ハタックの
おバカでスタートレックなロスとシスコの旅
第２日（2002年12月30日）のさらにまた続き
駐車場に戻り、次はヴァスケス・ロックス公園に行ってくれるよう運転手さんに依頼する。しかし、よく知らないらしい。前回の旅でお世話になった運転手さんもよく知らなかったようで、ロスの街からそんなに離れていないにもかかわらず、ヴァスケス・ロックス公園はタクシーの運転手さんたちにもあまり知られていない場所のようだ。（ということで、行かれる方は地図を持参した方がよいようです。とはいえ、ヴァスケス・ロックス公園が載っている地図を手に入れるのはかなり困難なため、右に載せておきます。クリックすると、大きくなります。）
Ｖａｎ Ｎｕｙｓ地区を北上。ハイウェイ５号線に上がり、さらに14号線へ。地図と標識や景色を見比べながら、現在地を確認していく。
やがて、確か前回ここで下りて公園に向かったような記憶のあるポイントに至るが、タクシーはそのまま直進していく。おかしいなと思っていたら、少しして左手遠くにあの傾斜した岩々が見えた。明らかに行き過ぎだ。運転手さんにそのことを告げるが、ここはハイウェイの上、すぐには引き返せない。
しばらく行って、道を外れてＵターンする。そして、東側から公園に近づいていく。運転手さんは道がよく分かっていないようだったが、私は地図で位置を確認しており、どこをどう進めばよいか分かっていたので、道を指示して向かってもらった。
やがて、ヴァスケス・ロックス公園（ロケ地巡り及び前回の旅第３日参照）に到着する。入口を入ってすぐに左折。どんどん奥に進んでもらい、例のトンガリ岩横の駐車スペースまで行く。
すると、そこにはトレーラー等の車が数台停められ、20人ほどの人がいて、ライトもいくつか。車の一台は後部に何かロケット砲弾のような物を積んでおり、どうもＳＦドラマか何かを撮影している雰囲気だった。とはいえ、俳優さんらしき人物は見当たらず、もう撮影が済んでこれから片付けるところなのか、あるいは車だけを撮っているのか、ＴＶドラマや映画ではなくＣＭの撮影なのか・・・。
撮影隊の横を通り過ぎ、駐車スペースの奥の方にタクシーを停める。
まずは、トンガリ岩を写真に撮る。（下の写真）
でもって、トンガリ岩をバックに記念撮影。（下左の写真） 下の地図のＡ
下中の画像は、「ロズウェル 星の恋人たち」第２シーズン最終話（第43話）「裏切り」のワンシーン。左下のマックスたちが立っている位置が、下左の写真の右端の辺りになります。下右の画像は、前回の旅で紹介したとおりＴＯＳ第19話「怪獣ゴーンとの対決」のものですが、カークが立っているポイントは、下左の写真の私の後方の辺りです。
前回の旅ではトンガリ岩の上に上がりませんでしたが、今回は思い切って上がってみました。下から見るとけっこう傾斜がきついように感じますが、実際に上ってみるとそれほどでもありませんでした。それでも、先端の４-５ｍほどはかなり急で靴が片方脱げて下に転がり落ちるし、そこは諦めました。
それでも、かなり先端近くまで上がることができ、見下ろして撮ったのが、下の２枚の写真です。車や人が小さいので、いかに高いかお分かりになると思います。下の写真の遠方の山々の中にみえる筋が、ハイウェイ14号線です。
トンガリ岩から下りる。駐車スペースとは反対側で写真を撮る。（下左の写真） 地図のＢ
下中の画像は、「ロズウェル 星の恋人たち」最終話「卒業」のマックスたちが自分たちの今後の身の振り方について話し合っているシーンです。下左の写真とほぼ同じ位置になります。下右の画像は、前回の旅で紹介したとおりＶＯＹ第21話「ケイゾン戦士誕生」でチャコティとケイゾン人少年が転送で惑星に下り立ったシーンですが、下左の写真と下中の画像は、この少し下の位置になります。
《以下６/22追記》
前回の旅でロケの撮影ポイントはほとんどトンガリ岩の周辺に限られていることが分かりましたし、ゆっくりしていると日が落ちてしまうので、トンガリ岩の回りを時計回りにざっと回って、撮影ポイントを探しました。前回の旅の報告に手描きの地図でだいたいの撮影ポイントを示しましたが、あれで合っていました。
上はトンガリ岩の辺りを駐車スペースとは反対側から（言い換えると、公園の入口の方から）撮ったものです。（２枚の写真をつなぎ合わせています。）右の岩がトンガリ岩です。あの先に私、上がっていたわけです。
下の２枚の画像は、ＴＮＧ第50話「守護神伝説」のものですが、ミンタカ星人に扮したトロイとライカーが上の写真の範囲を左から右へ歩いています。
下左の写真はトンガリ岩の下の辺りで記念撮影したもので、下右の同エピソードの画像（中央はミンタカ星人の娘オジ）とほぼ同じ位置です。下左の写真の真ん中辺りに木魚のような形の岩が小さく写っているのが分かりますでしょうか。（上の横長の写真をクリックして拡大して確認してみてください。）
地図のＣ
その木魚のような形の岩を、中腹まで上って撮ったのが下左の写真です。同エピソードでは、ミンタカ星人に扮したライカーがこの岩の穴に入って、エンタープライズ号に転送されています（下中の画像）。私もライカーのように、岩の穴の中に入ってみました。 （＾＾）
タクシーの運転手さんもここまで上がって写真を撮ってくれました（下右の写真）。ありがたいことです。
しかし、見ての通りけっこう高さがあり、足場も良くなく、こんな所まで負傷した科学者をかついできたライカーは、すごい力持ちだと思いました。 （＾＾；
それに、この岩、見ての通り穴が向こうへ貫通していて、はたしてどうなってできたのやら。ＴＶでこのシーンを見た時は、「こんなに都合のよい穴が岩に開いているわけがない。この岩はきっと作り物に違いない」と思いましたが、本物の岩だったとは・・・。
今回ヴァスケス・ロックス公園で一番の感激でした。（；_；） 地図のＤ
他にも新たにＴＮＧ「守護神伝説」の撮影ポイントが判明したのが、下の２ケ所です。画像は上がオジ、下がその父リコです。オジの背景の岩は見ての通り、トンガリ岩に続いている横の岩でした。
私の写真の左上の隅、トンガリ岩の先端に黒い点が見えると思いますが、実は人が立っています。ああ、恐ろしや・・・。
地図のＥ
地図のＦ
下左の写真は、トンガリ岩の下の辺り（駐車スペース側）。下右の画像は、このポイントで撮影されたＴＯＳ第19話「怪獣ゴーンとの対決」のワンシーンです（中央はカーク）。
地図のＧ
その右の方、車の通り道の反対側を撮ったのが下左の写真で、下右の画像（歩いているのはゴーン船長）は、このポイントで撮影されています。
地図のＨ
ＴＯＳ第32話「宿敵クリンゴンの出現」の撮影ポイントも確認して回りました。
前回の旅の報告でも書いたとおり、同エピソードの撮影ポイントは私が前回の旅の報告で「ガマ口（くち）岩」と呼んだ、カエルの口のような岩の周辺です。（下左の画像のカークの後方の岩。前回の旅で撮った下右の写真の中央やや右の岩。上のＴＮＧ「守護神伝説」でミンタカ星人に扮したトロイとライカーが歩いていた撮影ポイントの、２枚つないだ横長の写真の左の方に写っている岩）
下左の写真は、ガマ口岩の口の下辺りから西側（公園入口の方向）を撮ったもので、下右の画像は、同エピソードでカークとスポックがコミュニケーターの音波を利用してガマ口岩を爆破しようとしているシーンです。両者は、同じ位置です。カークとスポックが寄りかかっていた岩もちゃんとありました。（下左の写真の左下の岩）
地図のＩ
下の３組の写真と画像もＴＯＳ「宿敵クリンゴンの出現」の撮影ポイントとシーンです。
地図のＪ
地図のＫ
地図のＬ
ＴＯＳ第20話「二つの宇宙」もここヴァスケス・ロックス公園で撮影されており、その撮影ポイントも探してみました。
宇宙艇があったポイントは残念ながら発見できませんでしたが、下左の写真は、下右のカークたちがラザラスを追っているシーンの画像とほぼ同じ位置で撮ったものです。ガマ口岩の東の方になります。両者の左奥に見えるのがトンガリ岩です。
地図のＭ
下左の画像はＶＯＹ第21話「ケイゾン戦士誕生」のもので、下中の写真は前回の旅の際この撮影ポイントで撮った写真です。
今回旅の後で気がついたんですが、下右のカークたちから逃げるラザラスを撮ったシーンも、これらと同じ位置ですね。地図のＮ
もっと撮影ポイントを探して回りたかったのですが、日がかなり傾いてきて、薄暗くなってきており、あとは諦めざるを得ませんでした。
右の画像は、ＥＮＴ第５話「予期せぬ侵入者」のホログラム映像のシーンですが、後方の岩からしてまさにヴァスケス・ロックス公園で撮影されたもの（おそらくはスタジオ撮影した人物との合成）だと思いますが、残念ながらこの撮影ポイントは発見できませんでした。
下にトンガリ岩周辺の地図を載せておきます。右が北、上が公園入口の方向です。地図中のＡ〜Ｎは、上記解説中の写真の記号（赤字）に対応しています。
時計を見ると、午後４時を過ぎており、公園を後にする。ロサンゼルスに戻る途中、西の空が夕焼けで赤く染まり、とてもすばらしく（また、少し不気味に）なっていて、思わずタクシーの車内から写真を撮る。（右の写真）
お金が足りなくなってきたため、ホテルに向かってもらう。
途中からだんだん眠くなり、目が覚めると、ホテルに着いていた。タクシーに待ってもらい、部屋にトラベラーズチェックを取りに戻り、フロントで現金化し、タクシー代を払う。その後ユニバーサル・スタジオへとも思ったが、すっかり暗くなったし、もう６時になるし、かなり歩き回って体も疲れているので、止めにした。
ホテル周辺を回って食料などを買い込み、リトル東京で「ベントー」なるものを食べる。まあ、定食といったようなものだが、その味付けが珍妙で面白い。
「ＴＶガイド」誌が、今だ見つからない。ＵＰＮ系のチャンネルをつけているが、今だスタートレックを見れず、番組の宣伝も「ネメシス」のＣＭもまだ見ていない。
しかし、こうして再びロサンゼルスに来ているなんて（しかも、前回の旅から１年しか経っていないのに）、なんか夢みたいだ。
テレビでは「ドリュー・ケリーＤＥショー」や「ハロー！スーザン」を放送している。ＣＳのスーパーチャンネルで放送しているやつだ。「コナン・オブライエン・ショー」とか「ジェイ・レノ・ショー」とかも放送している。他にもよく似た番組をいくつか放送していて、どうしてアメリカって、スタジオに有名人をゲストで呼ぶトーク番組（しかもバンド演奏付き）を深夜によくやっているのだろう？このスタイルの番組がアメリカ人のお気に入りなのだろうか？
夜中３時からＶＯＹ第82話「夢を呼ぶ夢」“Waking Moments”を放送していた。異星人の仕業で、クルーが悪夢にうなされる話だ。見ていると、だんだん眠くなって・・・。
第３日へ
「はじめに」に戻る
「ＨＯＭＥ」へ