2009年5月1日、ホームページをご覧になった盛岡市在住のY.M様よりピアノ調律依頼のメールがありました。以下そのメールの一部を掲載させていただきます。

『−略− 先日調律したばかりなのですが、鍵盤キーを重くしていただいたところ、重さと音に、ばらつきを感じました。高価なピアノではありませんが、我が家の宝物です。一生面倒をみていただける調律師の先生を探しております。ピアノの調律をお願いしたいのですが、よろしいでしょうか。』

早速ご自宅にお邪魔し、Y.M様にとって宝物であるピアノを調律させていただきました。鍵盤の重さは人によって感じ方が違うので、お客様のご希望に叶うように調律・調整をしてまいりました。

翌日には感謝のメールを頂き「調律師冥利に尽きる」と嬉しさに包まれました。

ピアノ調律を始めて38年、「ありがとう!」の感謝の言葉が、私にとって何よりの「元気の源」になっています。
以下、Y.M様より頂戴した感謝のメールの一部をご紹介いたします。


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 ピアノ工房 佐藤政行 様

 昨日は調律ありがとうございました。
 ピアノの音がみちがえるようによくなり
 家族皆で喜んでいます。
 
 鍵盤もストレスを感じず弾けるようになりました。
 こんなすばらしい音を、これから毎日聴けるかと思うと
 幸せな気持ちでいっぱいです。

 先生と出会えたことに、心から感謝いたます。
 どうもありがとうございました。
 これからも、どうぞよろしくお願いいたします。

  Y.Mより





去る2008年11月2日、京紅葉が美しく紅葉している「一ノ倉邸」でピアノの話をしてきました。今回は岡本先生のピアノ演奏あり、お抹茶ありと楽しい企画になり、おいで頂いた皆様に満足していただいたようで私も楽しい一時を過ごしました。
いくつかのテーマでお話しをしましたが、その中の一つをご紹介します。

 《ピアノを末永く大切に保管する方法》

ピアノが我が家に初めてやってきた感動の日を覚えていますか。楽しくも苦しくもあったレッスンの日々、「練習しなさいと」言われ続けたお母さんの声、きっとピアノの音と共に様々な思い出があるでしょう。
そんなピアノを大切に保管する術をお伝えします。

日本は多湿国です。みなさん、ご承知の通りピアノにとって湿気は大敵です。でも日本のピアノメーカーだって、それは百も承知!湿度に強いピアノを高い技術力で作り上げてしまったのです。金属はサビに強いメッキにしたり、木の含水率を変えたりして、高温多湿の国にも輸出することが出来るようになった訳です。

ヨーロッパのメーカーには真似の出来ないことです。それでも湿度が高いと、金属はサビますしカビも生える。鍵盤は動きづらくなったり、上がらなくなってしまいます。対策として、一番大切なのは通気性です。要点は以下の通りです。


 ● 置き場所は湿度の多い、風呂や台所は避ける
 ● 部屋の四隅は出来れば避ける
 ● 窓の近くは避ける
 ● 壁から5〜10cm離す
 ● カバーは全体を覆うものはやめましょう
 ● たまにはピアノの屋根を開けましょう
 ● エアコンの風は直接当たらないようにしましょう
 ● ピアノの部屋に観葉植物を置くと湿気が出ます
 ● ストーブを使う時は結露に注意しましょう
 ● 床暖房などは乾燥しすぎに注意しましょう
 ● ホコリも湿気を呼びます、カバーもたまには天日干しを
 ● 除湿機、加湿器の利用も考えましょう
 ● 最後に…定期的な調律などのメンテナンスをお勧めいたします。
 
 ※大切なピアノにもう一度目を向けてみませんか!



『もしもピアノが弾けたなら♪』と憧れを持ち続けた皆さんのサロンコンサートが、一月末にプラザおでって5階喫茶ノードでありました。実は私の妻の生徒さんの発表会でして、しかも調律をしているお客様でもあるので、お手伝いしてきました。

出演者の皆さんは、人前で演奏する機会はほとんどありませんので、とてもとても貴重な体験に違いありません。演奏順はじゃんけんで決めました、誰でも最初に演奏したほうが気が楽なので熱が入った「じゃんけん」でした。手が震える、とか指が冷たい、もう音を忘れた等などドキドキしている様子でしたが、おしゃれは忘れず、皆さんとてもお綺麗でいよいよ演奏の始まりです。ソロ演奏の他に[ポピュラーからクラッシックまで] 6手連弾や合唱、生徒さんの伴奏で妻がオペラのアリアを歌いと内容が盛りだくさん!日ごろの練習の成果をご披露し、皆さんまるでちょっとした演奏家になった気分。演奏の後は、ケーキとコーヒーでリラックス、聞きにいらした方も一緒にビンゴゲームをし、緊張をときほぐし、これもまたじゃんけんを上回る熱の入り方でした。

【出演者の声】
【Aさん】
人の前で発表する緊張感は冷や汗も出ましたが、ちょっと快感もありました。今回は初めてで無我夢中で終わってしまいましたが、楽しめることを次の目標にしたいと思います。
【Bさん】
待ち時間の長かったこと!手の汗をぬぐい始めてみたものの、我ながら何とも心もとない音。アッと言う間に終わってしまいました。でも、緊張と共に不思議な快感も・・・「楽しかったですね」の先生のお言葉に魅せられて、来年もと、楽しみにしております。
【Cさん】
皆さんの演奏を聴いて、次回はソロ演奏に挑戦したくなりました。
【先生から】
お母様には内緒で練習を重ね、当日今までになく最高の演奏をなさった方、当日の朝にはしっかり弾けたのに本番は手が震えて思うように弾けなかった方、といろいろでしたが、準備期間が 二ヶ月という短期間で皆さん、新しい曲に挑戦し、その上暗譜までしてコンサートに備えました。お忙しい家事の合間をぬってよくぞここまで!と感心いたしました。ご褒美は皆さんの心の中に「快感!」として残り、私も皆さんの精一杯の楽しい演奏を聞かせていただき、幸せいっぱいの一日でした。ありがとうございました。心のこもった発表会を成しとげ、良い思い出になったようです。

近頃、大人の方のレッスン希望者が増えています。盛岡近辺で千数百名がレッスンをしているようです。大学生から大人、その中でも特に60歳以上の方が圧倒的に多いようです。テレビで放映されたNHKの朝のドラマ「純情きらり」や「のだめカンタービレ」の影響でますます増えていくでしょう。
 大人のピアノレッスンは子供のそれとは違うようです。子供は教育としての一面が強いのですが、大人は趣味の性格が強いのです。発表会も趣味の発表の場として楽しく、プライドを保ちながら胸を張って出演していただきたい。その後のレッスンにきっと良い影響を与えることと思います。


2006年7月28日、盛岡市大通りのI.S先生のピアノ教室にて、お子様達対象にピアノのあれこれを教えて参りました。最初お子さん達は、ピアノの歴史やピアノの話にはあまり興味を示さなかったのですが、外装をはずしてピアノの中を覗かせると、急に顔つき目つきが変わり、興味を示しはじめたのです。説明している私の方が驚いたほどです。子供にとってピアノの中を見るのは初めてで、ドキドキ・ワクワク体験の一日だったで、最後には「面白かったぁ〜♪」と言ってくれました。私にとっても楽しい一日となりました。

『先生、また来てねぇ〜!○○、楽しみにしてるよ!』『ピアノって面白いね♪』『わぁぁ〜!すっげぇ〜!』の連発でした。以下にその時の様子と講座内容をご紹介いたします。

【ピアノなるほど講座 内容】
ピアノの誕生は? 
1709年イタリアのクリストフォリがハープシコードの弦をハンマーで
打つ方式を考案した。
本当は長いピアノの名前
クラビチェンバロ.コル.ピアノ.エ.フォルテ(弱音と強音を持つチェンバロと言う意味です)
ピアノの前進は?
16〜18世紀が全盛期の鳥の羽軸で弦をはじくハープシコード。
鍵盤の数は61鍵程度で現在のピアノの白鍵と黒鍵の色が逆になっていた。
鍵盤の数は88鍵に決まっているの?
ピアノが発明された時は54鍵で少しずつ増えていき、現在最大97鍵。
盛岡にはマリオスのベーゼンドルファーがあります。
音の高さは?
音の基音となるのはA=440Hz。時報のポッポッポポーンの音、ピッチと呼ばれているラの音です。赤ちゃんが生まれたときの第一声オギャーの声です。                                
日本ではいつ作られたの?
国産第一号は1900年山葉(ヤマハ)が作ったアップライトです。当時は家一軒が約200円、ピアノは350円〜500円くらい、高いものでは1000円以上!!
家何軒分?

ピアノの中を見てみよう!!
@ 外装をはずす!!
音の出る仕組み 鍵盤を弾く→ハンマーが動く→弦を打つ→
駒・響板が振動→本体全てが共鳴して音が生まれる。
A鍵盤をはずす
88鍵一つ一つの形が違う。一枚の板から88鍵分を作り出す。
B部品を見て触ってみよう
ハンマーは羊毛で出来ています、弦の数は230本、一本100`以上の
ものを釣る事ができます。太さ一mm前後です。
C調律ってどうするの? 
人間の耳と目と手の感覚で合わせる作業です。音は目で見る、
タッチは耳で聞く、百分の一の非常に繊細な感覚です。


テディ.ウイルソン(Teddy Wilson)と言えば、1980年代までベニー.グッドマン(BennyGoodman)と共に、その名を欲しいままに君臨した偉大な音楽家であることは誰一人として知らぬものはない。その実力はレコード、CD、ムービー等で世界的に知られたピアニストである。その巨匠との日本公演での共演の時のことだ。その日は、演奏の模様をライブ録音することになっていた、夜6時半開演なのに午後3時からリハーサルが始まった。

スタインウェイ、ベーゼンドルファー等世界の銘器ばかり演奏してきた彼にこの日、日本公演で用意 されたピアノはヤマハのフル・コンサート型だった。黙々とピアノに向かって華麗な音を出していた彼は「このピアノは悪くはないがもう少し自分の気に入った音にしたいので、誰か腕の良い調律師を頼めないか?」私は躊躇する事無く、以前から調律のお世話になっている木梨さんに頼むことにした。

彼は開演3分前ギリギリにして終了。本番でピアノを弾くテディの音色はまさにCDで聞きなれた世界一の音色であった。大勢の聴衆が8000マイルも離れた本場アメリカのジャズ・サウンドに酔いしれたのは云うまでもありません。演奏終了後「とても弾きやすかったので調律の方にお礼を一言」と言って巨匠は木梨さんに手を差し延べ「ありがとう、感謝します。できることなら私の専属にしたいほどです!」と絶賛したのです。木梨さんは満面の笑みを浮かべてテディと長年の友人であるが如く、音で確かな友情が芽生えたことを確認しあっていました。

数年後、テディ再来日でNHKテレビに出演する際にも、わざわざ事前に「調律は木梨さんにしてもらうように」とNHKに申し入れていたようです。

なぜ私が長々とこのような文章を書いたかと言いますと、ピアノの調律というものを正当評価して頂きたかったからです。ここにご紹介する佐藤政行君は前述した木梨さんと年こそ下ですが、その経験と腕の確かさでは木梨さんと勝るとも劣らないと思います。先日も160床余も有する医療法人生愛会総院長 本間達也医学博士経営の病院大ホールに設置されたアトラス・グランドピアノ(現在は製造中止)の調律、整調を任せたところ、時間をかけて、入念に、それこそ「痒いところに手が届く」の例え以上の仕事振りを発揮し、本間院長も大いに満足されたようだ。

佐藤政行君は眠っているピアノに再び生気を吹き込むことの出来る数少ないベテラン調律師として各方面から高い評価をされている。蘇えったピアノの音の響きは小さなお子さんから音楽好きの大人まで、心のハーモニーをいつまでも、いつまでも忘れる事がないでしょう。どうぞ、ピアノの調律が必要な時は、確かな腕と技術が売り物の佐藤政行君に声をかけてください。必ず満足120%を得られるでしょう。

ヴァイヴラフォン奏者  増 田 一 朗

 【増田一朗様の略歴】

 1933年5月23日東京都生まれ。明治大学卒業、在学中の53年寺部頼幸ココナッツ・アイランダーズにギターで参加、
 後にヴァイブに転向した。56年小野満とシックス・ブラザーズに加入、バンド解散後は59年北村英治クインテット、
 76年には自己のカルテットを結成した。ライブ・ハウス、レコーディング、コンサート等ヴァイブ界で最も充実した
 活動を続ける。

 ブルースからフュージョン系まで幅広い表現力がありよくスイングする、ヴァイブ界の第一人者。
 音響会社マスタフォン、レコード会社GMLの代表者でもある。
 作品に80年「マイ・ウエイ」(トリオ)、88年レイモンド・コンデ「シング&プレイ・フォー・グッド」(GML)がある。



 ピアノ調律専門家 佐藤政行 ピアノ工房ハーモニー
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