「スタートレック ヴォイジャー」スペシャルイベント(大阪会場)報告
2004年9月5日
はじめに
このイベントは、「スタートレック ヴォイジャー」DVD-BOXシーズン1を購入し、同封されたハガキで応募した者の中から抽選により当選した者が参加対象となりました。2004年9月4日に東京で、5日に大阪で、7日に福岡で開催することになっていましたが、残念ながら台風接近のため福岡会場は中止となりました。ちなみに、東京は雷を伴う大雨で、大阪では震度4の地震がありました。全く天候に恵まれないイベントとなってしまいましたが、出演者・スタッフの皆さんのご努力によりとても楽しい時間を過ごすことができました。また、ゲストのロバート・ピカード氏(ホロドクター)のユーモアあふれるトークとパフォーマンスに会場は爆笑の連続でした。
主催されたパラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン株式会社に感謝するとともに、今後もこうしたイベントを続けてくださいますようお願いしたいと思います。
以下は、私ハタックが運よく当選し参加させていただいた大阪会場の報告です。
イベント前
大阪会場は、JR大阪駅近くの毎日新聞ビルの地下1階にある毎日新聞オーバルホールでした。オフィス街のようで日曜日なので周辺は閑散としていましたが、ここだけは集まったファンでにぎやかでした。
15:30から整理券を配付するということで、私は約1時間前に行きましたが、すでに参加者の列ができており、整理券の番号は68番でした。(早い方は10時頃から並んでいたそうです。)しかし、あとからどんどん人が増え、総勢300人ほどはいたでしょうか。整理券は小さな青い紙で「大阪会場」と番号が印刷された物でした。
整理券を受け取ると一旦解散し、17:00再び集合し、若干遅れて開場。整理番号の順に当選ハガキと整理券をスタッフに渡して入場。席は自由で中央前部から席が埋まっていきました。(右の写真は入場直後)
スタッフの方の前説があり、17:35予定より5分遅れで開演となりました。
寸劇・上映など
初めに登場したのは、TOS赤の制服の女性二人。コミカルな寸劇を演じ、12月発売の「宇宙大作戦 DVD-BOX大全集」を宣伝していました。彼女たちは、7/10の東京駅のイベント(「宇宙大作戦」パネル展のオープニングセレモニー)にも出ていたそうです。宣伝の映像もありました。
パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパンの方の挨拶があり、その後レイパー佐藤さんの物まね(というか声帯模写)がありました。(今回、“ヴォイジャー佐藤”と名乗っておられました。彼については、こちらを参照してください。氏の公式サイト/タレント派遣会社のサイト)
レイパー佐藤さんは、「ロボコップ」「ターミネーター」「タイタニック」などの映画のワンシーンを声帯模写でリアルに、またコミカルに描写していました。どれほど似ているかは、それらの映画をあまり見ていない私にはよくわかりませんでしたが、たぶんうまかったのだと思います。 (^^;
できれば、スタートレックの声帯模写をもっとやってほしかったです。
また、抽選にはずれ会場に来れなかった人の様子を見てもらいましょうと言って、「ジェネレーションズ」「ファースト・コンタクト」「ネメシス」のワンシーンにでたらめな台詞を吹き替えていまして、爆笑ものでした。
次に、スタートレック世界の歴史をまとめた映像が上映されました。ナレーションは、ヤー&セブンの沢海陽子さんでした。
ロバート・ピカード氏登場
映像が終わると、ステージの左手からホロドクターの写真パネルを持ったスーツ姿の男性が登場。パネルで顔を隠しており、さてはまた誰かが何かギャグをねらっているのかと思っていたら・・・パネルを下ろすと、あのピカード氏の(というかドクターの)お顔が現れたではありませんか!!場内割れんばかりの拍手が沸き起こりました。
第一声は日本語でした。(なんて言ったか忘れましたが・・・。)パラマウントやファンへのお礼や100円ショップがどうのこうのとか、スピーチがあり、それがまたユニークで会場の笑いを誘っていました。
司会進行はレイパー佐藤さんで、通訳は山口智子(さとこ)さんでした。山口さんは角川スニーカー文庫のVOY小説本の翻訳をされており、東京駅のイベントでもジョージ・タケイさんの通訳をされていました。
いよいよ質問コーナーですが、質問は当選ハガキに書き込まれた中から選ばれました。
Q.セブンにキスされ、ジェインウエイと抱擁した感想は?
(セブンにキスされたのは第124話「幻の指揮官」“Tinker,Tenor,Doctor,Spy”、ジェインウエイと抱擁したのは第132話「超進化惑星の煌き」“Blink of an Eye”)
A.Good!! 一番好きなエピソードは、ドクターが指揮官になるエピソード。このエピソードではドクターが女性クルーにとてももてる。(上記「幻の指揮官」のこと)
Q.もしキャプテンをするとしたら、どんなことをしたいですか?
A.もうやった。(上記エピソード)
Q.ホログラムなのにしわがあるのは、人間っぽさを表しているのですか?
A.No. コンピュータのプログラムの態度が悪いことを表している。演じているうちに、しわが増えた。労災がきくだろうか?(笑)
Q.歌がうまいですね。“You Are My Sunshine”を生で聞きたいです。(第116話「誰かが君に恋してる」“Someone to Watch Over Me”でセブンとデュエットしている曲です。)
A.(セブンがいないと・・・、Dr.ジマーマンが来てくれないと・・・と言いながら、歌ってくれました。今ひとつうまく歌えなかったようですが、その歌声はやはり素晴らしいものでした。その後、第124話「幻の指揮官」の冒頭でトゥヴォクがポンファーになった際にドクターが歌っていた曲を歌ってくださいました。もう感激ものでした。)
Q.キャストは家族のようなものだと聞きましたが、今でも交流がありますか?
A.全員と仲がよいです。特に、イーサン・フィリップス(ニーリックス役)、ロクサン・ドースン(トレス役)、ロバート・ダンカン・マクニール(パリス役)とは。イーサン・フィリップスと一番よく会う。もっとジェリ・ライアン(セブン役)と会えたらと思う。(笑)
よく「セブンは下に何を着ているか」と聞かれるが・・・お答えしたいが、それには何杯かおごってもらわないと・・・。(笑)
Q.ドクターの後日談を書いた本を出す予定は?
A.「ホログラム・ハンドブック」という本を書いた。(参加者の一人が持参していました。本の簡単な紹介があり、小説ではなく、ユーモアブックとのことでした。)
Q.街を歩いていて「ドクター!!」と声をかけられることがありますか?
A.Yes. 有名人でひそかにスタートレックファンだった人に会うこともある。ロビン・ウィリアムスとか。全く知らない人から医療の質問を受けることもあった。(笑)
Q.あなたにとって、スタートレックとは何ですか?
A.役者として、これほど恵まれた役はない。スタートレックは希望を見せてくれる。例えば、テクノロジーが人を助ける。スタートレックは多民族のキャストが共通のゴールに向かっている。いつも時代の先を行っている。例えば、女性が強い。髪の毛のない男が女性からキスされるところが好きだ。(笑)
Q.ドクターは、時として人間よりも人間的に見える。役作りの難しさについて教えてください。
A.ホログラムというこれまでになかった役柄なので、自分のイマジネーションを使った。役者としてやりがいがあったのは、ドクターの赤ん坊のような心を持ったところで、今回の旅で同行している下の娘を参考にした。
この後、会場からも質問を受けました。
Q.「スターゲイト」第7シーズンにゲスト出演されていますが、それについて教えてください。
A.(その役柄について説明後)良い仕事ができた。
Q.次に誰かをドクターに任命できるとしたら、誰を任命しますか?
A.スタートレックレディース(上記のTOS赤の制服の女性二人)に。ドクターのアシスタントにしてもよいのでは?(笑)
質問コーナーの後(だったよね?)、写真撮影タイム。まずは、報道関係者。そして、自分の席からという条件で参加者も。ピカード氏はホロドクターのパネルをバックに、そしてスタートレックレディースと腕を組んでカメラのフラッシュを浴びていました。(上の2枚の写真。TNG黄の制服がレイパー佐藤さん)
それが済むと、ピカード氏は舞台に残り、最後にスタートレック二択カルトクイズ。景品は、VOYクルーの集合写真のマウスパッド(30名以内)。そして、サイン入り写真(10名以内)。
初めは、「Q.ガイナンの種族は? A.エル・オーリアン人 B.ウーピー・ゴールドバーグ星人」といった受けねらいの簡単な問題でしたが、その後はホントにカルトなクイズで、どんどん人数が減っていきました。全エピソードを見ており、このようなホームページを作っている私としては負けられません。「叛乱のソーナ人は算用数字を使っている」というのは「おバカなミニコーナーに書きましたし、台詞に関する出題のいくつかは「スタートレックのセリフと会話」のページに掲載しています。ただ記憶があいまいになっているところも多いですし、あまりにカルトすぎて分からない問題も多かったです。特に、これは私だけではなかったと思いますが、「正しいのはどっち?」という問題と「間違っているのはどっち?」という問題があって、頭の中が混乱してしまって、正直言って、勘違いして違う方を選びながらたまたまそちらが正解でラッキーだったということもありました。(^^;
で、私マウスパッドをいただきました。サイン入り写真もあと3問というところで不正解。全然分からないという問題ではなく、よく考えれば分かったような問題でしたが、後の祭り。もっとも最後の問題も間違った方を正解と思いましたので、いずれにせよサイン入り写真を手に入れられなかったでしょうけど・・・。額に入ったけっこう大き目のものだっただけに、ぜひ手に入れたかったですが、2つとも獲得しては他の人に恨まれそうですね。
で、勝ち残った人がサイン入り写真をピカード氏から直接もらって握手をしているところで、突然床が揺れだし、「あれ?」と思っていると、天井の照明器具がユラユラと揺れる。後に知ったところでは、震源地は紀伊半島の南東沖で、大阪は震度4の揺れ。かなり広範囲で揺れたそうです。
クイズが終わると、ピカード氏が退場。イベントも終了となりました。
すぐに帰る人もいれば、会場入り口で写真を撮ったり、知り合いのファンと話をしたりしてしばらく残っている人もいました。
下の2枚の写真は、会場入り口のものです。(左の写真の白い物は指でしょうか。すみません)
おまけ
実は、イベントへ行く前に、セブンに会いに行っていました。セブンといっても、例の等身大人形ですが・・・。写真では見ていましたが、一度この目で実際に見てみたいと思いまして・・・。
2ヶ所行きまして、1軒目は地下鉄堺筋線恵美須町駅を出た所にあるソフマップ日本橋2号店の3階のDVDソフト販売コーナー。
もう1軒は、道頓堀の戎橋のたもとにあるTSUTAYA戎橋店の1階入り口。
右の写真は後者のものです。
人形とはいえ、プロモーションは抜群ですし、身近で見ると、なんだかドキドキしてしまいますね。(^^;
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