No97　　　　　　　　　　　　　　ｗｅｂへいき連　　　　　　　　　　　　　 2023年 6月 7日

「レンコン小話」を発信してみました。
如何でしょうか。
レンコンは真実を見通せるのです。
信じる?　　信じない?
　　2023年5月28日　　作：ユウキ　コウユウ

新しい戦前を探してみました

　世間では１週間前の出来事、１ヵ月前の出来事、さらには半年前出来事も、それが市民にとってチェックが必要な 問題を含んでいても、マスコミで取り扱わなくなった途端に忘れ去られてしまう。そこで、気が付いた時には遅かった 「新しい戦前」を探してみました。

〇　岸田首相の襲撃事件
４月１５日の岸田首相・遊説中襲撃事件。歴史を紐解くと１９２１年原敬首相が東京駅改札口で暴漢に襲われて死亡した。 発端は原首相・政友会は普通選挙を時期尚早と反対していた。これを横暴であると憤慨した青年の襲撃で殺された。
　岸田と原、共通点は何か？それは選挙制度みたいだ。原首相当時被選挙権も選挙権も制限されていた。現在でも、参議 院は３０歳の年齢制限と供託金３００万円を準備しないと立候補できない。本件の容疑者がそこまで政治参加に高い関心 を持っていたかどうか疑わしいところだが。
　動機が何であれ、暴力で目的を果たそうとする事は、民主主義の根幹を揺るがす行為で許されない。それより、右寄り の世相で気になることは連鎖反応でリベラル政治家が襲われる危険性。右翼がターゲットとする気骨ある政治家がいれば の話だが？

〇　放送法・電波停止

　今国会で論議の中心だった「放送法・電波停止」は安倍政権から始まった。内閣府で毎日「ニュース報道・報道番組」 の「検閲」、磯崎秘書官ら安倍親衛隊が中心的な役割を担っていた。磯崎氏がやり玉に挙げたのは、「関口宏のサンデー モーニング」でした。その他モーニングショー、クローズアップ現代報道ステーション、ニュースウォッチ９、ＮＥＷＳ ２３，特にＮＨＫの報道番組は萎縮の極みでしょう。市民は受信料を払って洗脳されるなんて有りですか。
　今や報道情報番組もバラエティー化、問題に対する異論の排除、笑って誤魔化すが蔓延。ホントの事はオブラートに包 み、政府・与党のやってる感だけを際立たせているだけ。国民は知らず知らずのうちに新しい戦前よろしく「検閲」と 「洗脳」を受け入れてしまうかも。

〇　マイナンバーカード　
　政府は、税や社会保障、災害対策以外の行政事務でも法改正を必要とせず省令見直しのみでマイナンバー利用範囲能と する「マイナ法案」を国会通過させた(# ﾟ2Дﾟ)。
　そもそもマイナンバーカードとは、半世紀前「国民総背番号制度」と呼ばれた構想の流れ、正式名称は「行政手続にお ける特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律」で、行政の実務の利便性向上のためといって、何故か、河 野太郎はやたらとシャカリキになって旗振りをしている。ヨーク考えると、複数の行政機関の情報を突き合わすと、個人 情報は「丸裸」になってしまう。
　思うに日本は食糧の自給率が低いことから、戦争でのサプライチェーン崩壊や環境破壊で、再び食糧の配給制度が復活 するかも？　米穀通帳ならぬマイナンバーカードがないと「配給を受けられません」もありえるかも。

〇　国民の祝日
　１１月３日を『明治の日』に！改憲論者たちを中心に、「文化の日」改め「先人に思いはせる日」 にとの声が聞こえます。そもそも何の日でしょうか？明治天皇の誕生日、戦前は明治節でした。来月２０日「海の日」も 明治天皇が東北行幸で横浜港に帰港したことに由来とか。
　祝日には国歌を斉唱し玄関先に日章旗掲揚法制化の声もあるとか？