礼拝説教 遠藤 潔 牧師


【2021年5月23日、蓮沼キリスト教会 主日礼拝(聖霊降臨日)】
             「聖霊よ、来てください」   使徒の働き 2:1~11


本日は聖霊降臨日。心を一つにし、ともに祈りたい。「来てください。造り主なる聖霊よ」と。

過越の祭りから50日後の七週の祭り・五旬節(ペンテコステ)の日に、「神の右(天)に上げられたイエスが、約束された聖霊を御父から受けて、・・・聖霊をお注ぎになった」(33)。
この聖霊降臨の出来事は、連綿と続く神の民の共同体である教会が新しい段階に入った決定的な時であった。聖霊が来られ、今やイエスは聖霊においてどこにでもともにおられ、世界の果てまで、人の心の内奥まで豊かに働いてくださるのである。

2~4節から聖霊を3つのイメージで理解することができる。
聖霊は「激しい風」。罪の中、古い考えの中にまどろんでいる私たちを新しく目覚めさせ、新しく事を起こす力を与えてくれる。
聖霊は「炎」。私たちの心を愛と情熱で燃やし、持続的に事を進めるエネルギーを与えてくれる。
聖霊は分かれた「舌」。「新しいことば」を生み出す。バベルの塔の事件では、人々は神に逆らって団結しようとしたゆえに、ことばが混乱され、散らされて行った(創世11:1~9)。その逆に、このペンテコステの聖霊降臨においては、人々はことばの壁を越え、キリストにあって一つの共同体(聖なる公同の教会)に集められていく。
聖霊は「神の大きなみわざ」(キリストの福音)を相手に届くように語らせてくださる。イエスの十字架と復活と昇天の事実とそれらイエスの御業のゆえに信じる者に与えられる大いなる救いの祝福(罪の赦し、永遠のいのち、神の子どもとされること、日々に聖化されること、神との交わり、聖徒の交わり、平安と守り、霊的成長、終わりの日の身体のよみがえりと栄光化・・・)を私たちが心を込めて、相手に届くことばで語るようにさせてくださる。

ペンテコステの日、聖霊は祈り続ける弟子たちの群れ(1:14、2:1)に降り、一人ひとりにとどまった。聖霊は教会に降り、教会の一人ひとりにとどまった。聖霊は教会への賜物であり、それゆえに、教会の一人ひとりへの賜物でもある。聖霊はだれか特定の個人の独占物ではない。
それゆえ、私たちは教会として、心を一つにして聖霊を祈り求めよう。「来てください。造り主なる聖霊よ。教会に、一人ひとりに臨み、満ち、働いてください」と。

天の父なる神の私たちへの最大のプレゼントは、第一に御子イエス様(ヨハネ3:16)、もう一つは聖霊。御子をくださるほどに愛してくださった「天の父はご自分に求める者たちに聖霊をくださいます」(ルカ11:13)。