ハタックの
おバカでスタートレックなロスとシスコの旅

第5日(2003年1月2日)

6時に目が覚め、身支度を整える。今日はいよいよ帰国する日だ。
7時前ロビーに下り、タクシーを呼んでもらう。まもなくタクシーが到着する。時間までにホテルに戻るよう運転手さんにお願いし、出発する。

まだ薄暗い。まずゴールデン・ゲート・ブリッジ(金門橋)を渡ってもらい、橋のたもとの「艦隊本部建設予定地」に向かう。
橋を渡り終えた時、運転手さんが“Closed”と言う。それで、“Somewhere”に停めてくれと言うと、近くの小高くなった所にタクシーを停めてくれた。そこはまさに私が行きたかった所だった。どうやら運転手さんが“Closed”と言ったのは、この先に何かの施設があって、そこがまだ閉まっているということだったようだ。
サンフランシスコの街の向こうから昇る日の出を撮る(右の写真)。

下左の画像は、TNG第25話「恐るべき陰謀」から。艦隊本部の向こうに橋が見えます。ST4でも同様のシーンが見られます。
下右の画像は、ST4から。本部の建物の窓から橋とサンフランシスコの街が見えます。(窓の手前に立っているのはカートライト長官)


右の画像は「スター・トレック6/未知の世界」から。艦隊本部の建物や背景の山並みが上の画像や実際とは異なりますが、同じ位置を示しているものと思われます。

運転手さんにシャッターを押してもらって記念撮影。(下の写真)


風が強く、冷たい。しかし、東の空が赤く染まり、橋とシスコの街が美しい。この光景を見ただけでもシスコに来た価値がある。

この場所には、昔の要塞の跡のような物がありました。(暗くて見えにくいと思いますが、下左の写真の手前に写っています。)
ここはサンフランシスコ湾の出入口なので、軍事上重要な拠点だったのでしょう。おそらく以前は大砲なども設置されていたのでしょう。
下右の写真は、シスコの街の方を撮ったもの。徐々に夜が明けてきました。


運転手さんがもっと先に行くと眺めがよいと言うので、行ってもらう。

そして撮ったのが、下の写真です。右奥がシスコの街。左の橋近くの丘が、先程私が写真を撮っていた所であり、将来艦隊本部が建設されるはずの所です。


左の画像は、TMP(映画1作目)から。上の写真とほぼ同じ位置になります。
上の画像の艦隊本部とは、多少位置や建物が違っています。
この辺りは、制作がアバウトというか、宇宙艦隊は建て替えるのが好きというか・・・。 (^^;


《以下、10/13追記》





橋を再び渡って、フリーウェイを下りた所がフォートポイント。その昔外敵の侵入を防ぎ、金の無断持ち出しを監視していた砦の跡地だそうだ。
見晴台から、さらに海辺に下りる。すると、ゴールデン・ゲート・ブリッジを見上げる感じになる。なかなかの絶景だ。
ここは、クジラ研究所から橋を渡って戻ったカークとスポックが、橋をバックに話しながら歩いているシーン(右の画像)を撮影した所だ。
タクシーを降り、写真を撮ろうとした時、突然大波がバシャーンと足元へ。不意のことにどうすることもできず、ズボンと靴が濡れてしまった。まあ、タオルでふいたら、なんとかなったけど・・・。

気をとり直して撮ったのが、下左の写真。なかなか良いでしょ。(^^)
カークのバックにも写っている橋のたもとの茶色い建物は、砦の跡で現在は博物館になっており、当時の剣や大砲、制服、写真などが展示されているそうです。ちなみに、左下の角に写っているのが、私が乗ったタクシーです。運転手さんにシャッターを押してもらって記念撮影(下右の写真)。ここをカークとスポックが歩いたと思うと感慨もひとしお。(^^)


ちなみに、このフォートポイントにも将来艦隊の建物が建つようで、それが右の画像(TMP(映画1作目)から)です。カークが乗ったシャトルが到着した建物です。私が記念撮影したのは、ちょうど建物の下辺りです。


フリーウェイに戻り、今度はマリーナ通りへ。多くのヨットが停泊している。
ここは、カークとスポックが歩いているところにジリアンの車が追いついて、二人を乗せた所だ。

下左の写真がそうで、下右の画像がここで撮影されたシーン。画像の奥に写っているゴールデン・ゲート・ブリッジとミニ灯台が写真中央に写っているのが分かりますでしょうか?
ところが、ここに来て気づいたんですが、ここって道じゃないんです。マリーナ通りと海岸の間にはちょっとした広場(というか、芝生が広がっていて)があって、カークとスポックがジリアンの車に乗り込む、まさにこの場所は道ではなく、駐車場でした。よく見るとカークとスポックの足元に駐車用の白線が引かれているのが分かります。
つまり、ジリアンは車を走らせていて2人に追いついたというのではなく、マリーナ通りを車を走らせていて、たまたま海辺を歩く2人を見つけ、わざわざ通りを外れて2人が歩いている駐車場に入ってきて、2人に声をかけたわけです。(^^;


で、ここでも記念撮影。(^^)


下左の写真は同じポイントで街の方向を撮ったもの。下右の画像と同じアングルになります。芝生の向こうの家々が並んでいる辺りがマリーナ通りになります。


そろそろホテルに戻ろうかと思ったら、運転手さんがロンバード・ストリート・カーブに寄るかと尋ねる。何それ?という顔をしていると、手をくねくねさせる。そう、あの有名なくねくね坂のことらしい。(名前は知らなかったけど・・・。)かなり近い所でそう遠回りにもならないらしい。行ってもらうことにする。
で、丘を越えた所がその通りで、坂をタクシーでくねくねと下り、下で写真を撮ったのが右の写真。
今は殺風景だけど、ずっと花壇になっていて紫陽花なんかが植えられていて、花が咲く頃はとってもきれいなようだ。

その後、ついでに昨日日暮れに行って、写真が薄暗くなってしまった、チェコフとウフーラが通行人にアラミーダ基地の場所を尋ねていた交差点に行ってもらい、再度写真を撮る。

ホテルに戻り、部屋から荷物を持って下り、チェックアウト。
9時半、JTBの方が、なぜかグレイラインのバスで迎えに来られる。私の他にも10人ほどの方がいた。
バスは一路、空港へ向かう。その道中、JTBの係員の方がアメリカとイラクのこととか、日本人がいろいろ発明をしたのをアメリカ人が発明したかのように見せているとか、エネルギー問題とか、若い人特に新婚のカップルなんかは興味を持たないであろうことをいろいろ空港までしゃべり続けていた。その話の中で、「サンフランシスコはSF映画でよく宇宙艦隊の司令部になったりする」と言われていた。それを聞いて、スタートレックのことだなと思いニヤリとしたんだけど、バスに乗っている客の中でそのことが分かったのは何人いただろう?私だけかもしれない・・・。(^^;

空港に着く。JTBの方がセキュリティ・チェックの前で「カバンに爪切りとか入れていないでしょうか?没収されることがあります」と言っていた。爪切りを使ってハイジャックするテロリストというのもかわいいなと思った。(^^;
ここでは、荷物を預ける際全く検査がなかった。もちろん後で強いX線で調べはするんだろうが、ロサンゼルスの空港とはえらい違いだ。なぜだろう?
出国手続きが終わり、土産のマカデミアチョコレートを買う。11時20分頃搭乗し、12時半頃飛び立つ。
眼下にはサンフランシスコの街が見渡せた。右側の窓際の席でラッキーであった。
写真を撮る。(下の写真)

右の画像はST4のバード・オブ・プレイから見たサンフランシスコの街だけど、まさにバード・オブ・プレイでシスコにやって来たカークたちの気分・・・。(^^)
下の写真の左の方がゴールデン・ゲート・ブリッジ。右端がダウンタウン。右手前の長方形の緑がゴールデン・ゲート・パークです。カークたちが乗ったバード・オブ・プレイはあそこに下り立ったわけです。


帰りの機内では、ほとんど眠っていた。旅の疲れの所為だろう。行きは機内ではあまり眠れなかったのに・・・。

まあ、いろいろハプニングはあったものの、だいたい行きたい所にはなんとか行けたし・・・。いろいろと発見のある楽しい旅だった。
またいつか行きたいとは思うけど、しばらくは先の話になるだろうな。


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