礼拝説教 遠藤 潔 牧師


【2020年5月31日、蓮沼キリスト教会 主日礼拝(聖霊降臨日)】
                   「聖霊降臨の約束」 使徒の働き 1:3~14
 
本日はペンテコステ、聖霊降臨日。聖霊はイエスと並んで神からの最高のプレゼント。

Ⅰ 主イエスは聖霊により、弱い者たちを通して、神の国を進展させ、完成する(1:3~5)
復活の主イエスは弟子(使徒)たちに「神の国のことを」語った(3)。主イェスは、ご自身を裏切り失敗した弟子たちを再び立たせ、教え強め、新たにし、彼らを通して、ご自身が「行い始め」「教え始められた」働き(1)、神の国の進展のわざを継続しようとなさった。そのために、主イエスの霊である聖霊をお遣わしになる約束(聖霊のバプテスマの約束)をされた(4~5)。
主イェスは今も、弱い私たちを通して、神の国を進展させ、完成しようとしておられる。主イェスのこのような情熱を思い、主とまっすぐに向き合い、我が身を主にゆだねたい。

Ⅱ 私たちは生けるキリストの証人(1:6~8)
「あなたがたは、わたしの証人となる」(8)。生けるキリストの証人、それは、第一に、「地の果てまで」(8)の証人。また、主イェスが再び来られる「世の終わりまで」(11、マタイ28:20)続けられる壮大な働き。
第二に、「知っていることを語る人」。現代の私たちの場合は、主イェスの目撃証人たちの証言である新約聖書と自分の体験をもとにして語る。
第三に、命賭けで主イェスを語り、証しする者。「命とは時間」(日野原重明)。相手のために時間をささげ、忍耐強く、主イェスのことを語り続けるのである。
第四に、 「わたしの証人」(8)、「主イェスの証人」。主イェスを語る証人であることはもちろんであるが、同時に、「主イェスにある証人」。主イェスの霊によって主イェスを生き、主イエスのことを語らせていただく証人。

Ⅲ 「共に、心を一つにして只管(ひたすら)いのりを務めゐたり」(14、文語訳)(1:9~14)
主イェスの昇天の直後から、弟子たちが「泊っている屋上の部屋で」(13)、10日間にわたる祈り会が持たれた。この祈り会の構成メンバーは、主イェスを裏切った前科ある使徒たち、ガリラヤから主イェスについてきた忠実な婦人たち(ルカ23:49)、以前には主イェスに無理解だった身内の者たち(マルコ3:31)。この3種類の人が「心を一つにして」祈った(マタイ18:19~20)ので、そこに復活の主イェスの臨在が豊かにあり、祈りは確実に聞かれていた。
彼らの中心的な祈りは、「神様、あなたが私たちを主イェスの証人とし、生かし用いてくださいます。主イェスの証人である私たちに、主イェスの聖霊が臨みますように!」。私たちもともにそう祈りたい。

伝えられているところによると、使徒たちの多くはそれぞれの「地の果て」に出て行って、イエスの証人となった。
では、私たちにとっての「地の果て」とは、どこかか。地理的な果てというより、「自分の限界」までということではないだろうか。神は、主イェスは、主イェスの聖霊は、私たちの「もうだめ」というあきらめ、限界を超えさせ、私たちをさらに証人としてお用いくださる。これがご計画であり、約束なのである。