礼拝説教 遠藤 潔 牧師


【2017年4月16日 説教アウトライン】   「おはよう、喜びなさい」  マタイの福音書 28:1~10

主イエスの復活の記念日に、改めて、うれしい知らせ、福音を確認し、味わい、喜ぼう。

野心ではなく純粋にイエスを愛していた女の弟子たちは、イエスの遺体に香油を塗ってさしあげたいと願い、安息日が明けた日曜日の朝早く、イエスの墓に行った(1)。ところが、御使いがそこにいて、イエスはよみがえられたと彼女たちに告げた(5~6)。女たちはイエスのことば(16:21他)を思い出し、空っぽの墓も確認して、イエスのよみがえりを信じ、「恐ろしくはあったが大喜びで」(8)男の弟子たちに伝えに出て行った。すると復活された主イエスが彼女たちにお会いになり、イエスの方から「おはよう」と朝の挨拶をしてくださった。女たちの一抹の不安は完全にぶっ飛び、喜びの光が彼女たちの全身を包んだ。彼女たちはイエスの前にひれ伏し、御足を抱いて、礼拝した。「イエス様、あなたは生きておられます。私の主、私の神。愛しています」と。
イエスは御使いが女たちに伝言したのと同じことを彼女たちに頼む。「あの恐れて倒れてしまっている男の弟子たちの所に行って、伝えてほしい。わたしは死から復活して、いまも生きていることと。そして、その復活して生きているわたしが、あなたがた男の弟子たちにも会うということを」。女たちは大喜びで、男の弟子たちのもとに出て行った。

聖書が伝えるうれしい知らせ、福音の中心は何か。イエスについての4つの事実である(Ⅰコリント15:1-8)。第一は、イエスが私たちの罪のために十字架で死んでくださったこと。第二は、イエスが本当に死んだので、墓に葬られたこと。第三は、イエスが死に勝利して、三日目に死人の中からよみがえられたこと。イエスはいまも生きておられるということ。第四に、生きておられるイエスが臆病な男の弟子たちにお会いくださったとこと。いろいろの人に、何度も繰り返し、いろいろな所で、お会いくださったこと。なんと素晴らしいことか!
イエスは復活し、40日後に天に昇られ、今、天の王座についておられる。私たちは2000年前の弟子たちのように、復活したイエスを今ここで自分の肉眼で見、顔と顔を合せてお会いすることはできない。それは世の終わりに可能となる(Ⅰヨハネ3:2)。しかし、イエスは天からお遣わしになった聖霊において、私たちの所に来ておられ、私たちとともにおられる。

このイエスが今日も「おはよう」と言ってくださる。ギリシャ語原文の直訳は「喜びなさい」。一日の始まりに、何かを始めるときに、地上における苦労と苦悩を身をもって体験し、それらに勝利し、いまも生きておられる主イエスが、「おはよう、喜びなさい。わたしはあなたといっしょにいて、あなたといっしょに生きていく。あなたを通してわたしが生きる、わたしが事を行う。喜びなさい」と言ってくださるのである。 
今朝もこのイエスの「おはよう、喜びなさい」といううれしい語りかけを、心から受けとめ、イエスを礼拝しよう。そして、気落ちしているキリスト者の所に、また、家族や友人の所に行って、「イエス様はいまも生きておられる。必ずあなたにもお会いくださる」と告げたいのである。主イエスに期待しつつ。
イエスは一人一人に語りかける。「おはよう、喜びなさい。わたしは生きている」と。