No92　　　　　　　　　　　　　　ｗｅｂへいき連　　　　　　　　　　　　　 2022年12月 4日

＜レンコン通信№92＞

あんな事　こんな事　どんな事　考えてみよう　そのⅢ

2022年 11月30日　　作　ユウキ　コウユウ

　岸田内閣支持率回復のため、１ヶ月で３名の大臣達の更迭。きな臭い防衛費のＧＤＰ２％達成への基盤づくり。原 発増設再稼働「原発の活用」の実現で原発事故は偶然かのように原発依存を露わにした。この季節、インフルエンザとコ ロナの感染拡大、コロナは第 ８波の様相をていしているが、経済を回すことを優先して対策は自助で公助はやらな い自己解決押しつけ。
　２０２３年も同じでは、余りにも悲劇。ストップザ自民党独裁政権を一歩でも進めましょう。
　こんな世相ですが、頭の体操で、昨今目に触れるカタカナ語を、ネットや新聞のコラムからピックアップしてみました。

　トリクルダウン

　富裕層や大企業が豊かになれば、その利益が中間層以下にも効果が生まれ、その効果が滴り落ちる経済理論とのこと。 政府も財界も信 奉者が多いようだ。アベノミクスの成長戦略、大衆には滴り落ちてこなかった。
労働者に対しては上から目線「余り物のおすそ分け」か。

　ガバナンス

　統治の、あらゆるプロセスを言う。政府、企業などの組織の他、領土、ＩＴシステム、権力などに用いられる広い 概念。ガバナン スは統治、支配、管理を意味し、我々からすると権威付けの言葉にしか思えない。

　メリハリ消費

　消費税と値上げを受け、消費者の「節約志向」と「物価志向」の２つが同時に高まった。「とかく安いものを買う のでなく、好きなものは高くても貯金して買う」と言う消費スタイル。格差社会では縁遠いが、ブランド品を持ち、富裕 層ぽく振舞いたい人々を指して いるのかな。総中流時代は彼方で消えてしまった。

　キャピタルフライト

　「資本逃避」と呼ばれ、国際情勢の緊迫、国内政治、経済情勢の不安定化で貨幣価値が大幅に下落、資産価値の減少や 流動資産の低下 など予想される場合、その危険や損害を回避するため、資金が、その国から安全の地域（他国）に移動 すること。ロシアのウクライナ侵 攻で、ロシア国内からの撤退も、経済制裁もあるが、政情不安定化があるので該当す るかな？

　ギグワーカー

　時間や場所を自由に選べる働き方で、ギグワーカーは法的保護がほぼなかった。
　東京都労働委員会は２５日、飲食宅配代行サービス「ウーバーイーツ」の配達員について、労働組合法上の「労働者」 と認める判断を だした。判断基準は、①配 達員は事業にとって必要不可分な 労働力。②契約内容は会社が決め、配達員は依頼品を届けるだけ。③配達料は配達員 の労務の対価である。「ギクワーカー」が労働者と して認められるまで３年もかかった。
　人権に対して意識の希薄な経営者、事業者に対し「ギクワーカー」は個人事業主でなく労働者であることの宣言である。 労働者の権利 を守る労働法、労働界の指導者は再認識を。

紙面やネットで気になる言葉、探って見ると、我々の日常に関連性のあることに気が付きました。

＜ギグワーカーとは？＞・・・非正規労働者の雇用関係