が行かない?」
「こないよ」
「おかしいな?」
「あそこまでは見えていたんだけどなぁ」
探しますがいません。
「おかしい。消えた」
犬も出てきました。
「犬が出てきた」
ちょっと犬に見失ったら犬もいなくなりました。
「犬もいなくなった」
「ダム気をつけて」
「もう泳いでいるよ!」
「あれ?死んだ!」
力尽きて止まったみたいです。
猪のつもりで一発弾を入れておいたことを後悔した一日でした。