ハタックの
おバカでスタートレックなロスの旅

第5日(2001年12月30日-31日)

6時半にアラームの音で目が覚める。
今日はいよいよ帰国の日だ。
TVでNHKスペシャルを放送している。CMが付いている。TVジャパンという放送局がNHKの番組を買って放送しているのでCMが付いていてもおかしくないが、NHKの番組にCMが付いているのはちょっと不思議な感じがする。
8時40分、ロビーに降り、チェックアウト。売店でお土産のマカデミアナッツのチョコを買う。
9時前にJTBの方が迎えに来られる。空港に送るのは私一人だそうで、貸し切り状態で空港へ。
「同時多発テロ事件以降、ロスへの日本人観光客はずいぶん減ったんでしょうね」と聞くと、95%減だと言われる。ほとんどいない状態だそうだ。ヨーロッパからの旅行者も減っているが、日本人ほどではないという。ロスの旅行会社は次々に倒産しており、JTBは大きな会社の一支社なのでなんとか持っている状態とのことである。
空港に着くと、別の方が搭乗券の受け取り手続きを手伝ってくれる(まあ、一人でもできることだが−)。白いお髭を生やした白人の方で、いつもは観光のガイドをしているが、テロ事件以降ずっとガイドの仕事はなく、別の細々とした、それまで下請けの会社に任せていた業務を自分たちで持ち回りでしているという。(ということは、それらの会社は仕事を失ったわけだ。)大変なことである。
空港には銃を持った兵士が警備のため、巡回している。しかし、これでも一時期よりはゆるくなったそうで、事件後はしばらく空港に一般車が入ることが禁止され、空港の外からシャトルバスで客を運んでいたという。
セキュリティチェックはやはり細かいが、出国手続きは簡単。パスポートにハンコさえくれない。
12時15分搭乗。40分頃飛び立つ。ロスの街を後にし、海岸線より海側を飛行。上昇中、サンタモニカの西の海岸をLeo Carrilloビーチ(DS9第2話「聖なる神殿の謎(後編)」のシスコとジェニファーが浜辺で出会うシーンが撮影された所)辺りまで見られたが、そこから雲の中へ。後は一面雲が広がる上をずっと飛行し、残念ながらサンフランシスコも全く見えなかった。
空港の売店で待ち時間に買った「L.A.&Orange Counties:Recreation Map&Guide」という地図を見ていると、「Bronson Caves」という文字が−。これをもっと早く手に入れていればと思うものの、まあ、あの運転手さんのカンの良さと運の強さですぐに見つけられたのだから、まっ、いいか・・・。ヴァスケス・ロックス公園もダウンタウンで手に入れたバス路線図に載っていたので正確な場所が分かったし、今回の旅行はそういう意味ではけっこうついていた。ティルマン下水処理プラントに入れなかったことぐらいよしとしなければ、バチが当たるというものだろう。
そうそう、ヴァスケス・ロックス公園はその後サンタモニカで買った地図の一つ(ロス郊外の観光スポットを紹介したもの)に写真付きで解説されており、それにはStarTrek他いろいろな映画やTVショーでロケに使われていると書かれていた。なんだかうれしくなった。(^^)
機は一路日本へ。(右の写真は、機内から撮った富士山。)関空に着くと、すでに大晦日。今年もあと数時間で終わり。一年の最期に楽しい思い出ができた。

またいつかロスに行きたいと思う今日この頃・・・。




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