スタートレックの心にジ〜ンとくる会話

ここでは、心の琴線に触れる会話を採り上げました。涙もろい方はハンカチを御用意ください。(^^;
なお、ストーリーの核心に関わる会話もありますので、かなりネタばれになっています。ご注意ください。


デイタの娘ラルが機能異常を起こす。デイタは彼女の故障を直そうとするが、努力の甲斐なくラルの死を防ぐことはできなかった。死にゆくラルとデイタとの別れの会話。
デイタ「ラル、システムの欠陥を直せなかった
ラル「わかってる」
デイタ「お別れの時だよ」
ラル「感じてる」
デイタ「何を感じる?」
ラル「パパを愛してる」
デイタ「パパにもわかればいいのに」
ラル「パパの分も感じているわ。命をくれて、ありがとう」
●TNG#62「アンドロイドのめざめ」より。


重傷を負ったバライルの左脳を人工脳と代え、カーデシアとの和平交渉は成功したが、彼の右脳もやられてしまった。もう手術できないと言うベシアに対して、
キラ「ジュリアン、お願い。あきらめないで。バライルを助けてちょうだい」
ベシア「ネリス、残りの脳を摘出し、人工脳に置き換えれば、見かけはバライルで、バライルの声で話すとしても、彼はもうバライルじゃない。命のきらめきは失われ、死んだも同じになる。僕にはそんなことはできない」
キラ「でも、何もしなければ死ぬのよ」
ベシア「そうだ。彼は死ぬ。だが、機械としてではなく、人間としてだ、たぶん。ここで君と争いたくない。逝かせてやろう」
●DS9#59「バライルの死」より。


惑星テルパンの不治の病の治療法を研究していたベシアは、自分の不注意のため、患者を死なせてしまう。
ベシア「トレヴィアンの言う通り、治療法なんてないんだ。ドミニオンにぬかりはない。なのに1週間で治療法を見つけられると思っていただなんて・・・」
ダックス「確かにごう慢だったかもしれないわね。でも、あなたが見つけられないといって、治療法がないと言い切る方がもっとごう慢なんじゃない?」
●DS9#95「星に死の満つる時」より。


重力がほとんどないエレージア星で生まれ育ったパズラーは、普通の重力に耐えられず、車椅子が必要だった。
パズラー「私は自分の足で歩けるなら、何を失ってもいいと思ってた。でも、もしそうなったら、私はもうエレージア人じゃなくなるわ。自分じゃなくなるのよ。それに今は、昔みたいに何もかも自分でやらなきゃって気負わなくなったの。他人(ひと)に頼るのもいいものよね。そう思えるようになったのは、あなたのおかげよ、ジュリアン。誰だって一人じゃ生きていけないのよね」
ベシア「その通りだ」
●DS9#28「エレージア星人、メローラ・パズラー少尉」より。


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