ハタックの
おバカでスタートレックなロスとシスコの旅

第3日(2002年12月31日)続き




コロンバス通りをさらにしばらく歩くと、グリニッチ通り(ストリート)とメイソン通り(ストリート)との交差点に着く。(左の写真)

写真は北側の角から南方向を撮ったものです。

中央から奥へ延びている上り坂はメイソン通りで、ケーブルカーのパウエル・メイソン線が通っています。ケーブルカーはここで曲がり、右手前方向へコロンバス通りを通ります。

この場所は、ウフーラとチェコフが白バイの警官や通行人に原子力艦があるアラミーダ海軍基地への道を尋ねるシーンが撮影された所です(下の2枚の画像)。
 映画ではここを横切るケーブルカーも映っていました。




レナード・ニモイ著「わたしはスポック」(扶桑社)によると、このシーンは「ビックリカメラ」のスタイルで撮影されたそうで、カメラは遠くから目立たなく撮り、セリフはほとんど即興だったそうです。
 警官は役者ではなく、撮影隊の護衛と交通整理のために来ていたサンフランシスコ警察の本物の警官で、2人の質問に答えていた女性(右側の画像)も役者でもエキストラでもなく、たまたまそこに通りかかった「本物の通行人」だったそうです。






  ここでも記念撮影しました(下の写真)。日が傾いてきており、車がヘッドライトを点けるようになりました。

道を渡り、撮ったのが上右の写真で、左奥に延びているのがコロンバス通り。その向こうにはトランスアメリカ・ピラミッドが見えています。正面に見えている3階建ての建物は1階が茶色、2・3階が淡い水色の壁ですが、上のウフーラとチェコフが女性にアラミーダ基地の場所を聞いている画像の背後に映っている建物です。画像では2・3階が映っており、白っぽく見えますね。
さらに道を渡り、その建物の前から北方向、上の記念写真の私が立っている角の方向を撮ったのが左の写真です。
ウフーラとチェコフが立っていたのは、私が立っていた中央奥の角か、あるいは右の角か・・・。
そうそうウフーラがかけていた公衆電話は見当たりませんでした。おそらく撮影時に用意されたものでしょう。


やはり撮影ポイントであるマリーナ・パークに行こうと30番のバスに乗るが、すっかり暗くなってしまったため、フィルモア通りとの交差点で降り、22番のバスに乗り南下。
サンフランシスコのバスは車内がきれいで、案内のアナウンスやバス停(時刻やメッセージも)の表示もあり、とても分かりやすい。いちいち外を見て通りの名前を確認して位置を確かめる必要もないので、とても良い。ロサンゼルスのバスとは、えらい違いだ。


日本町付近で降車する。日本町のそば屋で「にしんそば」と「カリフォルニアロール」を食べる。広場のイルミネーションがきれいだ。(右の写真)

映画館「カブキ8」へ。(左の写真)

この映画館、見ての通りガラス張りの少し未来的な外観の建物で、こんな映画館でスタートレックが上映されているなんて、なんか良いです。(^^)
上映時刻までしばらく時間があったので、休憩のコーナーで過ごす。
それにしても、ここに限らず、アメリカの映画館ってどうして映画のパンフレットを売っていないんだろう?売っているのは、ポップコーンやコーラや菓子のような物ばかり。日本のようにパンフレットとかサントラCD等の映画グッズを売れば儲かるだろうに・・・。

グッズじゃないけど、ポップコーンの容器にハリ・ポタがデザインされていて、「ネメシス」の絵柄の大きな容器も置いてあったけど、あれもポップコーンを入れるんだろうか・・・と思いながら、ふと見ると、傍らのテーブルの上に空になった「ネメシス」の容器が・・・。中にはポップコーンのかけらが・・・。誰かが食べて、テーブルの上に置いたまま行ってしまったらしい。
これ幸いと、リュックにしまう私でした。 (^^;
日本に持ち帰り、今ゴミ箱として使っています。(右の写真が、その容器です。ポップコーン入れと言うより、ほとんど小さなバケツといった感じです。何人分入っていたんだろう?)
そうそう、売店でコーラのミディアムを注文したけれど、これって日本人の感覚ではラージだよな。アメリカ人って・・・。

「ネメシス」の観客は15人くらい。まあ、皆家に帰ったか、年越しのイベントに行っているのだろう。
初めて見る「ネメシス」。英語のヒアリングは全然駄目だけど、けっこう楽しめた。シンゾンとピカードの会話のシーンはちょっと眠たかったけど・・・。

実は、JTBの運転手さんからサンフランシスコ湾で今夜0時に花火が打ち上げられると聞いていた。それを聞いた時、私は「もしゴールデン・ゲート・ブリッジの辺りで上げてくれれば、まさにVOY最終話の冒頭のシーン(右の画像)じゃないか。これは見ないわけにはいかない」と思ったのだった。
そこで38番バスと47番バスを乗り継いで、フィッシャーマンズワーフへ。

すでに多くの人でにぎわっていた。メリーゴーラウンドのイルミネーションがきれいだ。(左の写真)
桟橋の先端からはアルカトラズ島やゴールデン・ゲート・ブリッジが見えるが、照明が少ないので、すでにかなり暗くなっている。時計を気にしながら、ゴールデン・ゲート・ブリッジの方をずっと見ている。桟橋のすぐ側に野性のカリフォルニアアザラシが群れをなしており、すでに暗くてその姿は見えにくいけれど、クワックワッとうるさい。けっこうな数のようだ。
皆なかなか帰ろうとしない。やはり花火を楽しみにしているのだろう。

0時になる。
突然後方からパンパンと音がする。私と同様にゴールデン・ゲート・ブリッジの方をずっと見ていた人々は音のした方に移動した。もちろん、私も。
 結局、花火はゴールデン・ゲート・ブリッジではなく、ベイ・ブリッジの辺りで打ち上げられたようだ。(右の写真〜すっかりピントがぼけてしまいましたが・・・)
ということで、VOY最終話の再現とはいきませんでした。残念・・・。

花火が終わると、皆一斉に帰っていく。私も47番バスでサター通り(ストリート)まで戻り、通りを歩いてホテルまで戻る。通りには若者がたむろしており、うるさい、うるさい。なんて陽気なアメリカ人・・・。

ところで、年越しの夜ということで、午後8時から元旦4時までバスもケーブルカーも無料になっていた。なんてすてきなサービスだろうと感心した。

部屋に戻ると、テレビの横に「TV Guide」誌が置かれていた。なんてまたサービスが良いのだろう。見たら、明日の午後8時からENTの放送がある。年末年始と言っても、こちらのテレビ番組は普段とあまり変わらないようだ。
眠ったのは、2時を過ぎていただろうか。

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