塩見岳・蝙蝠岳・徳右衛門岳

蝙蝠岳からの富士山
行程予定
平成18年9月19日〜21日
民宿ふるさと〜二軒小屋〜西股〜中俣〜権右衛門沢〜権右衛門山横道〜
〜塩見岳〜蝙蝠岳〜徳右衛門岳〜東股〜二軒小屋〜民宿ふるさと
登山メンバー
とし (民宿ふるさと・井川猟友会愛猟会登山部所属)
よし (某大学職員・井川猟友会愛猟会登山部所属)
パーポー (某大学職員・昨年に続き参加))
今年は2年前に蝙蝠岳に行きたいと思ったのだが時間の都合上(テン場の確保に苦労した)
そのまま雪投げ沢に下りたのだが、そのときのこともあり、またパーポーが行きたいという要望があり
塩見岳に2年ぶりに登ることにした。
1泊目は中俣予定、2泊目は蝙蝠岳を超えて国立公園を抜けた辺りが目標だ。
西股は小西股と中股分かれる出合所の上流は禁漁区のため、
その下で釣りをしなくてはならなく行程上、1泊目も中股の下のほうになる可能性がある。
しかし台風も問題なさそうで天気予報は3日間晴れ!
1日予定を遅らせることも検討したが予定どうりの出発になった。
1日目 9月19日(火) 文章パーポー 写真パーポー
2日目 9月20日(水) 文章 よし 写真 よし
3日目 9月21日(木) 文章 とし 写真 とし
今回はメンバーが1日分ずつ登山記を書きます
9月20日
朝5:00、人の動く気配で目が覚める。いつものことだが本当に朝は苦手だ。
トシ君とパーポーはもう外で準備をしていてくれるらしい。
普段は飲まないが山泊や猟のあとはついついアルコールを飲んでしまう。
ただでさえ早起きは苦手なのに、たとえ少量でも飲むとてきめんに効いてしまう。
気を付けねば。
テントの外へ出て空を見上げると快晴だ。
昨日は雨がパラつく天気で夜は寒かったのだが、今日は暖かそうだ。
朝食をとりテント場を片づけ出発する。
昨日と違い歩き出すと暑いくらいだ。
3年前より少し遅れ気味だが日程的に余裕がある。
無理はせずゆっくりと遡行していく。


辺りの景色からも高度が上がっているのを感じるようになってきた。
途中の二股で右に行くが、前回は左だったと思うが、
まあどちらでも稜線には上がれるしまあ良いか。と思い登っていく。
この判断が後に裏目に出ることになるが、このときはつゆ知らず・・・。

前回より少し早いが昼食にすることにした。
いつも食事の計画はトシ君に任せているのだが昼食はパスタだ
(ちなみに今回はうどんもメニューに入っていた。
「渓流」を読んでやってみたくなったらしい)。
毎年、彼のザックからはいろいろな食材が出てくる。
重いとも言わずありがたいことだ。実に頼りになる相方だ。

昼食後、登り初めてすぐに水が涸れる。
いつもどおり最初の一滴の場所で小休止。
しかし、しばらくすると、また水の流れる音がする。
どうやら伏流水となっていたようだ。
しかしこの流れも50mほどで無くなり。
その後は完全に水は涸れていた。
登っていくとハイマツが出てきた。
だいぶ稜線に近づいたのを感じる。
少ししてトシ君が「こんなにハイマツがあったっけ?」と聞いてくる。
前回は涸れ沢にハイマツがかぶっている場所が少しあったのを覚えていたので
「少しの間だけハイマツを潜ったよ」と答え登っていく。
しかし、予想に反してハイマツは深くなり登るのもままならない。
あまりのひどさにパーポーからも泣きが入る。

それでも四苦八苦の末なんとか登山道に出ることができた。
しかし体力と時間をかなりロスしてしまった。

休憩のあと、塩見岳を目指して登り始める。
少し雲が出てきたが心配はなさそうだ。
夏を惜しむかのように少しの夏の高山植物と秋の高山植物が咲いていた。
例年に比べて秋の気配が遅いような気がしたが、トシ君は感じないと言う。
ウラシマツツジは赤くなっているが、クロマメノキやダケカンバの色づきが遅いように感じる。
例年ならハイマツ帯直下のダケカンバは散り始めているくらいだと思うのだが、
そのときは気のせいかもと思っていた。
(下山してから去年までの写真を見ると、やはり今年は若干秋の訪れも遅れているようだ)
3年ぶりの塩見岳のピークだ、遅れ気味だが、
トシ君とパーポーのおかげで無事にここまでくることができた。
二人に感謝!

3年前は塩見岳の西峰と東峰の間でブロッケン現象を見たことを思い出しつつ歩き始める。
あとは、テントを張れるところまで移動するだけだ。
ガスが少し残っていて夕焼けこそ見ることができなかったが、
夕闇の富士山や塩見岳も綺麗なものだった。

蝙蝠岳から塩見岳

蝙蝠岳から富士山
最後は少々急ぎ足になったが、なんとか本日のテント場まで着き、慌ただしく準備をする。
そして、今夜も少しアルコールを飲みつつ話をする。
気のあった仲間とこういう時間を過ごすのは何とも言えず楽しい。
いつものとおりトシ君と猟や釣りのことを話していると興
味津々なパーポーがいろいろと聞いてきたりして時間は過ぎていく。
発情期特有の雄ジカの鳴き声も聞こえてくる。
あと1月半もすれば猟期が始まる。
トシ君や他の仲間とまた山を飛び回る季節がやってくる。
そんなことを考えていると夜も更けてきた外に置いてあるザックを見ると霜が降りている。
やはり秋なんだと実感しつつシュラフに潜り込んだ。
文 よし
写真 よし
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だ。