またまた猪 やっぱり山中を走る


11月某日 天気 雲のち雨

今週は井川のもう一つのグループと一緒にやることになっており、今日は12人の大グループでの猟になりました。
人数が多いため、3か所に犬を掛けることになりました。
延さんも犬を掛けることになっていたので登る場所まで一緒に行き犬の準備をしました。
本日は犬が6匹。
親犬以外に子供の見習いクラスの犬が本日は猟に出猟です。
犬の準備を済ませると本日私はトヤ待ちで道路より10分ほどくだり、川の度合いで場所の確保です。
渓谷の中での待ちの為、多くの人とは連絡がうまく取れません。
騒音のない渓谷の中、川の流れる音と鳥の鳴き声の中静かに待ちます。
”今日は天気が持つかなー”と狭い空を眺めながら考えていると
ふと、”そうだ、ここには魚がいないかなー”
と来年の釣りのことを考え
”まだ掛かっていないようだし下見、下見”
と猟銃を肩に掛け川をのぞきながら上流の方へと歩き始めました。
そうするといるではありませんか。
1匹、川底に7.8寸のたぶん山女が。
冷たいからかほとんど動かず、じっとしています。
驚かせないように静かに上に向かいます。
ちょっと登ると今度はササッと岩陰に隠れたものがいました。
来年はここにもこようかなと考えつつ元の場所に戻りました。
又暫く待っていると、どうも延さんのところでかかったみたいです。
すぐに犬が立て込み猪のようです。
ちょっとすると”止まった”との連絡がはいったのですが
どうも2匹の犬が違う方向に向かって鳴いていったので何かほかにも掛かっているとのこと。
”猪みたいだ”延さんの声。
”立て込んだみたいですよ”とよしの声。
本日よしも犬掛けで延さんの向かいの山に登っています。
”猪じゃこっちにはこないね”と私が聞くと
”行かないからあがってどこら辺で鳴いているか確認しろ”と延さん。
急いで準備をし、降りてきたところを上ります。
上り始めて10分くらいすると
”まだ着かないか”と延さん。
”あと10分くらいで車だ”と連絡を入れ必死で登ります。
犬は立て込んでいますからみんなあせってきています。
急がないと、もぎれて逃げられたり、犬が怪我をしたりします。
やっと車につき車を走らせ、”どこらへんかな”と聞いてみると
”T沢の奥かな”とよしの声。
よしが向かいの山で犬の声を聞きに来てくれていました。
ただ、山が悪く降りていけそうにないそうです。
T沢に着くとやっぱり間違いありません。
”沢登りをしたほうがいいかな”と確認すると
”こっちからも向かうから、沢沿いにものぼってくれ”とのことで急いで準備。
”さあ行こう”と思ったら、道路から沢に行く道がわかりません。
右を確認。左を確認。
”左かな”
急がないといけないので何とかなりそうなほうを選び出発です。
沢は比較的緩やかなため走る、走る。
暫くすると大きな滝が。
”登れない”一言。
勇志さんが”としはT沢はいったことがあるのかな?あまりいいところではないんでしょ”
と誰かに聞いていました。
”ああ、本当にいいところではないんだな・・・”と思いつつ、バック。
来るときに少し戻ったところに山に登れそうなところがあったので、そこから登ろうと思いました。
上り始めると
よしが”立て込んでいるのはあの辺だな”と大体の場所を教えてくれました。
目印の場所が大体わかりその尾根に着くと犬の鳴き声が聞こえ始めました。
急いで声のするほうに進み、大体の位置を確認。
弾を込め、今度は静かに進みます。
発見!
”良し、いた”
激しくしていた息を収めるように息を吸い、心を落ち着かせ、バクバク動いている心臓の音を聞きながら
狙いを狙いを定めて発射!
”あれ??”
倒れません。
音と同時にもぎれて猪が逃げてしまいました。
”あれ?あれ?あれ?”
悩んでいる暇はありません。
犬は急いで猪を追います。
逃げた方へ私も急いで向かいます。
すぐに犬は再び猪を立て込みました。
背負っていた荷物を投げ捨て、急ぎます。
二度目の失敗は許されません。
心臓はバクバク。
息はハアハア。
”くるしい”
しかし急がなくては。
やっと追いつくともぎれかけ猪は山の上に向かって登り始めています。
”急がなくては”
”今度こそは”の思いを胸に
狙いを定めて再び発射!!
”ゴロン、ゴロン”と転がり落ち、沢に転落。
”やっと止まった”と連絡をいれ物を確認し動かないので荷物を探しに。
何とか荷物を見つけて猪のもとに急ぎます。
先週、猪の内臓をを犬に食べられてなくなってしまったので心配でした。
ほかの人から”どの位の大きさだ”と連絡がきたので
”ちょっと見た感じ30キロぐらいだったなあ”と思い
”30キロぐらい、引っ張っていけると思う”と連絡を入れました。
猪のところにいたら犬も噛まず沢に落ち込んでいました。
引っ張りあげようとすると動かないじゃあありませんか。
”あれ”とよくみてみると77.80キロ位ありそうな大きさです。
急いで”大きかったから誰か迎えに来て”と連絡をいれ、
”先週も確か結構走ったなあ。今回も結構走ったなあ”
と思いつつ3人で何とか持って帰りました。

結構、大きいでしょ

狩猟のトップページに戻る