ラフテー  
縄の豚の角煮です。
泡盛を使用し黒糖でえもいわれぬこくとうまみを醸しだします。
最近の沖縄は、米軍の影響でアメリカの食料があふれ男性の平均寿命が著しく低下しつつあります。コレステロールやカロリーの多いアメリカの食事の影響を受けたものです。
戦後持ち込まれたスパムミートを使ったゴーヤチャンプルーなどが沖縄料理といわれていますが、沖縄にはもっとおいしい肉があるはずです。
同じ油っこさでも、健全な豚を使用し作られたゴーヤチャンプルーは健康な食事であるはずですし、ラフテーだって油っこくても不健康な料理ではないはずです。不健康な料理ならば昔からこの料理を食べてきた沖縄の方々の平均寿命が高いはずがありません。

ラフテーは皮付きの豚バラ肉を使用します。
写真で一番上の茶色い薄い部分が皮です。皮が付いていなければ作らないほうが良いくらいその違いは大きいです。ねっとりと舌にからみつくゼラチン質は官能的な旨みをたたえます。

私は、料理を作った後、腹をすかした家族のために写真の撮影はできるだけ短時間で済ませてしまいます。
しかし、ラフテーは冷めてもおいしいため(実際は一日おいたほうがさらにおいしい。)家族が食べ残したラフテーで、ゆっくりと写真を撮ることができました。夕方まで待って脂肪層に横から光が差し込む瞬間を待ちました。
輝くラフテーをファインダーに見て、神様に感謝しながらシャッターを押しました。
あめ色に輝く脂肪層に、食欲をそそられない人は少ないはずです。
実際に作ってみてください。時間はかかりますが後悔はしません。本当においしいですから。
難易度  
おいしさ 

 3段階評価だよ
アイコン 材料
 
  • 豚三枚肉
  • 鰹だし              水              昆布             鰹節
  • 泡盛
  • 黒糖
  • 醤油
  • しょうが
1キロ

4カップ
長さ15センチ
40g
2カップ
0.5カップ
0.5カップ
適量

アイコン 作り方
 
  1. コンロに火をつけ、肉の皮の部分を火で焼きます。三枚肉の背中に生えている毛を焼くためです。毛がないようでしたらこれはしなくてよいです。
  2. 鍋に肉をいれ水から加熱します。いきなり沸騰したお湯に入れると肉が丸まってしまう場合があります。
  3. 沸騰したら弱火にし90分くらい煮て脂肪とアクを出します。この時点ではまだ肉を柔らかくなるまで煮ません。火からおろし室温で冷やします。
  4. だしをとります。水から昆布を中火で煮て沸騰する前に昆布は取り出します。沸騰したら鰹節をいれ再び沸騰したら火を止め濾します。昆布は捨てずに細く切り結んでおきます。
  5. 冷えた肉を洗い、8センチくらいの長さに切り分けます。鍋に並べ4のだし汁と泡盛、黒糖を加え加熱します。足りないようなら水を足し肉がかぶるくらいの量にします。沸騰したら後は弱火です。ぐらぐら煮ると肉が崩れてしまいます。
  6. 60分くらい煮たら醤油を加えひたすら煮つめます。途中肉を一回ひっくり返します。このとき肉が崩れないように注意してください。ひっくり返す頃4で取り出しておいた昆布を投入します。昆布が柔らかくなったら取り出しておきます。
  7. 汁がなべ底に1センチくらいの量になったら完成です。肉はとろとろになっているはずです。
  8. 絹さやの塩茹でや、しし唐のす揚げを添えると綺麗です。煮ておいた昆布も最後に盛り付けます。


とろとろで大変柔らかいです。


トップ アイコントップにもどる


直線上に配置