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平成26年の「京都紅葉旅行」は連休明けの11月25日、26日に行きました。
天気は予報では最悪、この二日間だけ雨の予報。余り強い雨が降らないように願ってました。
25日JR京都駅で普通電車に乗り換えてJR長岡京で下車。
雨が降ってたのと、バスの発車まで時間があったのでタクシーで光明寺を訪ねました。
光明寺は西山浄土宗の総本山で法然上人の御遺骨が安置されています。
また鎌倉武士・熊谷直実が出家した寺でも知られています。
西山の紅葉の名所で10年ほど前に訪ねたことがあり、その時はまだ穴場で観光客も少なかったのですが
近年、JR東海の「そうだ京都に行こう」のキャンペーンでツアーバスでの観光客も多く、この日も雨ながら多くの人でいっぱいでした。
薬医門の紅葉の参道は特に有名です(この日も綺麗でしたが、まだ青葉もありました)

次の訪問は長岡天満宮
菅原道真が太宰府に左遷のおり、当地に立ち寄って名残を惜しんだと言われている。
この天満宮は「キリシマツツジ」で超有名で、私たちも一昨年に訪れています。
天満宮の前の八条ケ池周辺(特に錦水亭付近)、境内の「錦景苑」の紅葉は見事でした。
雨も上がり、観光客もほとんど見られず、昼食をはさんでゆっくりと紅葉を堪能しました。

一旦、阪急長岡天神駅に戻って電車で西向日駅へ。徒歩10分程で向日神社(むこうじんじゃ)へ。
当社は延喜式神名帳に記載の式内社で玉依姫命と神武天皇ら四神を祀っている古社。
参道200メートルは桜の参道で知られているが、紅葉も結構あるんだが、観光客はいなかった。

一日目はこれで終わり、JRで宿泊地の大津へ。時間が大幅に余裕できたので琵琶湖ホテルでコーヒーブレイク。
そのあと「近江牛」の夕食をとってホテルに。

二日目、ホテルからJR大津駅へ(この時だけ雨に会いました)、京都駅経由で嵯峨嵐山駅に。
二日目最初は嵯峨釈迦堂清涼寺に。
朝早くということもあり、観光客は少なく庭園を含めてゆっくりと回りました。
清涼寺の本尊は釈迦如来立像で清涼寺式と言われ国宝。胎内から絹で作られた五臓六腑が出てきたことでも有名。

清涼寺から少し歩くと宝筐院に。
臨済宗の単立寺院。南北朝時代時代の政敵同士の足利義詮と楠木正行の墓が並んで立っている。
小寺ではあるが、本堂前は全て庭園、ドウダンツツジ、カエデの紅葉は素晴らしく、360度が紅葉、紅葉。
門を入ってきた人はみんな「\(・o・)/!」と感嘆の声を上げていた。
落柿舎を横に眺めて歩き二尊院に。。
嵯峨野で紅葉の名所である。観光客もグーンと多くなってきた。
本尊は釈迦如来と阿弥陀如来。寺名も二体の本尊からきている。
参道は紅葉の馬場と言われ特に有名。

嵯峨野で紅葉の名所は数多い、一日で全てを訪れることは無理。
次の名所は常寂光寺に行きました。
もう門前からものすごい人、ひと、人。その人に負けないくらいの見事な紅葉。
山号は小倉山、その名のとおり小倉山の地にある。本堂は全面改築中だった。

今回の旅もそろそろ終盤。特別公開中の弘源寺(天龍寺塔頭)行きました。
ここは紅葉はなく、画家竹内栖鳳門下の絵の展示での公開でしたが、入場してきました。
天龍寺は本堂、庭園は数度訪れているので門前庭園の紅葉を。
ここも色付きも観光客も最高でした。

ここまで来たら終わりは、やっぱり渡月橋。<嵐山>も綺麗に紅葉してます。

昨年に続いて今回の紅葉旅行も雨に見舞われました。思っていたよりは傘の出番が少なくて幸いでした。
負け惜しみではないのですが、雨に洗われた紅葉も綺麗だった。
一部を除いては、前におとづれたことのある所だったが、やはりその年、その年で趣が違い、新たな感動があった。
天候は不順だったが、紅葉の見頃的には文句のない時期だった。元気なうちは何度でも来たい所です。

次は来春の桜です。今回のようにきれいなものが見れるかな?