ハタックの
おバカでスタートレックなロスの旅

第4日(2001年12月29日)続き

ブロンソン峡谷を後にする。
時間があれば、バード・サンクチュアリにも行きたいと思っていたが、時刻はすでに11時。諦めてハリウッド通りへ。
一昨日見つからなかったレナード・ニモイ氏(スポック)の星型プレートを探すことにする。マップによると、ジョージ・タケイ氏(スールー)のプレートの近くらしい。タクシーを路肩に止め探すと、すぐに見つかった。(右の写真)
なんと交差点の角にあった。どうして前回ロスに来た時にも一昨日探した時にも見つけられなかったのだろうと不思議に思えるくらい分かりやすい場所である。
ともかくこれですべてのST関係者の星型プレートを見つけることができた。私は、大満足でハリウッド通りを後にした。

昨日休園で入れなかったティルマン下水処理プラントに向かう。
入口でガードマンに止められる。運転手さんが話をすると、ガードマンが言うには、今日は雨のため休園だということだ。
園の歩道に足跡が付くからということだろうか。それにしても、ロスはだいたい雨の少ない所。今回もここに来てから今一つ晴れなかったものの昨日まで降っていなかったのに・・・。なんともタイミングが悪いというか、不運というか・・・。
運転手さんが「彼は日本から来た」「明日には日本に帰らなければならない」とガードマンに話をしてくれる。しかし、ガードマンは頑として入らせてくれない。彼としても規則を曲げるわけにもいかないだろうし、ここは諦めるしかないだろう。

とはいえ、ここまで来て諦めきれるものでもなく、隣の公園にタクシーを止めてもらう。プラントと公園の間には高さ2メートル余の壁があり、その壁越しにプラントの建物の上部が見えている。(右の写真)
中に入れないでも、何とか外から中を見ることだけでもできないか。
辺りを見回すと、公園の木の下にゴミ入れ用としてドラム缶が置かれていた。中のゴミが入ったビニール袋を取り出し、缶を横に倒し、壁の所までゴロゴロと転がしていく。そして、壁際にひっくり返して立てかけるとちょうど良い台になった。その上に上がり、中を覗き込む。
そして、撮った写真が下の4枚です。

上の3枚はプラント内の日本庭園を向かって左・中・右と撮ったもので、一番下の写真はちょっと位置を移動して、プラントの建物を大きく撮ったものです。








これだけ見ても見事な庭園であることが分かりますし、中に入れなかったことは残念だったものの、外から壁越しにでも自分のこの目で見ることができたのは感動ものでした。(^^)
下の画像は、左と中がVOY第98話「偽造された地球」の艦隊本部のシーン、右がTNG第9話「神からの警告」のルビカン3号星のシーンです。いずれもプラントの建物の一部が映っています。

ティルマン下水処理プラントの日本庭園「水芳園」の開園時間は、月〜木曜と土曜は午後、日曜は午前と午後。金曜と雨天時は休園です。詳しい時間は、同プラントにお問い合わせください。(書かれた紙をもらったんですが、バカなことにタクシーの車内に忘れてしまったんです。)事前に電話で予約が必要です。Tel.(818)756-8166

ハリウッド通りに引き返し、タクシーを降りる。雨にぬれたハリウッド通りの歩道は無茶苦茶滑りやすい。雨の少ないロスのこと、雨のことはあまり考えずに作ったのかもしれない。雨の日に行かれる方は御注意を。
マンズ・チャイニーズ・シアター前のTOSキャストの手型&サインの写真を撮る。(下の写真)

エンターテインメント博物館へ向かう。
博物館に入場すると、まず大画面で映画をいろいろ紹介した5分ほどのビデオを見る。その後係員に付いて、展示物を見てまわる。前回来た時より多少変わっている点もあるが、スタートレックの展示はちゃんと残っている。クワークのメイクがどうのこうのという展示があるとの情報もあったが、見当たらなかった(私の見落としかもしれないが)。また、以前あったニシェル・ニコルズさん(ウフーラ)の展示が今回見当たらなかった(やはり、私の見落としかもしれないが)。一方で、等身大のボーグの像や、エイリアンのマスク(かなりマイナーなものばかり・・・)の展示が新しく加わっていた。売店には、スポックのサイン付ポートレイトやVOYの台本なども売っていたが、とても高額で残念ながら手が出なかった。
下の写真は上左がTOSや映画の衣装,上中がブリッジと機関室のセットの一部(撮影に使われた本物),上右がセットの前方を撮ったものです。また、下左はボーグの像,下中と下右がエイリアンのマスクです。




JTBの無料トロリーバスでサンタモニカへ行こうかと思ったが、乗車時刻までまだ1時間以上もあるので、サンタモニカ通りまで歩き、4番バスでサンタモニカへ向かう。
1時間足らずでサンタモニカに到着。サンタモニカ・ピア(桟橋)に向かう。
サンタモニカ・ピアはVOY第50話「29世紀からの警告(前編)」でジェインウエイらが降り立ったところだ。
ピアの手前に今は遺物となった大砲が置かれた小さな公園があった。(下左の写真)
ここで、ジェインウエイは軌道上のヴォイジャーと連絡をとります。(下右の画像/後方に大砲が見えます)

ここから桟橋を見下ろせます。(下左の写真)
同じ位置を上の画像とは反対側から映した下右の画像でも後方に桟橋が見えます。

桟橋へと続く道を下っていくと、一番手前に見覚えのある建物が・・・。(下左の写真)
ジェインウエイらが初め降り立った背景に映っていた建物ですね。(下中の画像)
もう、うれしくて、うれしくて・・・。(^^)記念に撮影を・・・。(下右の写真)

ちなみに、この建物の中には1922年に作られた木製のメリーゴーラウンドあり、とても立派なものでした。(下の写真)

ジェインウエイらはスロープを下っていきます。(下左の画像)
もっと手前から撮ったのが下右の写真です。

ジェイウエイとチャコティは建物の下の小さな通りを歩いて(下左の画像)、やがて年老いたブラクストンを発見します。
その辺りを撮ったのが下右の写真です。

トゥヴォクとパリスは桟橋の下をくぐって浜辺を歩きながら話しています。(下左の画像)
後方にはピアの観覧車とジェットコースターが見えます。ここでもまた、記念に撮影を・・・。 (^^)(下右の写真)
たまたま近くを通り掛かった白人の男女のグループに撮ってくれるよう頼むと、その後で一緒に写ろうと彼らのカメラで一緒に記念撮影。たまたま会った見ず知らずの日本人と一緒に記念撮影しようなんて、なんて陽気なアメリカ人・・・。

桟橋を歩き回る。観覧車は乗りはしなかったが、見た目にはやたら速く回っている。通常の観覧車の2〜3倍は速いのではないだろうか。あれではとても乗り降りできないだろう。小さいからそう感じるのか。あるいは、乗り降りする時だけゆっくり回るのか・・・。桟橋の先にはレストランと事務所があり、ピアの歴史を写真で解説していた。先端で釣を楽しんでいる人も数名いた。前方には太平洋が広がっており、今日はどんよりと曇っているが、晴れた日はさぞかし眺めがよいことだろう。
下の写真は、桟橋の先から遊園地の方向(上)とサンタモニカの方向(下)を撮ったものです。



ピアを歩き回っているうちにだんだんうす暗くなってくる。陸地に引き返し、サンタモニカ・プレイス(ショッピングセンター)やサード・ストリート・プロムナード(店が並んだ歩行者天国の通り)を歩き回る。書店で「スタートレック・ザ・マガジン」誌(アーチャー表紙)と「スタートレック・コミュニケーター」誌(ホシ・サトー表紙)を買う。他には、特にこれといってST情報は見当たらなかった。

4番バスでダウンタウンに戻る。
オニヅカ通りで写真を撮る。(右の写真)
木々に張り巡らされた電飾とライトアップした市庁舎(左後方)がきれいだ。
食料品を買い込み、回転寿司に寄り、ホテルに戻る。
TVで吉本新喜劇をやっていた。ロスまで来て吉本新喜劇を見ることになろうとは思わなかった。
部屋から家に電話しようとしたら、かけられない。フロントに聞くと保証金をもらっていないからだと言う。初日はかけられたのに。それにJTBの客なのに、保証も何もなかろうと思うが・・・まっ、いいか。
0時からTVで「アンドロメダ」を放送。見ているうちにだんだん眠くなって・・・。


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