Tuesday, September 12, 2006
こんにゃくのきんぴら
きんぴらとは、ごぼうなどを油で炒め唐辛子でぴりりとさせた料理のことです。
このきんぴらには面白い話があります。
昔、源頼光(1021没)の家臣で坂田金時といわれる者がおりました。
この坂田金時はたいそうな豪傑で熊と戦ったとか、まさかりを担いでいたとか言われています。そうです、童話「金太郎」のモデルとなったといわれる人物です。
この坂田金時の息子が坂田金平で父親ゆずりの怪力を持ったとされ江戸時代の浄瑠璃で彼を主人公にきんぴら浄瑠璃がはやりました。金平が大活躍をするお話です。今で言うスーパーマンみたいなものです。
金時は実在したといわれていますが、金平は実在せず浄瑠璃のために作り出された人物といわれています。
しかし、このきんぴら浄瑠璃がたいそうヒットしたため、金平の役者の髪型に似ている細く切ったごぼう料理がきんぴらと呼ばれるようになったようです。他に、強くて精がつくイメージのごぼうと唐辛子の料理がきんぴらと呼ばれるようになったとも言われています。

今回はごぼうはでてきません。強いイメージとはかけ離れたコンニャクを炒めきんぴらにしました。これだけでは味が出ませんので鰹の粉をふりかけています。ついでにマツタケなんか散らしてみましたがこれは贅沢ってものでなくてもかまいません。
 難易度  
 おいしさ 
 3段階評価だよ
レシピ
アイコン 材料
 
  • コンニャク
  • マツタケ(無くて良い)
  • A
    • 醤油
    • ミリン
    • 昆布
    • 鰹粉
  • 唐辛子
350g
30g

大さじ3
大さじ2
大さじ2
4センチ角
大さじ1
大さじ1
小さじ1/2

アイコン 作り方
 
  1. コンニャクはフォークを使い徹底的に穴を開けます。味がしみこむようにするためです。穴を開けたらスプーンで食べやすい大きさにちぎります。
  2. ちぎったコンニャクをお湯でさっと煮て臭みをとりお湯を切ります。
  3. 2を小鍋に入れ、Aで炊いていきます。味がしみこむように弱火で水気がなくなるまで煮つめ水分が無くなったら火を止め室温まで冷まします。こうすると味がしみこみます。
  4. 3を油で炒め唐辛子を加え完成です。昆布は取り出します。


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