機智に富んだ粋な言葉(うまいこと言うなあ)


「初恋は甘い想い出…ですね」(ラリス)
“First love is always the sweetest, isn't it?”
●PICシーズン3#1「ネクスト・ジェネレーション」より。
D型エンタープライズの絵を見ているピカードに。それに対し、ピカード「エンタープライズは最初じゃない。でも、想い出はひとしおだ」。


「この船がキノコのハイウェイで宇宙を飛び回れると君らが言うなら、それを信じるだけだ」(パイク)
If you're telling me that this ship can skip across the universe on a highway made of mushrooms, I kinda have to go on faith.
●DSCシーズン2#2「ニュー・エデン」より。
パイク船長が胞子ドライブを初体験するに当たって、サルーが「何か疑問点や心配な点はありますか?」と尋ねたのに対して。


「ですが、クリンゴンの骨をつなぎ合わせて作った男と死から蘇った船医の交流に関するガイドラインは、宇宙艦隊のマニュアルには載っていませんので」(サルー)
The Starfleet manual offers no regulatory guidelines for interactions between humans with Klingons grafted to their bones and a ship's doctor returned from the dead.
●DSCシーズン2#8「記憶の痛み」より。
タイラーとカルバーの喧嘩を止めなかったサルーに、パイクが「(二人のわだかまりを)喧嘩で解決させるとは異例だな」と言ったのに対して。


「私は必要なことをする前に弁護士に助言を仰ぐというような習慣を持ってはいない」(ピカード)
I'm not in the habit of consulting lawyers before I do what needs to be done.
●PIC#3「終わりの始まり」より。
リオス船長に「法を犯してる?あるいは、その予定?」と聞かれて「それは、わからん」と答え、続いて上記の発言。


「逃走車両が故障してて、銀行強盗は無理だ」(マッコイ)
●映画「スター・トレック イントゥ・ダークネス」より。エンタープライズ号が故障しているのにもかかわらず、ハリソンを捕えるためクリンゴンの星クロノスへ行くというカークに。


「しかたない、ノックするか」(ピカード)
●映画「ファースト・コンタクト」より。 エンタープライズに進入したボーグの企てを阻止するため機関部へ向かうピカード達。機関部のドアを開けようとしてデータが非常開閉レバーを引くと、レバーがちぎれてしまった。それを見て、ピカードが上記のように言う。


「いすの具合でも悪いんですか?」(スコット)
●映画「ジェネレーションズ」より。 エンタープライズBのブリッジに、輸送船ラクールより救難信号が届く。新米艦長のハリマンがその対処に苦慮しているのを見て、カークは椅子から腰を浮かせ、そわそわしている。居ても立ってもいられぬ様子だ。その様子を見てスコットが上記の発言。


「天才エイリアンが何もかも解決してくれた。艦隊からのメッセージは希望通りのものだった。新しい宇宙船は目の前に用意され、他に望みようがない。ベッドさえ用意されてる。ないのは、枕元のチョコレートくらい」(ジェインウェイ)
●VOY#94「裏切られたメッセ-ジ」より。ヴォイジャーはUSSドーントレスに遭遇し、その船を使って一気に地球に帰還できる望みが出てきた。しかし、あまりに事が順調に進みすぎるため、ジェインウェイは一抹の不安を感じて、トゥヴォクに上記のように言う。


「悪かったよ。人間が小さくて」(ベシア)
●DS9#138「ルビコンの奇跡」より。ルビコン号のオブライエンとベシアとダックスは亜空間圧縮現象により体が数センチに縮小された。デファイアントの排気口から侵入している時、「このパイプ汚れてるぞ。掃除したことないのか?」と言うベシアにダックスが「これ以上チーフをいじめないの」と言うと、上記の返答。


「食べたこともない料理を注文されたシェフの気分です」(タッカー)
●ENT#26「暗黒からの衝撃波」より。アーチャーから未来の高度な技術を教えられ、それに従ってビーコンを製作することになって。


「誰もまだ旗を立てていないようです」(リード)
●ENT#4「風が呼んだエイリアン」より。新しく発見した惑星にマーカーブイやビーコンや人工衛星などの異星人が訪れた形跡がないことを確認した後、上記の言葉。


「ノックされ、誰もがドアを開けるわけではありません」(トゥポル)
“Not everyone chooses to answer a knock at the door.”
●ENT#3「死のファースト・コンタクト」より。遭遇した宇宙船に呼びかけても応答がないことに対して。


「散らかってて、すみません。ルームメイトがカオス理論を専攻している影響で・・・」(ダニエルス)
●ENT#11「時を見つめる男」より。アーチャー艦長を自分の船室に招いて。


「この船じゃ昇進できないってのは、嘘だな」(チャコティ)
●VOY#66「消えてゆくクルー達」より。ヴォイジャーのクルーが次々に消えていなくなった。ついには保安部員も足りなくなり、女性少尉が保安部長になった。


「艦長として忘れちゃいけないことは3つあるの。シャツはズボンの中。船が命。そして、クルーをけっして見捨てないことよ」(ジェインウェイ)
“There are three things to remember about being a starship captain: keep your shirt tucked in, go down with the ship... and never abandon a member of your crew.”
●VOY#110「ボーグ暗黒フロンティア計画(後編)」より。ボーグに捕えられたセブンの身を案じ、ジェインウェイに「(セブンの救出を)諦めたりしませんよね?」と尋ねるナオミに対して。最初の項目が良いですね。


「宇宙艦隊のユニフォームを着て来ても、誰も怪しまなかったでしょうね」(トゥヴォク)
●VOY#50「29世紀からの警告(前編)」より。1996年の地球に降り立ったジェインウェイたち。怪しまれないように当時の服装を着たつもりだったが、降り立った辺りには、カラフルで奇抜な服を着た若者がたくさんいた。


「ずいぶん簡単に言うな。死んだ患者を生き返らせて、2週間で歩けるようにできる医者は、そうはいないぞ」(シスコ)
●DS9#59「バライルの死」より。事故で死んだバライルを蘇生させ、「2週間で立って歩けるようになるでしょう」と報告するベシアに対して。そうはいないぞって、ベシアだけじゃないの? (^^)


「もう1つステーションを作ったら?」(ダックス)
●DS9#102「伝説の時空へ」より。DS9のプロムナードにあふれかえるトリブルを見て「良い解決法があったら教えてくれ」と言うシスコに。


「難なく撃破された宇宙船の乗組員としては、君は少し元気すぎる」(カーク)
●TOS#51「エコス・ナチスの恐怖」より。惑星エコスに降り立ったカークとスポック。そこはナチス・ドイツにそっくりの世界となっており、街頭のテレビでは「我が強力なミサイルがゼオンの宇宙船(エンタープライズ号のこと)を難なく撃破しました」とウソの放送をしていた。それを見て、カークがスポックに上記の一言。


「お客様のお望みは、メニューには載っていない?」(ホログラムのウエイター、エドゥアルド)
●TNG#22「PARIS〜時のはざまに」より。22年前のパリの野外カフェをホロデッキに再現したピカード。「ワインですか?それとチーズも−」とウエイターに問われ、「今はけっこうだ。景色を見ていたい」と答える。それに対して、ウエイターが上記の発言。ピカードの気持ちを察した思いやりのある言葉である。


「宇宙から官僚主義が消える日はない」(マッコイ)・・・字幕
●映画「ST4:故郷への長い道」より。それに続けて「(自分たちが今度乗る船は)貨物船だ」と言っているので、たとえ地球を危機から救ったとはいえ、罪を問われた自分たちがたいした船に乗させてもらえるわけがないと言いたいのだろう。


「スリルは突然襲うものよ」(ウフーラ)・・・字幕
●映画「ST3:ミスター・スポックを探せ!」より。旧市街転送室のウフーラと大尉。退屈でスリルが欲しいと言う大尉に、ウフーラが上記の一言。そこへ、エンタープライズを乗っ取ろうとするカークらが入ってくる。


「(エンタープライズの出航準備は)順調です。予定通り出航できます。動かなきゃ、手で押します」(デッカー)・・・字幕
●映画「ST:ザ・モーション・ピクチャー」より。


「私は年配の女性が好きだ」(ピカード)・・・字幕
●映画「スタートレック/叛乱」より。300年以上生きているアニージに対する、ピカードの口説き文句。


「歩いてしゃべる機械を見たのは初めてだろう」(ピカード)・・・字幕
●映画「スタートレック/叛乱」より。バクー族の少年アーティムが、テクノロジーの塊であるデイタを怖がることに対して。


「大きな風景を変えるのは、1本の花からだ」(スポック)
One can begin to reshape the landscape with a single flower.
●TNG#110「潜入!ロミュラン帝国(後編)」より。スポックが進めるバルカンとロミュランの再統一の運動を評し、ピカードが「この運動が、ロミュランの政治体制という大きな風景を変えられるかどうか疑問ですね」と言ったのに対して。


「バラに刺(とげ)は、つきものなんだ」(カーク)
●TOS#61「美と真実」より。別れるミランダにカークが一輪のバラを贈る。「これにも刺があるのね」と言うミランダにカークが上記の一言。暗にミランダのことを言っているのかもしれない。


「記憶回線を作ろうと、全力を傾倒しているところなんですがね。しかも、石の斧と熊の毛皮を使ってね」(スポック)
●TOS#23「危険な過去への旅」より。トリコーダーから情報をとり出す装置を作るスポックだが、過去の世界では満足な道具や材料が得られず、なかなか思うようにいかない。製作中の装置をエディス・キーラーに見られ、それは何かと尋ねられて。


「アリス、不思議の国へようこそ」(カーク)・・・字幕
●映画「ST4:故郷への長い道」より。クジラがいなくなったことをカークに知らせに公園にやってきたジリアンは、転送でバード・オブ・プレイ内に収容された。驚く彼女にカークが上記の一言。


「1人の必要が、多数の必要に勝ったからだ」(カーク)・・・字幕
●映画「ST3:ミスター・スポックを探せ」より。命がけでスポックを救出したカークらに、意識をとりもどしたスポックが、救出の理由を問うたのに対して。


「(真実は)教えなくたって、わかるはずですよ。細かい事実をつなぎあわせればいいんです。テーブルの上にこぼれているパンくずを集めるみたいにね」(ガラック)
●DS9#26「戦慄のカーデシア星人」より。謎の多いガラックに真実を問いただすベシアに対して。


「今日で君も満2歳だな。でも、そんな年には見えないよ」(ニーリックス)
●VOY#19「空間変動波」より。ケスの誕生日パーティーにて。


「一つ覚悟しておけ。おまえも今に髪の生え際が移動する」(ピカード)
●TNG#172「怨讐の彼方に」より。突然現れた自分の息子らしい青年に。


「その襟に四つ星が付いてみろ。植物学者になればよかったと思うぞ」(シスコ)
●DS9#90「裁かれるウォーフ」より。自分の指揮官としての責任をひしひしと感じ「この赤い制服を着ていると、人生複雑になりますね」とウォーフが言ったのに対して、シスコが上記のように答える。「襟に四つ星が付く」とは、もちろん大佐になること。


「大きなパズルを拾ったようだな」(ピカード)
●TNG#36「ホテル・ロイヤルの謎」より。ある惑星の軌道上に浮かぶ、約1m四方の破片をエンタープライズに収容したところ、それには「NASA」の文字と星条旗が描かれていた。


「第39デッキにいる少尉2人だけには、まだ話していませんが」(ライカー)
●TNG#65「大いなるホリデイ」より。貿易会議の調停役で疲れきったピカードに、クルーたちがあの手この手で休暇をとらせようとする。休暇をとるのを嫌がるピカードは、ライカーに「もしやクルー全員がグルになって、私に休暇をとらせようと企んでいるのか?」と尋ねる。その答が上記の発言。この一言で、ピカードは休暇をとることをしぶしぶ承知する。


「完成図のないジグソー・パズルを組み合わせるわけですね」(ラ・フォージ)・・・字幕
●TNG#109「潜入!ロミュラン帝国(前編)」より。撃墜されたフェレンギ船から見つかった、ヴァルカンの機械部品の破片を目の前にして。


「チェコフ・・・パベル・・・階級・・・提督」(チェコフ)・・・字幕
●映画「ST4:故郷への長い道」より。マッコイの治療により、意識をとりもどしたチェコフ。心配するカークに「何か言え」「名と階級は?」と言われて。


「何もかもな。中でも特に、私の有能な元副長がしでかした無謀な作戦はよく覚えている」(ピカード)
●TNG#73「浮遊機械都市ボーグ(後編)」より。ボーグが自滅し、人間にもどったピカード。ライカーに「すべて覚えていますか?」と尋ねられて。


「経験から言って、重大な問題で悩んでる女性をなぐさめるのに、笑顔と甘い言葉なら2時間、花束ならまあ1週間、植物園なら、そう2ケ月はもつだろう。でも、結局は、元の問題を解決しないと・・・」(ベシア)
●DS9#49「クワークの結婚」より。落ち込んでいるケイコを励まそうと、植物園を作るプランを練るオブライエンに上記の助言。



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